2009年2月22日日曜日

市民自主学級の企画に応募してみました

川崎市高津区では毎年市民から自発的に勉強会の企画を募っている。内容を審査した上で合格すれば市の予算がついた上にさらに市の職員の全面的なサポート(会場提供、広報活動実施)を得て市民自主学級として企画を実施できる。
今回私はFP仲間数名とで「成年後見を学ぶ会」を立ち上げ、市民のみなさんに人生のラストプランニングに向けた意識啓発を図るための自主学級を企画してみた。
すなわち成年後見制度の説明を含め都合5回の市民セミナーを開催してみようというものである。

昨日は溝口にある高津市民館で公開審査が行われた。我々のほかに3つのグループから自主学級の企画があがっていた。「中学生の発達障害を考える会」「安心・安全・幸せな子育てをする会」「エコを考える会」などそれぞれ自分たちの抱える課題を市民とともに学習していこうという積極的なものであった。
「成年後見を学ぶ会」を代表して私は5分間のプレゼンを行い、超高齢化社会での後見制度の重要性とPR活動の必要性、市民自らラストプランニングを考えていくための学習会を企画していることを説明した。
結果、4つの企画すべてが合格し、4月以降に市民講座を開催していくことが決まった。
これからセミナーの詳細(具体的テーマや講師の選定など)を決めていく必要があるが、手作りなだけに多いに楽しみな世界である。

2009年2月20日金曜日

意外と知られてない公的年金のお得感

公的年金に関しては「社会保険庁の不手際・不正」や「将来の年金財源の不安」が大きくクローズアップされた結果、国民皆保険制度であるにもかかわらず年金保険料の未納者が多い。(20%近い未納率)
未納者の中には国に任せられないので自分で年金財源を貯めていこうとしている者もいる。
しかし公的年金のもつ次の機能を考えるとこれに勝る年金を自分で確保していくことは決してお得であるとはいえないと思う。
1.3つの保障機能(老後保障機能。遺族の生活保障機能。障害をおった場合の生活保障機能。)おまけに受給要件さえ満たせば一生涯受け取れる終身年金であること。
2.税制面での優遇措置(支払う保険料は全額所得控除。受け取る年金には公的年金控除の対象。つまり入り口と出口両方で税制面での優遇)
3.財源の3分の1は税金(今年からは2分の1に引き上げ)。
4.年金額には物価調整機能がついている。
5.サラリーマン家庭の主婦は保険料を払わなくても将来年金が受け取れる可能性。
6.自営業者が対象の付加年金については2年間の保険料支払いでもとがとれることになっている。
費用対効果でみるとこれほど有利な投資案件はないのではないか?と思います。
しかも国が相手ですから民間の保険会社よりははるかにリスクは低いはずでしね。

2009年2月10日火曜日

冬の表情




今年の冬の日本は暖冬らしい。


そういえば東京で雪をみることもない。


そこでストックしている写真の中から冬らしい風景の写真を探してみた。
吹雪が止んで一瞬陽の光がさし込んだ山肌を撮影したものと、山の稜線と葉を落とした木立の幹が織りなす造形の写真。寒い中での撮影であったがこうして後から作品を楽しむことで苦労も忘れてしまうのである。


FPフォーラムを終わって

先週の土曜日7日に武蔵小杉ユニオンビルにて開催されたFP協会神奈川支部主催FPフォーラムにはセミナー47名、無料相談会16名の市民が参加してくれて無事終了した。
相談会では金融資産形成に関する相談や保険の見直しの相談、相続対策の相談などが多かった。
セミナーは第一部で「ライフプランを作成しそれを適宜見直していくことの重要性」、第二部では「現在の金融情勢ではどのような運用をしていくのがいいのか?というテーマで年代別のポートフォリオを提示」、第三部では「不安の声ばかりが大きい公的年金がやりかたによっては実はお得な金融資産であることの認識」ということを講師のFPから説明を受けた。
私は司会を担当していたが、講師の話を食い入るように見つめる参加者のまなざしの鋭さに正直びっくりした。3つのセミナーを3つとも聞いている人が多く、市民のみなさんの熱心な態度に身が引き締まる思いであった。
こうしたFPフォーラムを通じて市民のみなさんがFPを身近に感じてくれて有料の相談につながっていくことが本来の趣旨であるが、なかなか道は遠い。
それはさておき半年に及んだ今回のフォーラムの準備作業を通じて多くのFP仲間と知り合えたことは大きな成果であった。

2009年2月2日月曜日

今度の土曜日はFPフォーラム

今度の土曜日は武蔵小杉で日本FP協会神奈川支部主催で2009年FPフォーラムが開催される。
昨日私を含む実行委員や当日のセミナー講師が集合して準備委員会を開催した。
1月になってからの精力的なチラシ配りやポステイング、掲示板への掲示、地区センターなどへのチラシ備え付け、ホームページへのバナー広告などが功を奏して相談会はほぼ定員いっぱいの16名、セミナーは20~30名の集客となった模様。
このフォーラムの準備作業は昨年の夏ごろから開始され、すべての作業がボランテイアベースであり、FPのみなさんは日常の仕事とは別のエクストラワークであったにもかかわらずたいへん熱心に取り組んでいた。
当日私は午前中は相談会でのメイン相談員、午後は3つのセミナーの司会進行を担当することとなっている。
最悪の金融環境下でのフォーラム開催となったがどのような相談を受けることになるのか楽しみである。詳細な相談の内容は事前にはわからないにもかかわらず相談員にはその場での的確な即答が要求される。FPとしての日ごろの問題意識が試されるところである。