2008年11月29日土曜日

関東地方の紅葉




だいぶ寒くなってきました。来週はもう12月です。


冬の気候ですが紅葉はまだ残っています。


12月になると都内の公園が紅葉してきます。六義園や浜離宮公園、新宿御苑、小石川後楽園などのもみじが赤く色づいてきます。東京周辺では修善寺の虹の里や千葉の養老渓谷が有名です。


先日埼玉県の中津川渓谷に行ってきました。ここは秩父の山の中ですが埼玉県きっての紅葉の名所として有名な渓谷です。中央道を勝沼でおり、国道140号線の雁坂トンネルまで1時間(この沿線のながめもすばらしい)、さらに1時間ほど車を走らせると中津川渓谷に到着する。


11月の中旬ともなると渓谷の上流はすでに紅葉は終了していたが下流は真っ盛りであった。


渓流沿いに舗装された道路がはしっているので重い撮影機材でも撮影が苦にならない。


本日はその時に撮影したものを2点添付します。


1枚は雁坂峠にかかる手前の道路沿いでみつけたもの。紅葉三兄弟ともいうべきか、紅葉した山々を背景に緑、赤、黄の3本の木がさながらファッションショーのごとく舞台に立ち並んでいた。


もう1枚は真っ赤に紅葉した中津川渓谷である。




2008年11月18日火曜日

ラスト・プランニングノート

日本人の平均余命は60歳男性の場合は22年、女性はそれより長くて28年である。(平成19年簡易生命表)そして現代ではこれが毎年さらに少しずつ伸びており、人生90年が目前となりつつある。
この裏返しの数字として年齢別の死亡率をみると60歳では約10%となっている。すなわち10人に一人は長生きできていないわけであり、60歳代の人にとっては長生きへの備えと同時にいつ突然訪れるかもしれない死への備えもまた欠かせないといえよう。
ちなみに現在の年金制度ができあがった昭和36年当時の平均寿命は65歳である。当時年金の制度設計をした人には高齢化がここまで進むとは想像だにできなかったであろう。
「おひとりさま老人」の増加や突然おそってくる死に対する備えとして筆者は最近ファイナンシャルプランナーがつくった「ラストプランニングノート」というものを入手した。(NPO法人らしさ発行、定価525円)
A4版40ページほどのノートであるが、内容は大きく3部に分かれており、第1章ライフプランでは自分をとりまくさまざまな情報を記入することになっている。たとえば「おつきあいさき」「親戚友人知人の名簿」「医療・介護関係先」など、第2章資産では「貯蓄」「保険」「年金」「不動産」など自分に関係する資産を書き出すようになっている。第3章ラストプランの章では「葬儀・お墓」「わたしの想い」「家系図」などを記入する。
そうこれはいつどこでどんな状態でお迎えが来るかわからないことを想定して身の回りの棚卸をし、かついざというときに周囲の人々にできるだけ迷惑がかからないようにするための準備ノートなのである。
このノート1冊に必要事項を記入した人たちは異口同音に晴れ晴れした気持ちでこれからの人生を過ごせると語っている。
このノートは今後静かなブームとなりそうな気がした。

2008年11月8日土曜日

11月第1週は「FPの日」

日本FP協会では11月の第1週土曜日を「FPの日」と命名している。FPに対する消費者の理解を深めるために11月いっぱい日本全国で無料セミナーや無料相談会を実施している。
私が所属する神奈川支部では先週の11月3日の祝日に桜木町の横浜銀行本店の会場を使ってセミナーと相談会を行った。セミナーは「投資信託にだまされるな」の著者である竹川美奈子氏による「投資信託で差がつく資産形成ー大失敗を避けるコツ」であったが昨今の金融情勢を反映してか200名を超える大盛況であった。
私は横浜市民に対する無料相談会での相談員を担当した。相談会は50分間の時間内で、相談内容を聞き、FPとしてのアドバイスを行うものであるが、どんな質問が飛び出すかわからない中でわかりやすい適切な回答をしなければならないのだから真剣勝負である。最近の市民は金融情報についてよく勉強しているのでなまはんかな教科書的な答えではかえってFPに対する信用を落とすことになりかねない。
結局2件の相談にのったが、1件はキャシュフロー表をもとにした退職金の運用方法に関する相談、もう1件は現在掛けている保険の見直しに関する相談であった。
不確実な将来に対してどのように資金を運用していったらいいのだろうか?あるいは毎月多額な保険料を支払っているがその是非について誰に相談したらいいのかわからない、といった切実な悩みに直面したがそうした悩みに中立的な立場でアドバイスできるのがFPの強みである。
来年2月7日には川崎市民を対象とした同様の企画が進行しており、現在私はその実行委員の一人として喧々諤々をやっている最中である。