2010年1月22日金曜日

本日から市民後見人養成講座を開講しました

今後認知症になる高齢者が増加していくことが確実視されているにもかかわらず彼らの財産管理・身上監護をする後見人が不足していくことが想定されている。専門後見人(弁護士とか司法書士等)だけではとても対応できないことから一般市民によってこの制度を担ってもらおうという趣旨で「市民後見人養成講座」を開講することになっている。今回初めて川崎地区での開講となり、本日がその初日。ちらしで募集したところ32名もの市民が応募してきた。本日から3日間連続と来週土曜日の半日というけっこうきついスケジュールであるにもかかわらず多数の市民が応募してきたことは驚きであった。(会費は3千円)
初日の今日は認知症についての理解を深める講座と高齢者の権利擁護に関するセミナー。私は司会を勤めた。日曜日の午後はパネルデスカッションを計画しており、ここでも司会を担当しているので今日はこれから話をどう展開させるか検討していくつもり。
ところで認知症は早期に発見すれば進行を遅らせることができる病気。
そのめやすは
1.もの忘れがひどい。2.日常作業にミスが多くなった。3.話のつじつまが合わない。
4.約束の日時や場所を間違えるようになった。5.些細なことでも怒りっぽくなった。6.自分の失敗を人のせいにする。7.不安感が強い。8.意欲がなくなった。
などがみられたら専門医と相談することが重要。
あなたの周りの人にいませんか、こんな人。

2010年1月8日金曜日

コートダジュールの写真です。

南仏の海岸は「紺碧海岸」といわれているそうですが、たしかに、快晴の日の海の青い色の美しさは格別でした。海岸が砂浜でないこと(小さな石ころで覆われている)や深さがあることからか、海の青さが空の光を受けて幾重にも変化していて日本で見る海の青さよりあざやかであった。


写真は宿泊していたホテルの部屋のベランダからのもの。毎日こんなすばらしい景色がみられるのですから世界中から観光客が集まってくるのもわかります。ちなみに1部屋200ユーロ(約27000円)でした。夏場だと1泊500ユーロ以上するようです。
もう1枚はニースの町を上から眺めたもの。公園に大きな観覧車があったので乗ってみました。そこからみおろした夕方の町です。右奥に海岸が見えます。イタリアに近いせいか町の雰囲気はイタリアですがイタリアよりも建物はきれいな色をしています。広場の右側が旧市街、左側は公園になっていて明りのついたところには小さな掘立小屋が立ち並んでいてクリスマスマーケットでした。こちらでは日本と違って新年の1月6日あたりまでクリスマスの雰囲気いっぱいです。
最後の写真はニースの近郊エズで撮影した写真です。この町はその昔サラセン人の攻撃から町を守るために険しい山頂に石畳の町をつくったもの。雲海を抜けると海抜420mの絶壁の下には地中海が見えます。


2010年1月6日水曜日

フランスへ行ってきました

あけましておめでとうございます。といってももう正月3が日はとうに過ぎてしまっていささかピントはずれの挨拶ですね。
こうなったのも実は年末から正月5日まで家族旅行でフランスへ行ってきたのです。
この冬のヨーロッパは寒く各地で大雪となっているのですが、私が行ったのは南仏のニースでした。夏場は世界中からバカンス客が押し掛けてくるのですがこの時期はさすがにここも寒く海沿いの高級ホテルが夏場の半値以下で宿泊できるのです。砂浜が少ないせいか冬場のニースの波はけっこう荒く毎晩波の音を聞いていました。波打ち際には「英国人のプロムナード」といわれる広くて長い長い遊歩道があって人々は、真っ暗なうちから(朝は7時半になってもまだ暗い)せっせと歩いていました。解放感抜群の遊歩道です。
今回は往復ともエールフランスを利用しました。ネットを利用して航空機もホテルも手配したのですが、一番安かったのがエールフランスでしたが、これがすばらしかった。
これまでいろいろな航空会社のエコノミークラスを利用してきましたが、最近のYクラスはどこも「運賃が安いのだからサービスは期待できない」「食事はひどい」「我慢我慢」でしたが、この航空会社のサービス哲学はまったくそれを感じさせず「Yクラスでも最高のサービスを提供する」というのがあきらかであった。
食事についていえば、ソースの味がしっかりしている、おいしいチーズを提供している、デザートに手を抜かない、ワインは決して水ぽい安いものではなくしっかり味のある食事にふさわしいレベルであった。
機内エンターテインメントは驚くほど豊富でしかも航空会社側で中途半端に編集したものではなくCDそのままが聞ける。オペラは最初から最後まで聴けるのである。
webを通じて自宅のpcから前日にチェックインをしたのだが、Yクラスの運賃に30ユーロ(約5千円)上乗せすれば扉のそばの広い場所の座席を提供します、というので喜んでその座席にしたらこれがなんと広い。前に座席がないので実に広々としているのである。お客を喜ばす術を心得た航空会社である、と思った。
唯一の問題点はパリドゴール空港の巨大さである。ターミナル間の移動に30分も歩かされるのにはまいった。