2014年9月28日日曜日

秋の到来を知らせる彼岸花

最近は日によっては長袖着用が必要です。あわてて夏物をしまい冬物衣類を引っ張り出しました。
爆発した御嶽山の山頂付近ではもう紅葉していましたね。それが一瞬にして灰色の世界に代わってしまうのですから自然はおそろしい。

平地の秋を知らせる花真っ赤な彼岸花の写真をアップします。場所は神奈川県の名所日向薬師です。9月の連休のころが花のピークで私が訪れた時にはやや盛りを過ぎていました。
彼岸花は花の形が特徴的なので近寄ってアップで撮影されることが多いのですが、それではおもしろくないので周りの風景を工夫してみました。
最初の写真は純白のそばの花とのコラボです。
彼岸花は根の部分に毒があるためにそれを利用して土壌をもぐらやねずみから守るために畑やお墓の周囲に植えられることが多いのですが、この写真からもそれがよくわかりますね。

2014年9月25日木曜日

ホテイアオイの青い花

9月も半ばになるとようやく花の開花情報が伝わってきます。
今年は水草のホテイアオイの花をテーマにして写真を撮影しました。
場所は埼玉県行田市内の公園にある小さな池。なんとその池いっぱいに青紫色のホテイアオイの花が咲いているのです。水面全部を埋め尽くしていて水面はまったくみえません。
ホテイアオイの繁殖力のすさまじさはニュースにもなっています。

繁殖力旺盛な青い悪魔 
「青い悪魔」と呼ばれるほどに爆発的に繁殖します。 
ビクトリア湖で実際にあった環境破壊 
1980年アフリカのビクトリア湖にホテイアオイが流れ着き、たった7年でビクトリア湖(6万8千キロ平米)の8割をホテイアオイが覆い尽くしました。ホテイアオイが繁殖すると、船が通れなくなり、漁業が立ち行かなくなり、湖近隣の貧困化が進みました
というわけです。
写真もご覧の通り。この色合いはなかなか素敵ですが、ボリューム感には圧倒されます。
この写真とても街中の公園で撮影したとは思えないような風景ですね。




2014年9月18日木曜日

相続分不存在証明書って??

相続に関する事例。
親からの相続をめぐり、兄弟3人で話し合った結果、長男がすべて相続することになりました。親の財産を散逸させたくないことと、次男、三男は生前に親から十分にめんどうをみてもらったということで自発的に相続は辞退したというわけです。

そこで相続放棄の手続きですが、次の3通りの方法があります。

1.家庭裁判所に相続放棄の申し立てを行う。
2.次男三男の取り分をなしとする遺産分割協議書を作成する。
3.相続分不存在証明書を作成する。

ではこの3つどう違うのでしょうか? 

1.は指定された期間内に家裁で手続きをとる必要があります。手間はかかりますが、もしあとになって借金などのマイナスの財産が見つかった場合、借金返済の請求を断れる、というメリットがあります。
2.は期日内に遺産分割協議書を作成する必要があるのでこれも手間がかかりますね。
この場合借金については相続財産の取り分に応じて割り振られるので次男三男にふりかかってくることはありません。

3.は手続きは極めて簡単です。用紙は自由、「相続する相続分がないことを証明します」という書類をつくり、実印を押し印鑑証明を添付しておけば終了というわけです。
この書類は相続人が自分の意思に基づいて作成していれば有効とされており、提出された時点で遺産分割の合意が成立したと考えられています。

ただし問題点もあります。
記述が簡便、作成方法も簡便なだけに将来兄弟間でもめた場合本当に相続人の自由意思で作成されたのかどうか?問題となる場合もありますので注意が必要です。
さらに厳密にいえばこれは相続の放棄ではないので(生前に親からめんどうをみてもらった、ということが相続(特別受益)だったとみなされる場合があるので)借金についても請求される可能性は残っています。











2014年9月11日木曜日

シテイバンク銀行が日本での個人向け事業を売却する話

経営再建中のシテイバンクグループですがいよいよ個人向け事業を手放すことにし、日本の3メガバンクや信託銀行に売却を打診していることが報道されている。
シテイ銀行は預金量約4兆円、地方銀行中堅クラスの規模をもっており、外貨預金が多いのが特徴。邦銀がこれを手にすれば海外融資の際に課題となっている外貨調達の面でも有利になるといわれている。
しかもシテイバンクの顧客には優良顧客が多い、とか。
この売却話一見魅力のある案件のようにみえますね。

でもなぜシテイバンクはこの事業を売却しようとしているのか?ですが、実は企業を相手に融資するのではなく個人相手の融資では実質赤字になっているとのことです。
関連会社に投資信託部門をもたないシテイバンクなので今年からはじまった個人向けNISA販売でも大きく後れをとっています。

かくいう私はシテイバンクに預金口座をもち、昨年までは投資信託の運用もシテイバンクでおこなってきましたが昨年をもって解約しました。その時のシテイバンク側の対応も投資信託の販売にはまったくやる気がない様子でしたね。

シテイバンク内にドル口座をつくっておけば円口座との間の資金移動も簡単ですし、海外のATMからの外貨預金引き出しも簡単です.
.海外滞在中の緊急時の対応にも安心な銀行だと思っています。アメリカに滞在している娘との間の資金のやりとりにはたいへん便利でした。
さて報道によればもし邦銀が買収した場合こうした今のサービス水準を維持することが難しくなる可能性が大いにありうる、とされています。
そうなると当然ながら私を含め顧客は他の外資系銀行への移行を検討せざるをえなくなるわけです。

買収した邦銀が手に入れた宝箱を開けてみたら中身が空になっていた、ということでしょうか。

2014年9月1日月曜日

この夏の海外旅行の写真です

今日から9月。涼しい。あの暑かった夏はどこに?例年はまだ暑いのに。
夏休みをとって涼しいスイスとフランスへ行ってきました。
スイスはレマン湖の北側、フランスはヨーロッパ最高峰モンブランがあるシャモニーです。
その時撮影した写真をご紹介しましょう。
1枚目は斜面一面のぶどう畑。南側に向いた斜面が受ける日の光とレマン湖からの照り返し、そして畑を区切る石垣がため込む昼間の温かさの3つの熱が好影響しておいしいワインができるそうですが確かに高い糖度と酸度がバランスしたおいしいワインでした。
 2枚目はブベイの街の湖畔。チャップリンが余生を送った街です。
 3枚目はヨーロッパ最高峰(4810m)モンブラン(中央からやや左の丸い山頂の山)。岩登りをしている登山家と対比したもの。
 4枚目は3842mの展望台からの眺め。命綱につながれた登山者とその周りの雄大な風景の対比です。とにかくもスケールの大きな光景でした。