2011年3月31日木曜日

地元の里山を撮影した写真展

横浜の地元に「ふるさと村」という里山が残っている。今日はこの里山をテーマとして写真を撮っている写真家の麻生さんの写真展へ行ってみた。
今の季節のふるさと村はまだ冬の枯れた風景がひろがっているが、小川の流れる休み茶屋の中でその写真展は開催されていた。節電のため薄暗い館内であり、鑑賞者は私ひとりであったが展示されている十数枚の写真はどれもなにげない里山の風景の一こまを作者の繊細な詩心あふれるカメラアイで切り取った落ち着いたもので鑑賞していると心がなごむものであった。
私も同じように風景写真を撮っているが、そうかこういう撮り方もあるのか、と大いに刺激を受けた次第。
そう何もハデな被写体だけが写真ではないですね。
彼のブログにはその一部が紹介されています。
http://masaru86.cocolog-nifty.com/masaru_asos_photo/

2011年3月28日月曜日

震災義援金と税金の関係ーよく調べてみよう

震災に遭った人々への応援として義援金の募集が活発化しています。何もできないけどせめて被災者への義援金だけでも応じてあげたい、という気持ちのかたは多いと思います。ちょっとまってください。個人が寄付をする場合じょうずにやれば節税になる場合があることをご存知でしょうか?

1.所得税:国の機関や地方公共団体、あるいは認定されたNPO法人や特定公益増進法人(日本赤十字や新聞・放送等の報道機関、中央共同募金会など)へ個人が直接寄付(この場合「特定寄付金」といいます)した場合は、寄付した金額の合計から2千円を引いた額が寄付者の年間所得から控除されます。控除できる寄付金はその年の年間所得の40%相当額が限度です。すなわち寄付した分所得がなかったものとして計算されるのです。そして所得金額によっては低い税率が適用される場合があるので節税効果が生じる、というわけです。

2.住民税:一定の限度(5千円)以上の寄付金について住民税からの税額控除が可能となります。こちらは税額そのものから寄付した額を差し引いてくれるのです。支払う税金を少なくすることができます。こちらは総所得金額の30%までが限度。
さらに地方公共団体に対して寄付した場合には「ふるさと納税」制度によってさらに控除される税額を大きくすることができます。

1.も2.も考え方としては寄付した額に応じた税金分を削減してあげようということです。税金というかたちで国や地方に支払ってそれを予算という形で配分する(この場合どこに配分されるのかはわかりませんね)のではなく寄付というかたちをとることで納税者みずからが相手先を決定できるわけです。

ただし当然のことですがこの寄付金控除を受けるためには指定された団体・組織が発行する領収書や振り込み依頼書を確定申告書に添付することが必要となります。
ですから相手を吟味しないで衝動的に寄付をしてしまうと節税は不可能となります。通常普通のNPO法人や民間組織が募集している寄付はこの対象となりません。しかしながら今回の義援金に関しては税務署が認めれば寄付金控除の対象となるようですので義援金を出すにあたっては確認してみたほうがいいでしょう。国税庁のホームページをご参照ください。http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/gienkin/index.htm
義援金を出すにあたってはこうした税制面のことまで考えてより有効な方法を選択してみてください。
なおこのほかに個人が行う寄付行為に対しては相続税面での優遇制度や法人の場合には法人税面での優遇制度も用意されています。



 

2011年3月25日金曜日

トホホ!血圧をさらに下げるようにいわれました

3年前に心臓弁膜症と診断され心臓手術を受けました。人工弁でもなく生体弁でもなく壊れた自分のを修復する形成術という手術で幸いその後弁のもれはなく後遺症もまったくありません。
心臓を強化する薬と降圧剤を毎日服用し毎月1度主治医の診断を受けています。
塩分とアルコールを控え、できるだけ歩き運動をするという節制した生活の効果か血圧は110/70と低位安定(手術前は高血圧領域の140/90だった)で年齢の割には低い、と安心していました。
このレベルなら一般的には正常といわれています。
ところが主治医の加瀬川先生(弁膜症手術の名医といわれています)が最近になって警告をしてきました。
すなわち、日常の昼間血圧値が低くても安心してはいけない。血圧は早朝の起きがけが一番高いので、心臓に対するリスクもそれだけ高くなる。特に弁形成をした場合血圧の高さは弁が再び破壊されることにもなり再手術となる可能性が高い、というのです。
これまでは起きがけは朝食の支度やなんやらで忙しいので一段落した1時間後ぐらいに血圧測定をしていました。あわてて起きがけに測定するようにしたところ、なんと140/90近くなっているのです。
さあたいへん。早朝血圧を100/70に下げる必要がでてきました。降圧剤(オルメテック錠)を倍に増やしましたが、これ以上の食事療法は無理です。無塩の食事、完全禁酒ではもう人生の楽しみがなくなります。
いったいどうすればさらに血圧を下げることができるのでしょうかね?

2011年3月17日木曜日

つみたて投資

この1週間。悲しさと不安の毎日でしたね。
政治の混迷に加え自然災害、エネルギーインフラへの不安定要素が加わることで今後は個人個人のリスクマネジメントが重要になってくるような気がします。
資産に関するリスクマネジメントに関して最近参考になる本が出版されましたのでご紹介しましょう。
本のタイトルは「半値になっても儲かるつみたて投資」著者は星野泰平さん
内容はいわゆる投資の世界でいうドルコスト平均法のことですが、一括投資による投資法と比較してそのメリットをわかりやすく具体的に述べています。

①「値下がり安心」効果。相場がどんなに下がっても安心していられること。下がったときは安くたくさん購入できるのでその後の相場回復時に大きなメリットが期待できる。
②「スピード回復」効果。一時的に損をしても素早く回復することが可能。
③「リバウンド」効果。たとえ下がってもその後に戻ればリターンが得られること
④「ストレス抑制」効果。相場の上下に一喜一憂しなくていられる。素人投資家にとってこれは重要。
⑤「タイミングフリー」効果。いつ始めてもいい。相場の安値、高値に関係ない。これも重要。
⑥「プロセス」効果。始値、終値でなく途中の変動によって利益がでるしくみ。
⑦「継続」効果。時間を味方にする。続けることにメリットあり。
⑧「予測不能」効果。変動することが意味ある世界なので相場の予測に悩む必要がない

ということでリスク分散効果もあり相場がどう動いても安心していられるので素人である一般の人が行う投資のやりかたとしては極めてお勧めということ。これだけメリットがある利殖法であるにもかかわらず、これまで広まってこなかったのはつみたて投資は証券会社にとって手数料面であまりメリットがなかったこと、一括投資に比べ投資のだいご味に欠けることであろう。

つみたて投資は少額から始められる投資であり、長期的に値上がりが期待できる商品さえ選べば資産形成の手段としてぜひ推薦していきたいものである。