2017年7月29日土曜日

夏の雨

水曜日は朝から雨降り。それもけっこう激しい雨。おかげで暑さが遠のきホットしましたが、雨にもめげずカメラを持って外に出てみました。
水滴がいっぱいついたユリの花です。
どの花も草もまだ元気そのもので雨水をはじいていますね。

2017年7月21日金曜日

暑さが運んできたもの

真夏の天気ですね。気温は高いのですが梅雨があけたおかげか湿度が下がって朝方の空気は寒いほどです。
さてこの暑さのおかげか我が家の家庭菜園ではピーマンやブルーベリーが大きな実をつけています。

いつ収穫すべきかを考えながらの毎朝の水やりが楽しいですね。
花壇の花たちも精いっぱい自己主張していて見事です。

2017年7月15日土曜日

無償で使わせてもらっていたら

事例から。
ある兄と弟の話。自営業をしている弟は仕事が安定していないために家を借りることができず住む家がない。もちろん購入することもできない。
一方兄のほうはサラリーマンで安定収入がある。
見かねた母親が兄に弟のために住宅ローンを組んでやれ、と頼みこみ兄は弟のためにローンを組んだ。兄には既に自宅用の住宅ローンがあったので第二のローンは事業用となった。(金利が高い)
弟は兄に対して毎月のローン返済額相当を家賃として支払う、という約束をした。(口約束で書類はない)
最初のうちは弟は家賃を支払っていたが、そのうち仕事が少なくなってきてそれを払えなくなってきた。
2つのローンを抱えてぼやく兄に対して母親は「弟のめんどうみてやれや」、弟は「兄貴はおれよりも豊かなのだからいいじゃないか。そのうち家は明け渡すから」と甘える世界。
こんな状態で年月が経ち、兄に定年が近づいてきて2つものローンに耐えられなくなってきた兄は弟に家賃の支払いを催促するけどラチがあかない。母親にもボケが始まりどうしようもない。
家屋や土地を無償で貸すことを法律では「使用貸借」といい、当初約束していた状態が守られなかったり、目的としていたことが終了したりした場合にはただちに退去する必要があります。
例にあげたような兄と弟のケースでは家主たる兄が要求した場合には弟は即刻立ち退く必要があるのですが、問題は他人ではない親族同士の場合法律どおりにはことを運べないのがやっかいです。兄が約束違反だと主張しても何ら書類がないため強制執行をするわけにはいきません。
とはいうものの法的には弟の立場は弱く、結局弟は半年の猶予期間を経て立ち退くこと、兄は弟に対して解決金として金銭の支払いを行う(引っ越し費用に充当)ことということを裁判所で約束することとなり一件落着となりました。

とはいうものの住む場所がなくなる弟に対して母を交えた親族間の話し合いでどうなるのか兄には不安が残ったようです。

2017年7月6日木曜日

一人親サポート制度を活用するひとたち

最近の事例から。
子供を抱えて離婚話が進行中の夫婦。既に別居しているものの財産分与や養育費の話がなかなか進まないので離婚成立できないケースはよくあります。
しびれをきらした妻の側は金銭面の合意成立は後回しにしてともかくも離婚を成立させたい、と主張することが多い。
そんなに急いで大丈夫?大事なお金の話を後回しにしたら将来後悔する(そもそも離婚してしまうと相手が話し合いに応じないケースがよくある)可能性が大きいのですが、急ぐ背景には一人親に対する行政からのサポート面が充実してきたのでそちら期待、というわけです。(子供2人の場合7万円前後の手当が支給されます)
児童手当、児童扶養手当に加えさらに住宅面のサポートや医療費のサポートなど居住している地域によってはけっこうな額が期待できたりします。もっとも実家に居住してしまうとサポートが得られなくなったり、収入が大きいと減額されたり、となるので注意が必要ですが。
わずかな養育費を得るための話し合いが長引くのは時間の無駄、と焦る方もいます。

ここで注意しなければならないのはこうした行政からのサポートはあくまでも一人親の自立支援のためのサポートですので一定の年月がたつと減額されていくわけですし、子供の成長によって得られなくなるなど今の金額が多いからといってそれが今後も続くわけではないことです。(眼の前の生活がたいへんなみなさんそこまでは考えていないようですが)
多少時間をかけてでも当事者間で離婚前に話し合いで扶養費の金額をきちんと決めておくことも長い目でみれば意味のあることだと思います。

次は驚いた事例。離婚後収入の大きい父親が親権をもって子供を養育していたところ突然親権を母親側に移して母親が子供の生活の面倒をみよういう話。
パートで働く母親の収入はさほどないので子供を抱えて生活大丈夫だろうか?子供たちを育てていけるのだろうか大いに不安になったのですが、ここでも当事者がねらったのは行政からのサポート期待というわけです。
たしかに父親が親権をもつよりも母親が一人で育てるほうが多くのサポートが得られそうです。それを見越してかこの夫婦の間では養育費のやりとりはしない、とのことでした。(養育費があるとそれは母親側の収入とみなされるためサポート額が減らされるわけです)こうなると離婚話、子供の扶養話も本末転倒ですね。