2015年10月31日土曜日

紅葉めぐり

毎年10月の最終週には福島県下郷にある観音沼というところで紅葉撮影をしています。
関東地方との気温の違いからか東北の紅葉は実に美しい。
観音沼は東北道白河ICから約1時間で到着しますし、途中の山も一面の紅葉ですので楽しいドライブを満喫できます。
今年は10月28日に行きました。朝6時に自宅を出ると10時現地到着、日帰りはハードですが美しい眺めですのでさほど疲れません。
残念ながら今年はもう落葉していて晩秋の雰囲気でした。ハデな紅葉が終わった後も渋くてなかなか素敵です。





さていよいよ11月は関東地方の紅葉です。どこに行こうかワクワクしますね。

2015年10月10日土曜日

振込詐欺MAILがきました

通勤途中に交番があります。そこには掲示版がかかっていて管内で発生した交通事故や犯罪の件数が記入されているのですが、多くはほとんど0かたまに1とか2くらいの数字なのですが、唯一連日2ケタの数字が記入されている犯罪があります。なにかというと「振り込め詐欺」。驚きますね。
でも私には関係ない、と思っているのですが先日来ました。それも電話ではなくMAILです。

それは会社時代の知り合いからのMAILでした。

内容は
「今マニラを旅行中なのだけど泥棒にあって現金、カードすべて盗まれた。警察や大使館にいったのだけどらちが明かない。帰国便はすでに出発し、ホテルからは宿泊代XXXドルの支払いを迫られている。助けてくれ。」
という文言が流暢な英文で書かれていた。
発信元は確かに知人のアドレスでしたのであわてました。
返信しようと思ってふと気になったのですが、妙にうまい英文だし、おまけに出だしが[HI、」で始まって私宛てでもなさそう。友人宛だったらこんなにじょうずな英文で送ってくるはずがないし、こりゃ変だ、と気が付きました。
でもほっておけないのでその知人からの過去のMAILを探し出し、電話番号をみつけて電話をしてみました。
案の定知人本人が出て、くだんのMAILはその知人を装った詐欺MAILであることがわかりました。
その日は朝から問い合わせの電話が殺到していたようです。

ではなぜそのような詐欺MAILが流れたのか、ということですが、プロバイダーのAOLからパスワードを入力してくれ、というリクエストMAILがきたので何の疑問ももたず入力したところそのMAILは実はAOLを語った詐欺団からのものだったので彼のMAILが乗っ取られアドレス帳を盗まれた、とのことでした。

マニラの日本大使館のホームページをみるとでていました。すでにかなり前から蔓延している詐欺MAILのようです。
以下大使館のホームページの内容です。

平成24年11月8日
在フィリピン日本国大使館

*本お知らせにつきましては,ご本人はもとより,家族内,組織内で共有されると共に,お知り
合いの方にもお伝えいただけますよう御協力をよろしくお願いいたします。

1 本年夏以降,当地,日本及びアメリカ在住の日本人から大使館に対し,被害には遭っていないものの,実際に存在する個人(多くが知人・友人)のメールアドレス( Yahoo などの Web メール)を用いて本人になりすまし,家族及び知人等に対して(外国)送金を依頼するといった振り込め詐欺と思われる事案につき報告が寄せられています。

2 メールの内容は,概ね,旅行先,その多くがフィリピンで強盗被害に遭い,所持金を盗られてしまい困っていると切り出した上で,帰国旅費,ホテル等の支払いにお金が必要であるとして,(外国)送金サービスや指定した口座に至急振り込みをして欲しいとするものです。

3 実際,フィリピンにおいて,外国人が強盗等の被害に遭遇するケースはありますが,万が一,この種の内容のメールを受信された際には,まず電話などにより,送信者が本人であることを必ず確認するようにしてください。
 また,携帯電話も一緒に盗られてしまったことなどを理由に,相手側が直接電話連絡することを避ける場合も想定されますが,いずれにせよ,メール内容を鵜呑みにせず慎重に対応するようお願いいたします。

なお,疑わしいと思われる事案に遭遇した際には,当館までご連絡ください。

(了)





2015年10月5日月曜日

気温が下がると夕日がきれいに見えます

この夏から始めた夕日撮影シリーズ。気温が高い夏の間は水蒸気が多いせいか夕方には雲が出ることが多くなかなか西の空にきれいな夕日がみられませんでした。
秋になって空気が乾燥し、上空の気温がさがったせいか真っ赤な夕日が見える日が多くなりました。
赤くなるといっても尋常な赤さではありません。地表面はもう薄暗いのに空は一面の赤です。
そうした時に撮影したある日の夕方の写真をごらんください。
赤い空だけでは単調なので地表の畑(秋植えブロッコリーです)を入れてみました。この白いシートは「除草シート」です。シートに赤い空が写りこんでいますね。
正面の三角形は家の屋根ですがちょうど数分前にこのあたりに太陽が沈みました。沈んだ太陽からの光が雲に反射して空一面の赤さになるわけです。
ちょとインパクト強すぎましたか?

2015年9月26日土曜日

神聖なる日の出

朝日を見に行こうと思い、真夜中(午前2時出発)に車を走らせました。
行き先は茨城の大洗海岸。
午前5時に現地到着し、まだ真っ暗の中懐中電灯を頼りに海岸に出ました。
前日まで太平洋沖を台風が移動していたことも計算のうち。相当高い波が押し寄せてくるはず、とみました。
そして5時半の日の出の時刻。
まず空を覆っていた雲が赤く焼け始めます。次に太陽。光芒が空にでてきました。
どんどん明るくなってくるので写真の露出が難しくなり、画面の半分が黒いハーフNDフィルターが大活躍となります。
波の動きをみながらシャッターを押し続けました、
実はこの場所、陸側の丘の上には大きな神社があり、海の中には鳥居がたっているのです。
日の出のドラマはわずか10分ほどで終了でしたがその間なんと鳥居のてっぺんには海鳥がとまっていたのです。まるで神が鳥の姿に身を変えて天から降りてきた(ちょっとオーバーな表現ではありますが)、といった神々しい情景でした。
こういう感動的な光景に巡りあえることも風景写真撮影の楽しみですね。


2015年9月23日水曜日

医療保険の必要性をデータからみると?

寿命の延び(健康への不安)を背景に医療保険に関心が集まっており、TVCMがたくさん流れていて加入を誘っています。
FP仲間と議論しているとリスクに対する備えとしての医療保険についてこの必要性を否定するFPはどこにもいません。
ところが私の意見は皆と異なり「ある程度のまとまったお金があるのであれば医療保険に加入する必要はないのではないか」と主張するもんですからいつも座がしらけます。

さて最近の日経新聞に「医療保険データで検証」という記事が大きく掲載されました。

この中での結論は
「100万円超の自由に使える貯金ができれば保険は卒業してもいい」
「保険が有効なのはめったに起きないが起きると経済的な損害が大きく自力では対応できない場合であり、この場合は発生確率を度外視しても保険は必要」ではあるが、
「医療・がん保険はもらえる給付金は数十万円から100万円程度が多いので、それなら保険料を払い続けるよりも用途が限られない貯蓄で備えるほうが合理的」
というものでした。実にわが意を得たり、です。

データによれば

1.医療保険は入院日数に応じて給付金が支払われるが、入院日数の平均は医療費抑制で5年間で1割短縮している。医療保険の効用は小さくなりつつある。
がん患者の2人に一人は9日未満、心筋梗塞は3日未満で退院している。
2.脳梗塞で30日以上入院する人は45%いるが、入院日数が長期化するのは70歳代後半から。40歳代前半の男性なら入院する確率は0.1%程度に過ぎない。
3.50歳の男性が今後10年でがんにかかる確率は6%。診断給付金100万円のがん保険の保険料総額(安い保険でも)は約21万円もあり、がんにかかれば100万円受け取れるがその確率は6%にしか過ぎない。

何事も冷静に考えてみることが必要ですね。




2015年9月10日木曜日

親の自宅を相続できるためには

330㎡以下の自宅敷地については一定の条件さえ満たせば相続税評価額が80%引きになるので相続が可能となってきます。そのためその条件が適用できるのかどうかがきわめて重要になってきます。

①配偶者が相続する場合←必ず適用できる。ただし戸籍上の配偶者であること。

②同居していた親族が相続する場合→相続税の申告期限まで住み続けかつ保有していれば適用できる。申告期限後は賃貸にしようが売却しようが自由。親と同居していたことが条件になるので嫁いだ娘が親の介護のために一時的に実家に帰ってきたような場合は同居親族にはならない。

③別居親族が相続する場合→①の配偶者や②の同居親族がいない場合に限って別居親族でも適用が可能となる。ただし相続前の3年間、自分または自分の配偶者名義のマイホームに住んでいなかったことが条件

④相続人以外の親族が相続する場合(たとえば孫)→②③の条件を満たす親族であれば必ずしも相続人にとらわれることなく相続は可。

相続人に関する条件は以上ですが、さらに相続の対象となる自宅土地についてそれが相続の対象となりうるのかという条件が加わります。

たとえば親が自宅から老人ホームに移ってそこで亡くなった場合、介護の必要性から老人ホームに移ったのであれば空家になった元の自宅を自宅とみなしてくれますが、それには条件があります。要支援、要介護、または障害支援区分の認定を受けていることが条件となります。
また空家であった元自宅を誰かに貸していたらもう自宅とはみなされません。
ということは親がいなくなった空家は親が存命中はそのままにしておけ、ということになりますね。
こんなところにも空家が減らないわけがありそうですね。

いったん親を子の家に引き取って介護しその後ホームに入所したような場合、空家の親の自宅が残っていても親がいったん居を移したということになるのでそれはもはや自宅とはみなされないようです。要注意ですね。



2015年9月5日土曜日

アメリカで一番売れているという2$ワイン

ロスで生活している娘が一時帰国し、みやげにカルフォルニアワインをもってきました。
飲んみるとバランスとれたけっこういける味。
ウーンさすがカルフォリニアワインだと思ったのですが、調べてびっくり。

アメリカではなんと2$で販売されていることが判明。
TRADERJAWSという全米のスーパーチェーンでのみの販売のようだが、CHARLES SHAWというナパのワイナリーで醸造しており、720mlの1瓶2ドル半という安さ。
先日ソービニオンブラン、そして昨日はピノグリージョというブドウからの白ワインを飲んだのですがワインの味にうるさい私でもこれは合格。

たしかに高級ワインと比べると味の重みやフルーテイな香りには欠けるものの安いワインにありがちな水っぽさ、味の薄さはなく楽しい気持ちで飲めるのがうれしい。

飲み残したボトル内の空気を抜いて保存し、翌日飲んでみましたが翌日でもアルコールも味も十分残っていたのが驚き。

アメリカという国の奥深さを痛感しました。

2015年8月30日日曜日

20分で標高3842mへ

ヨーロッパアルプスの最高峰モンブラン4810mを間近にみることができる展望台がフランスにあります。スイスのジュネーブから車で1時間余でシャモニーの町に到着。そこからロープウエイを乗り継いで20分でもうエギュイミデイという展望台です。展望台の眼の前の山がモンブラン。展望台の標高はなんと3842m、つまり富士山よりも高いところに汗もかかずにいとも簡単にいけてしまう、というのだから驚きです。
難行苦行の末にたどり着く日本の山々に比べ、とヨーロッパ人の山に対する発想はまったく異なっているような気がします。
最初の写真はエギュイミデイの展望台とはるか下に見えるはシャモニーの町です。
なんと展望台からエレベータでさらに上に行けるのです。尖がった山の狭い頂に城塞のような展望台を築き上げ、下界とロープウエイで連絡する、その構想力とそれを実現した土木技術はすごい。

次も展望台から見下ろした風景です。とがった稜線を互いを命綱で結びながら中腰になりながらもそろりそろりと下りていく登山者たちです。相棒が足を滑らしたらもう命はない世界ですが、写真のように続々と下りていくのですからこの勇気もすごい。



2015年8月24日月曜日

スイスにあるモルジュという町が気に入りました

猛暑の日本を脱出してスイスへ行ってきました。
日差しは強いものの湿気がないので快適でした。
これまでスイスには何度か行っていたのですが、今回宿泊したモルジュ(MORGE)という小さな町の美しさ、静けさには感動しました。
場所はレマン湖畔にあり、ジュネーブとローザンヌの中間というかローザンヌから10KMほどジュネーブ寄りにあります。

宿泊したホテルのベランダからモルジュの町がみえました。一日中ぼんやりと眺めていたい風景です。湖畔の遊歩道ではジョギングや犬の散歩をする人たちがひっきりなしでした。

土曜日午前中は目抜き通りで朝市でした。のんびりした雰囲気で人々の服装がハイカラです。
教会前の広場ではお祭りでした。民族衣装を着た人々がダンスを踊っていました。
女優のオードリーヘップバーンが引退後この町に居を構えた、とのことです。私も住みたくなりましたがなにせスイスは物価が高いのでそれは無理だと思いました。
ちなみにごく普通のレストランで食べたどうということのないピザが3000円、サラダが2000円という具合です。

2015年8月2日日曜日

巨大夕焼け雲

猛暑続きですのでさすがに写真撮影に遠出することはあきらめているのですが、夕方6時半には西の空を眺め晴れている(連日晴れてはいます)ときにはカメラ一式を持って近所の小高い丘まで車を飛ばしています。
何を狙っているかといえば夕焼け雲です。
西の空に黒い雨雲がなくて北の空に白い雲が薄くかかっているという条件だと沈む太陽の光を受けて北の空に赤い夕焼け雲が出現しますのでそれを狙うわけです。

といってもなかなかよい条件にめぐり合うことはめったにありません。むなしく帰宅することが多いのですが、この1週間は1日だけよい夕焼け雲に出あうことができました。
わずか5分という短い時間でしたが夢中でシャッターを切りました。

この雲は色合いに変化が出ており、かつ雄大な形でよかったのですが、これに味をしめると次はもっとよい形の雲を撮影したくなりました。
次なる目標は右側が黒くなくかつ大きな丸い楕円形の夕焼け雲の撮影です。


2015年7月30日木曜日

専業主婦のへそくりは誰のもの?

離婚の相談を受けていると必ず話はお金の問題になります。特に専業主婦だった女性にとっては死活問題です。
結婚後夫婦が築き上げた預金とか不動産、掛け金を支払ってきた保険などは夫婦共有の財産として折半となるのが一般的です。
そこで問題となるのが家計のやりくりをしてきた主婦がため込んできた貯金すなわちへそくりはどうなんだろうか?これって妻の努力のたまものなので妻の財産?

答えは貯金の原資となる収入を稼いだ人のものになる、すなわち夫の収入の一部をため込んできたのであればその貯金の名義がだれであろうと夫のものになる、ということです。夫婦であっても夫の稼ぎは「夫のもの」ということです。
この点を誤解している主婦が実に多いのですが、では主婦の内助の功は考慮されないのか、というと離婚時の財産分与や相続時の相続権として財産の半分程度を贈与税や相続税の負担なしにもらえる、ということで考慮されているということでしょう。

「夫のものは私のもの」「私のものは私のもの」という慾の張った奥様が多い今日この頃です。

2015年7月19日日曜日

梅雨空に残照を求めて

この1週間は雨の日を除き毎日夕方になると撮影機材をもって近所の畑通いでした。
ねらっていたのは「残照」。西の空に沈む太陽からの赤い光が空に浮かぶ白い雲を赤く染める現象です。赤くなった雲と地上に咲く満開の花のコラボです。
地上はすっかり光がなくなっているので暗いのですが、空にはまだ明るさが残っているため露出差が大きく1枚の写真の中に空と地上の花とを同時に写しこむのはなかなか難しい世界です。
昨年まで2年間百合の花と夕日をねらったのですが空が赤くならない、とか花の形が完璧でない、とか露出が的確でないとか今いち満足できていません。
昨年秋には柿の木と残照に挑戦してみました。

雲はよかったのですが、柿の実に光がなく大きく引き伸ばすとねぼけた雰囲気でした。
今年の挑戦結果は7月13日から本日までで赤い残照がとれたのはわずか1日のみ。
梅雨があけた本日なんぞは昼間は晴れていたのですが日が沈む時間には黒い雲がでてきて空を覆い写真は撮れず。
昨日にいたってはカメラを構えている西の方向ではなくて東の空に大きな虹が出現。しまった、と思った時はすでに遅し。
雲ひとつない快晴の空の日もあったのでしたが、夕日の光を受ける雲がないとただ明るい空だけになるので残照写真にはなりません。


自然相手の撮影では効率悪いこと限りないのですが、うまくいった時の期待と喜びの大きさや陶酔感があるのでやめられません。
さてそのうまくいった1日だけの写真です。
手前の黄色の花はヒメヒマワリ。空の部分は光を抑えるフィルターを使い、花のところは暗くて露出が不足するのでストロボの光で補いました。
青い空と残照で赤くなった雲がうまく出たと思っています。奥行き感も出ましたし大満足です。



2015年7月10日金曜日

梅雨の長雨にもめげず

ようやく快晴の空になりました。
いつもは空梅雨で雨がふることが少ない6月下旬から7月ですが今年はまさしく梅雨の天気でした。でも雨の中傘をさしながらの被写体探しと写真撮影をやりましたのでその成果をごらんください。
着目したのは町の街路樹。連日の雨の湿気のせいか木の樹皮が緑のカビにおおわれていてその光景がなんともいえずアーテイスチックに見えました。
雨で濡れたため木肌もしっとりしていて妙になまめかしく年老いた生き物のようでしたね。

こちらの木肌にはなにやら絵のようなものが生じていました。ひよこの絵でしょうか?不思議なことに眼とか足までが見えます。
激しい雨のなかカメラが濡れないように守りながらの撮影でしたが住んでいる町のなかにもおもしろい被写体があるものですね。
最後はこれ。なんだかわかりますか。これでも木の肌です。いろいろな色のカビに覆われています。抽象絵画のようですね。

2015年6月28日日曜日

事例から

このままいくとホームレスが一人増える、の事例です。

60代の妻から70代の夫に対する離婚要求。
子供たちはすでに独立、夫婦ふたりは自宅住まい、二人とも年金収入のみ、既に長年にわたっての家庭内別居状態。原因は若い時の夫の専横的態度。娘の結婚を機に妻は夫に対して離婚要求、という形で復讐に出たわけです。
現在二人が住んでいる自宅の所有関係は土地は妻のもの、建物は夫婦で折半となっていました。ほかに二人に財産はありません。(これはこれで問題ではあるのですが)
離婚を要求された夫はもはや妻と争う気力もなく妻がその気なら仕方がない、とあきらめ離婚に応じようとしました。

ここでちょっと待った!です。
この夫、離婚後どこに住むのか?無職の70代の男やもめにはどこも部屋を貸してくれません。
現在住んでいる自宅建物はさほどの財産分与額にはならないので結局夫は無一文の状態で離婚することになるのです。

制度上離婚そのものは両者が合意して届を出せば成立してしまう世界ですが、今それをするとホームレスが一人発生することになるわけです。

県や市に相談し夫の住宅問題の見通しがつくまで離婚を思いとどまるように妻の側を説得した次第です。
個人的には今のまま家庭内別居を続けていってほしい、と思いましたが妻の側は親からもらった土地を夫には渡したくない、夫の介護に関わりたくない、という思惑もあるように見受けました。

妻の側に財産があって夫の側にない場合で家族関係が崩壊しているとこういった事例がよくあるので男性はご注意、ですね。

2015年6月21日日曜日

あじさい屋敷にて

この時期の被写体といえば「あじさいの花」ですね。
町のあちこちに咲いていて格別めずらしい風景ではないのですが、山一面を満開のあじさいで埋め尽くしているという場所が千葉県の茂原にあります。俗に「あじさい屋敷」といわれ農家の人が所有する山と畑をあじさいで埋め尽くし壮観な風景を見せてくれています。
先週の曇天の日、花の状態もよかったのですが右も左もあじさいでかえって写真としてまとめるのには苦労しました。

珍しいあじさいの花があったのでマクロレンズを使用してアップで撮影してみました。
手前にはぼかした別のあじさいの花をいれてみました。
雨上がりの雰囲気を出すために霧吹きで水滴をふりかけてみたのですがあまり効果はなかったですね。

2015年6月15日月曜日

空家の自宅どうする?

最近多い話題ですが、「実家の親がサービス付き高齢者住宅に移ってしまいあとに空家になった自宅が残ってしまった。この空家をどうしたらいいのだろうか?」という相談。

問題は多くの場合 こうした空家を子供たちが相続することになると相続税の支払いが発生してくることです。
今年から相続税の基礎控除額が大幅縮小されたことや、相続する子供たちも既に自宅を所有していることが多いので「小規模宅地等の特例」という節税方法を使うことができないことなどが影響し多額の相続税支払いが必要となるのです。

対策として考えられるのは
1.空家のままほっておくよりも賃貸物件としておけば相続税を軽減することができる。すなわち貸せる立地条件、貸せるような優良物件であれば改装費をかけてでも貸したほうがいい。

2.この場合 かける改装費用と賃貸物件化によって得られる利益の見通しが重要。空家を賃貸物件化する場合、5~6年で回収できる程度の改装費ならリスクは少ない、といわれています。
その空家で可能と思われる賃料水準から賃貸事業にかかるランニングコスト(管理費、水道光熱費、修繕費、公租公課等)を控除した後の利益の5~6倍が投資額の上限となること、というわけです。

3.改装による賃借物件化が困難であれば売却を検討したほうがいい。

空家のまま放置しておくことのマイナス面が問題視されてきている昨今です。空家問題は他人事ではなくなりつつあります。


2015年6月7日日曜日

FP協会のセミナーに出席

土曜日は日本FP協会のセミナーに出席。テーマは高齢化社会への対応。
第Ⅰ部は東大で「老年学」を担当している秋山弘子教授による「長寿社会に生きる」でした。

講演の要旨は

人生の区分がかっては第一期 子供、第二期大人、第三期老人 であったのがこれからの時代は
第一期 子供、第二期 大人、第三期 前期高齢者、 第四期 後期高齢者 となり後期高齢者という新人類が出現する、というもの。

若返る高齢者 10年前の高齢者と今の時代の高齢者は歩行速度でみると 11歳若返っている。
すなわち 今の時代の75歳は昔の64歳に相当する。

かっては定年後は余生であったが今はセカンドライフの時代。高齢者が社会の支え手になっていく必要がある。

PPK(ピンピンコロリ)が理想とされているが、そのような幸せな人生が送れるのは男性の場合1割にすぎない。残りの9割はいつかは障害者(自立できない生活)となる人生。

長寿社会に必要な要件は 自立期間(健康寿命)の延長、弱っても安心で快適な生活環境の整備、そして孤立化しない人とのつながりつくり 

第Ⅱ部長谷工総合研究所の吉村直子氏による「医療介護制度激変時代に求められる高齢者住宅」

内容は
1.三大都市圏で顕著な高齢者増、単身・夫婦のみ世帯
2.2015年度改正される介護保険制度の骨子
3.高齢者住宅の体系と現状

なかでも人気のある特養への入所者を要介護度3以上に限定することや、
一定以上所得者の介護保険自己負担割合の引き上げなどが紹介された。

また都市部の高齢者を地方で引き受けてもうらおうという計画がマスコミで紹介されているがこれはかってのシルバーコロンビア計画の焼き直しのようなものでありうまくいくわけがない、とのことであった。

2つのセミナーともたいへん密度の高いものであった。


2015年6月5日金曜日

さめ肌

小田急線相模大野駅前にあるユニコムプラザの3階で私が所属している写真クラブ「写団薬師」の写真展が開催されています。アクセスがいい場所のためか大勢の人がみにきてくれています。(7日まで開催中)
会員22名が2枚ずつ作品を出品しているのですが、話題となっているのが私の1枚。タイトルが「さめはだ」というもの。

「これはいったい何の写真?」「さめはだって何?」というわけです。
「さめはだ」の本来の意味は

「サメ肌というのは、アトピー性皮膚炎とよく似た肌症状であることが多く、鳥肌のように毛穴が隆起して、肌がザラザラとした感触になり、サメの皮のようであることから、サメ肌と呼ばれるものです。(ネットから抽出)」

この写真は俗に「しぶき氷」といわれるものです。箱根の山の中にある滝つぼで撮影しました。
写真の左奥には滝があって勢いよく水が飛び跳ねています。そのしぶきが岩場に飛び散るのですが、真冬だと零下の風にあおられて岩肌につくと同時に凍るわけです。その氷が徐々に成長したものが写真のようなでこぼこというわけです。
この場所は写真家にも有名な滝ですが、ほとんどのカメラマンは滝の写真ばかりを撮影して帰るのですが私は人が目を向けないこの岩肌だけを撮影してこの日は終わりました。
後から考えると「さめはだ」というタイトルはいささかオーバーだったようですが。

だれが見てもわかる写真ではなく「いったい何?」「どうやって写した?」と疑問を持たせるような写真がいいのだ、と日頃から私は思っています。

2015年5月28日木曜日

梅の実の収穫

5月なのに真夏日、しかも雨が少ない、ということの余波でしょうか、我が家にある1本の梅の木にたわわに実がつきました。
調べてみると例年は6月の10日前後が収穫日でしたが今年は昨日5月27日に収穫をしてみました。
こんな具合でした。なんとバケツ1杯、150粒ほどの収穫です。雨に降られていなかったのでどの実もきれいな状態でした。
さっそく梅酒つくりです。洗った梅の実2KGとブランデー1.8L、氷砂糖0.5KGとを大きな瓶に入れるだけです。
どんな味になるのか楽しみです。もっとも梅の木には肥料をあげてなかったし、あのような大量の実がついたので梅の実そのものがおいしい実になったのかはいささか自信はありませんが。

2015年5月24日日曜日

ピアノそして写真と

先週はピアノの発表会。新現役ネット ピアノクラブというシニアのピアノ愛好者のグループの集まりです。18名のシニアが日曜日の午後グランドピアノで日頃の練習の成果を発表しました。
私が弾いたのはドビッシーのユーモレスク。なんとか立ち往生することなく弾きとおすことができました。3カ月の間ほぼ毎日練習した成果でした。
土曜日は写真クラブの例会。一人2作品を提出しプロの講師に批評をしてもらいます。
私は提出した写真は次の2作品
最初の写真は霧の中赤い梅の花とピンクの桜、新緑の緑の饗宴です。雰囲気といい花の配置のバランス、枝の自由な伸び具合といい個人的には満足していた写真でしたが、入選には入ったものの講師の指摘はぐるっと曲がった梅の枝ぶりが特徴的なのでそこだけをねらって作品にしたほうがいい、というものでした。思いもかけない指摘でした。
 次の作品は墓地。これも入選には入ったのですが、プロにいわせると墓を題材とするのはタブー、とのことでした。これも思ってもみなかったコメントでした。
来週6月1日から7日はこの写真クラブの写真展開催です。小田急線相模大野にあるユニコムプラザの会場で私は2点出展します。
案内用のDMを添付します。



2015年5月16日土曜日

最近の事例から

最近の事例からお金の話。
ご夫婦がマンションを購入する場合、通常は頭金を用意しますよね。(最近は頭金なしでもローンを融資してくれる銀行もあるようですが、購入金額の2割とか3割の頭金を用意し不足する金額を住宅ローンで充当するのが一般的です)
そこでたとえば4000万円の物件を購入するとして頭金を1000万用意しのこり3000万円をローンとしたとしましょう。
頭金1000万は800万円をご主人が、200万円を奥様が自分の預金から提供したとします。
そして住宅ローンが組めて何年か返済していきます。

ところがこのご夫婦の仲が悪化してとうとう離婚の話になり財産分与の話になりました。
結婚後つくりあげた財産は基本的には夫婦で折半となります。
住宅ローンを返済中のマンションも分与(折半)の対象になります。(登記上ご主人の名義となっていてもです)
そうなると必要となるのは①マンションの価値 ②ローン残高 ③頭金の取り扱い です。
①マンションの価値は推定売却価格ですので不動産会社に頼めば評価額を算出してくれます。
②ローン残高はローンを組んだときに銀行が発行してくれたはずです。
実はいちばんやっかいなのは ③頭金 をどうするか、という点なのです。

購入時に出資した 800万と200万 がそのまま返却の対象となるか、というとそうではないのです。
特に ①のマンション価値が購入時より値下がりしている場合に問題となります。
仮に 4000万で購入したマンションの価値が現在半分の2000万となっていたような場合頭金についても現在その価値が半分(目減り)になった、とみなされます。

ですからこのような場合 財産分与額というのは
1.現在価値2000万からローンの残高相当分を銀行に返済し(銀行からの借金は目減りさせずにそのまま、ということです)
2.残りの金額から目減りさせた頭金を夫婦それぞれに返却し
3.最終的な残りの金額を折半する、ということになります。

もちろん1.の段階でマイナスになれば夫婦に分与される財産はなくなり、逆に残ったローンを誰がどのようにして返済していくのか、という問題になってきます。

簡単に離婚している現代の世の中ですが、不動産の取り扱い問題が入ってくると一筋縄ではいかないようです。

2015年5月9日土曜日

今年の桜

今年もいろいろな場所で桜の写真を撮りましたのでご披露しましょう。
この写真どこだかわかりますか?満開の桜並木の手前にあるのは墓地です。写真に題名をつけるとしたら「過密時代」でしょうか?

雪を抱いた北アルプスをバックに凛として佇む一本桜です。夜中の1時に自宅を出発して白馬まで片道4時間かけて桜を撮りにいってきました。
こちらは湖畔の桜。桜のピンクの色が水面に写りこんでいます。水面には強風で散った桜の花びらが漂っていて美しい光景でした。

2015年4月30日木曜日

妻が子供を連れて実家へ別居したらもう最後

離婚話の現場にいて思うこと。

夫婦仲が悪化するとまず妻は別居を考えます。経済力のない妻は通常子供を連れて実家へもどるケースが多いのですが、冷却期間としての別居が多くの場合そのまま離婚にいくことが多いようです。
しばらくすると妻の側から離婚要求がでるのですが、ここで問題となるのは夫です。
多くの場合 夫は離婚までは考えておらずそのうち妻は自分のもとに戻ってくると思っているのです。
かっては「子はかすがい」でしたが今は「夫婦仲が悪いことは子供の教育上よくないこと」と妻は堂々と主張してきます。
実家の親がまだ元気で、経済力もあるならば、娘の出戻りは大歓迎。娘も子育てしてくれる親には大助かり。夫には気を使いたくないのです。実に快適な三世代同居が待っていることになります。

そうした状況を理解できない夫はみじめですね。妻に逃げられたあげく子ともが成人になるまで養育費が要求され子供とは満足に面会もできず(多くて月1回程度が相場)さびしい味気ない毎日が続くことになります。

ですから現代の夫たちはひたすら妻に逃げられないように妻の顔色をうかがいながらの毎日を送っているといっても過言でないようですね。


2015年4月23日木曜日

相続ブームです

今年の1月から相続税の基礎控除額が引き下げられました。相続税の納税対象者が増えることから相続税に関するいろいろなセミナーが盛況となっているようです。
もっとも増えるといっても相続件数全体のなかで数パーセント程度だけなのでまだ一部の人だけが対象となる、といってもいいのですがね。
税理士法人が主催するセミナーでの主な相談としては
 1. 相続税の納税額を知りたい。
 2. 土地の評価額を知りたい。
 3. 生前にできる相続税対策はないのか。
 4. 相続に関する親族間の話し合いがうまくいかない。
 5. 遺言の書き方をしりたい。
などがベストファイブのようです。

こうした質問のうち 1と2は税理士が得意とする分野ですが毎年春に税務署から送付されてくるs固定資産税の通知書をじっくりみればおおよその見当はつきます。4は家庭裁判所への調停申し立て、5は公証人事務所 での遺言作成 となるのですが、一番の問題は 3です。
私はFPとしてこの部分については日頃から情報収集はしているのであわてることはないのですが、多くの人にとっては長い人生でほとんど経験することがない分野なのでいざそのときになるとあわてるものです。

相続対策といっても解決策はそうたくさんあるわけではなく、相続財産の減少(課税評価額を少なくするということ。)と現金化が可能な相続財産を多く持つ、保険で用意する、ということでしょうか?


一番大事なことは関係する人と日頃から相続についての話をしておくことですね。

さて関東地方の桜は終盤戦ですが、先日信州に山桜を見に行ってきました。
遠くにみえる雪の山並みは北アルプスです。ちょとわかりにくいのですが、近くの山の山肌にぽつぽつと白く見えるのが山桜です。ここは「西の吉野」「東の陸郷」といわれる長野県陸郷地区です。
のどかで素敵な場所でした。

2015年4月13日月曜日

霧の中

本日は真冬に逆戻り。冷たい雨が降っていました。
先週の火曜日。同じような寒い雨模様だったのですが、風景写真を撮るカメラマンには絶好の撮影日和となりました。
横浜から1時間ほど丹沢山系の山の中に小さな池があってこうした悪天候の日は霧が発生します。
何はともあれ写真を見てください。
 左はピンクのしだれ桜。右奥にぼんやり見えるのは紅梅です。
静かな山奥の湖畔の情景ですね。
次の写真はつばきの木です。冬の花ですがまだ咲いていました。そうとう霧が濃い様子がわかります。奥の黄色い花は山吹の花です。
白梅もまだまだ元気でした。霧が余分なものを隠してくれるので晴れた日よりも雰囲気や空気感がでます。


2015年4月6日月曜日

リバーダンス

アイルランドで生まれたリバーダンスが来日しています。先日渋谷で公演をみました。
メンバーは上半身は直立姿勢のままで、上下に飛び跳ねます。一糸乱れぬその素早い動きと軽快なタップの音、バックの音楽はアイルランドの民族音楽を奏でるバイオリンと笛の音。
そして真っ赤なコスチュームをまとった一人の踊り手がスペインのフラメンコ風の激しい踊りを繰り広げます。
単調な踊りといえばそうなんですが、迫力満点、抒情に満ちた音楽で飽きさせません。あっというまの2時間でした。
普段ダンスの舞台を見ることはなかったのですが、その臨場感には引きずり込まれますね。
世界各国でも話題になっていて、
http://www.hipjpn.co.jp/live/riverdanceに解説が出ています。




2015年3月28日土曜日

近所の畑の花桃と桜が満開になりました

毎年この時期には花桃が満開になり突如として桃源郷が出現します。連日大勢の見物客でにぎわうのですが、かくいう私も連日の日参です。撮影できる場所が限られるため毎年同じような写真になってしまうのですが、美しい風景を見ることができるのはうれしいですね。
今年の写真をアップします。
赤いのが花桃、前後の桜は花が小さい豆桜です。
 今年挑戦したのは夕日の写真。日が落ちて暗くなった桃の木とまだ明るい空の露出差が大きくてなかなかうまく撮れません。しかしこの日は夕日の光芒が撮れ、雲にも色がついて立体的な写真に仕上がりました。
連日撮影してようやくものになった1枚です。

本日は写真クラブ(「写団薬師」といいます)の例会がありました。
3月12日のこのブログ(最近の写真から)に掲載した梅と月の写真を提出しました。
撮影した本人としては満月の月と満開の梅、というめったにないチャンスでかつ難しい露出にもかかわらずよくぞ作品にできたと思っていたのですが、前川彰一プロは酷評。「空の色が不自然。フィルターの使い方に研究が必要。失敗作である。」
そう指摘されてみればまったくその通り、単なる自己満足に過ぎない作品でしたね。おかげで一皮むけたような気になりました。

2015年3月21日土曜日

いよいよ春です

「おかめ桜」ご存じですか。早咲きの桜としては河津桜が有名ですが、おかめ桜は寒桜と豆桜からできた小さな花の桜で、3月に咲きます。
小田原の近くの山の中にピンクの「おかめ桜」が咲いていました。
次は山梨県の公園に咲き誇っている紅梅です。
遠くに見える雪山は南アルプスの山々です。雄大ですがすがしい風景ですね。

2015年3月12日木曜日

最近の写真から

まずは満開になった梅とほぼ満月の月のコラボです。
西の空に沈みかける夕日が照らす残照がまだ東の空に残っているところに月が出てきました。
ピンク色の白梅とあすかに赤みが残る空と月、なかなか風情がありました。

次は海の表情。
今週台風並みの低気圧が関東地方の沖合を通過しました。すかさずカメラをもって三浦半島の先端に行ってみました。ふだんはおとなしい海が轟音とともに荒れ狂っていました。
飛び散る潮の花です。
なにげない海の風景ですが、沖合から続々と押し寄せてくる波のリズミカルな様子と、沖に行くに従って濃くなっている海の色の微妙な変化に見ていてあきない写真です。

2015年3月3日火曜日

ひな祭り

今日はひな祭り。といっても我が家の娘は現在米国在住なので祝う相手がいないのですが、課題はおひなさまの陳列。
カビ対策、ということで収納されている箱から年に1度は出す必要あり、ということであわてて出しました。飾るスペースをなんとか見つけて2種類のお雛様を陳列してみました。
この小さいほうは家内が祖母から頂いた、というしろもので60年以上前のもの。少しも色あせていません。
 こちら1対のお雛様は32年前義母が娘のひな祭りのお祝い用にくださったもの。堂々とした人形です。
 このほか同じく32年前に私の母からのお雛様1対があるのですが、犬の夫婦の人形であることからあまり家族に人気がなく陳列されることはありません。

そして今晩は桜餅とちらし寿司の夕食でしたが、結局毎年3月3日は親にとってのお祭り騒ぎに過ぎないのが残念です。

2015年2月25日水曜日

要注意。今年1月からの高額療養費払い戻し制度

病院や薬局の窓口で支払った額が歴月(1日から月末まで)で一定額を超えた場合にその超えた金額をあとから健康保険で払い戻ししてくれるありがたい制度のことですが、払い戻しの上限の金額が今年の1月から変わりました。
対象となるのは70歳未満の人ですが、所得に応じた限度額区分が改正前の3区分から改正後は5区分に変更となったのです。
毎月の報酬額が多いひとには厳しく、少ない人にはゆるくなりました。
詳細はhttps://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150

特に注意が必要なのは
1.「歴月で一定額を超えた場合」です。月をまたいで入院した場合には各月単位で計算されるので払い戻しが少なくなることがあります。
2.2年間で時効となりますので還付の請求は早めが必要。
3.ひとつの医療機関での自己負担額が上限を超えなくても、同じ月の複数の医療機関での自己負担額が2万1000円以上あれば合算が可能です。
4.同一の健康保険に加入していれば世帯単位での合算が可能です。
5.高額医療費として払い戻しを受けた月が一人で直近12カ月の間に3月以上あれば4回目から自己負担限度額がさらに引き下げられます。


民間の医療保険の宣伝がしきりに流れていますがそれに頼る前に、この健康保険の高額医療費制度について理解しておいたほうがよさそうですね。

2015年2月18日水曜日

家計簿をつけておけば・・・

今回も最近の相談事例から。
我が家の家計を見直したくなった場合まず必要なのは家計簿のチェックですね。
毎日のお金の動きを逐一家計簿に記入さえしておけば、どの費用を見直せばいいのか検討することは簡単です。
でも毎日家計簿を記入していくことはめんどうくさいもの。全体としてお金が回っていればまあいいか、と考えがちです。

夫婦仲がうまくいっていて信頼関係が成り立っているうちはそれでもいいのですが、いったんこじれだした場合は相手のお金の使い方をめぐって泥試合が繰り広げられます。
特に専業主婦が家計をすべて管理してきた場合に問題が発生しがちです。
夫側も50歳代になると将来に不安を感じるようになります。この時に貯金がなにもないことが判明したりすると妻に対する不信感は一気に高まって離婚騒動になりがちです。
日頃から家計の状況について情報交換をしてきた夫婦ならまだしも日頃あまり会話のない夫婦ならさあたいへん。
こうなったときに役だつのが家計簿の存在なのです。いつ何に使ったのかさえわかれば夫側を説得することができるのですが、何もないと「お金はあったはず」「生活費に消えた」の押し問答です。

家計簿をつけておいてわが身を守ることも重要ですね。

本日は寒そうな天気だったので凍った滝の写真を撮ろうと丹沢の山の中まででかけたのですが空振りでした。気温がさほど下がらず氷は溶けてしまったとのこと。結局1枚もシャッターをきらず帰りました。

2015年2月7日土曜日

絆を強めるはずが一転?

いささか意味不明のタイトルですが、最近の相談事例で遭遇した例です。
1.「子はカスガイ」とよく言われますが、この夫婦の場合は逆になりました。奥さんの第一子妊娠がわかると普通は喜ぶはずの夫の態度が豹変。出産とともに夫は帰宅しなくなり、実家に戻ったきりで会話もなくなり半年後には離婚騒動へ発展。
奥さんの言葉によると夫は「子供がきらい」「愛情がもてない」と言い続けでしまいには嘔吐していた、とのこと。
一方夫に聞いてみると「妊娠がわかった時点で預金を調べてみて愕然。全く預金がなかった。家計は妻にまかせてきたが、何に使ったのか不明」で将来に強い不安をもってしまいこのままではやっていけないと思った、とのこと。

両者の言い分がまったく異なることに驚きましたし夫のとった強行手段にあきれるばかりですが、夫婦の間の共通認識、話し合いもなかった状況がわかりました。生まれてきた子供こそいい迷惑ですね。
こんな夫にあいそをつかした奥さんの側からの離婚話が進行中です。

2.最近はやりの2世帯住宅ですが、人間関係がこじれるとたいへん。
奥さんの母親(義母)がもつ土地に夫は奥さんの弟(義弟)と二人で2世帯住宅を建設、順調に暮らしていたのですが、ところがある日奥さんが突然死去。二人の子供を抱えた夫は結局別の女性と結婚し、せっかく建設した2世帯住宅を出て別な場所に住むことになった。
2世帯住宅の半分が空家となって放置されることになったわけですが、そこで問題発生。
夫はもはや住んでいない2世帯住宅の半分に対する住宅ローンを払い続けなければならなくなり、もう片方に住む義理の弟は隣の空家の管理に困惑。たとえば使われなくなった水道栓からは臭気が流れてくる、風通しが必要などなど。義弟には空家の家を買い上げるだけの資金もないし、どうしたらいいだろうか、ということです。そうこうするうちに夫と義母、義弟の仲が悪くなって話し合いもできなくなったということでした。
この問題人間関係がこじれてしまっていてどう解決したらいいのか、ともかくしばらく両者の言い分を聞いていたのですが、結果としてある日突然終了しました。
土地を持っていた高齢の義母が病気で亡くなってしまったのです。そして義母の生命保険が下り、それを受け取った義弟が夫の持ち分を買い取ることができた、ということでした。

2015年1月29日木曜日

プリンタートラブル

キャノンのインクジェット複合機MG6230を2年半前から快適に使用していました。もちろん純正インクではなく安い互換インクですが写真はきれいに印刷できていますので何も問題はありませんでした。
ところが突然急に罫線が直線に印刷されなくなり、文字が二重に出力されるようになったのです。

インクヘッドのクリーニングやプリントヘッドの位置調整をやっても治りませんでした。

さて故障、ということで修理に出すとなんと13000円もかかることがわかりました。
新しく買い替えるとネットで一番安くて14500円、近所のパソコン専門店で15000円で同等クラスの新品が買えます。プリンター本体が安くなっていることも驚きでしたが、最近の新品はメーカー保証を受けるためには安い互換インク(純正より40%安い)ではなく高い純正インクを使うことが義務付けられていることのには腹が立ちました。(メーカーもしっかりしている)

今まで使用していた機種のインクはまだ大量にストックがあるし、買い替えて純正インクを使うとなるとコストがばかになりません。

一般論としては値段がさほど変わらないのであれば新品を購入したほうがいい、ということですが、ランニングコストの違いが大きいので(1年で修理費のもとはとれる、とみました)
思い切って修理を依頼することにしました。

先日キャノンのサービスセンターまで重いプリンターをかついで持っていったのです。

係員がチェックしてくれたところ、内部にある透明なエンコーダーフィルムが1か所汚れている、ということでそこを清掃して10分ほどで修理が終わりました。
しかも無料、ということでした。ラッキー。

あとから調べてみるとネットにもエンコーダーフィルムの汚れによる罫線ずれのことがちゃんと載っていたのですね。
http://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/inkjetmfp/64165-1.html

OA機器の故障にはじっくり調べてから対応する必要がありそうです。



2015年1月18日日曜日

厳冬の風景

今日はこの時期には珍しい暖かい1日でした。昨年に比べて今年は暖かいようです。
丹沢山系の山中にある滝の撮影に行ってきました。
昨年の同じころ(1月中旬)に撮影した写真と今年の写真を比べてみるとはっきり差が出ています。
まずは昨年の写真。
滝つぼに近い岩に飛び散るしぶきが寒さのために一瞬に凍っている様子がわかります。
ところが同じ岩が今年は
凍ったしぶきがみられません。ゆっくりと氷になった様子がわかります。紅葉の葉が1枚中に閉じ込められていました。
これが同じ時期に同じ岩を撮影したものです。
毎回撮影できる光景が異なる、これが風景写真撮影のだいご味ですね。

2015年1月9日金曜日

若い写真家の作品展にて

カメラというのはシャッターさせ押せばだれでも撮れるものですが、それは単なる記録に過ぎないのでカメラマンたるものなんとか作品と呼べるものを作りたいと願っているわけです。
そこで重要なのは他人では撮れない自分なりの個性のある写真でしょうね。

最近2人の若い写真家の作品展をみました。
ひとりは「林ナツミ」という32歳の女性写真家の作品展「本日の浮遊」。
この写真家のフィールドは大都会の中。バックは誰しもが見たことあるような風景なのですが、個性的なのはその中で本人自身がモデルとなって「浮遊」まさに空中に浮いている、のです。
http://matome.naver.jp/odai/2131427705185402601

驚くような写真ですね。アイデアがおもしろいし、それを作品に仕立て上げた腕も確かです。
自分のブログで発表していたら海外からの反響が大きく話題の写真家となりました。
確かにみていると不思議な気持ちになります。リアルな写真の中に非現実なものが入り込むおもしろさでしょうか。

2人目は「GOTO AKI」という写真家の作品展。風景を相手にした写真なのですが、誰もが撮るようないわゆる美しい写真、光をとらえた写真、ではなく大地の大きさ、力強さをストレートに撮影した写真です。
http://gotoaki.com/
そうか、こういう自然の撮り方もあるのか、と目を開かれた感がありました。

若い写真家の作品展は刺激的ですね。
私が撮影している風景写真ももっと個性的に撮る必要があるなと思いました。


2015年1月3日土曜日

新年

あけましておめでとうございます。
年末にうれしい話が飛び込んできました。1年間自宅を離れて司法修習中だった息子に「ようやく」弁護士としての就職が決定したということ。これで2人の子供たちが自立したわけです。
その息子が大晦日に久しぶりに帰宅したのですが、司法修習前と少しも変わらずののんびりやで明るい性格だったのも親としては安心でした。
さっそく正月は酒盛りです(それほど飲むわけではありませんが)
昼は宇部の酒「だっさい」大吟醸。「だっさい」は日本酒の需要が減少しているなかでひとり気を吐いて人気の日本酒です。http://www.nippon.com/ja/features/c00618/
とてもまろやかな日本酒の味でした。
夜はフランスのブルゴーニュの最高級白ワイン「ピュイリーモンラッシュ2004年」。10年の熟成を経ているせいか樽香やスモーキーの香りがするもののフルーテイさやボリューム感に欠けていて明らかにのみ頃が過ぎた、ちょっとがっかりなワインでした。ワインは古ければいいというわけではなくのみ頃が重要だと思いました。(モンラッシュ相手に贅沢な話ですが)
おせち料理は我が家は妻が大活躍で調理しましたが、お隣の義母は伊勢丹からのお取り寄せ。
たくさんの料理がきれいに並んでいますが、どれも味が濃いのが気になりました。
普段薄味に慣れていると外で調理されたものにはなかなかなじめませんね。



2014年12月20日土曜日

忘年会WEEKが終了

今週は1日置きに宴会でした。
火曜日夜はワインと料理を楽しむ会。イタリア産の長細いピーマンのカルパッチョには同じくイタリア産のスパークリングワイン。フレッシュなシャルドネでした。
フォアグラのムース、アンコウのムニエルにはチリのソービニオンブランでつくられた白ワイン。
七面鳥の胸肉にはチリのカベルネソービニオンでできた赤ワイン。ボルドーのカベルネと比較すると極めてフルーテイで土地が違うと同じブドウ種でもまったく違う味になるということ。
デザートには日本のニッカ製のアップルワイン。濃厚な甘い味でデザートワインに最適でした。
木曜日はピアノの発表会。午後に仕事をこなしてから夕方参加。7月から練習してきたショパンのワルツ5番を弾きました。たくさん練習をし自信があったにもかかわらず途中1か所で楽譜を失念。
2回繰り返すというポカをしてしまいました。ピアノは恐ろしい。
その後は出演者たちでのパーテイ。火曜日にたくさん飲んだこともありアルコールはかなり抑えました。
そして本日土曜日は午後から写真クラブの例会。その後有志でシャブシャブパーテイ。ビール2杯と白ワイン1杯。まあ飲み放題のワインなのでさほど期待せず、でした。
ということでこれでもっと本年の夜の会合は終了。
スケジュールの点から欠席となった会合3つでした。以前に比べると会合の数はずいぶんと減ったようで助かります。寒い時期の夜の会合はあまり気が進まないですね。

本日の写真クラブ例会に提出した写真を1枚。
見事な紅葉林で紅葉のタイミングとしても最高な写真でしたが、講師の一言。「ここは植木屋の土地だろう。」
まさしく図星でした。何でわかったかというと右の黒い木の枝真ん中に値札のようなものがついている。ということ。撮影者でもそこまでは気がつかなかったのでした。この値札を隠して撮影すべし。ということでした。


2014年12月12日金曜日

以外なところに美しい紅葉が

日本海側は大雪ですし、私の住む神奈川県も10℃を切る寒さだったりでもう完全に冬です。
周囲の木々の葉も茶色一色、落ち葉も茶色、とあの美しい秋景色がなつかしいですね。
フィルムに残した紅葉風景を引っ張り出してみました
なんという美しさ、ですがこれがなんと10日前に近所で撮影した光景です。
 場所は新百合が丘へ通じる国道の脇、そばを車がビュンビュン走っているのですが、とてもそんな騒々しい場所とは思えませんね。
身の回りにある美しいものを発見して記録しておくことの楽しさを感じました。

2014年12月7日日曜日

FP勉強会

昨日午後はFP神奈川支部主催の勉強会に出席。

前半の部は横浜国大の山口教授による「年金制度の財政検証と今後のゆくえ」
特に印象的だった話題としては 現在話題になっているGPIF(年金積立金の運用組織)における運用ポートフォリオの変更(国内債券60%、国内株式12%、外国株式12%から国内債券35%、国内株25%、外国株式25%)。つまりリスクの大きい株式での運用に変更していくというもの。
株高を演出するアベノミックスの目玉とのことではあるが、ところがこれには公務員の年金については含まれておらず公務員年金は従来とおりの手堅い運用でおこなうということであった。何か変だと思いました。
後半の部は認知症患者をみている長谷川医師から「認知症専門医が教えるちょっと得するお金の話」ということで患者にとって知っておいたほうが得する各種手当、保険の話であった。
身体の片麻痺と両麻痺とでは医療保険では大きな違いがあること。
障害者控除にも介護度に応じてより大きな特別障害者控除が適用できる場合がある。
市町村から支給される特別障害者手当は在宅の人のみが対象だがグループホームも在宅扱いとされるが、施設に入居すると対象外となる。
などなどFPに有益な話であった。