2009年12月19日土曜日

市民後見人養成講座を開設します

品川にあるNPO法人市民後見人の会との連携で1月22日、23日、24日、30日の4日間にわたって溝口で後見人養成のための市民講座を実施することになりました。

4日間、計22時間という長い時間ですが、後見人になるために必要なあらゆる情報を学ぶセミナーです。

同様のセミナーを昨年1月に品川で実施した時には(その時は私は受講生の立場でした。)50名近いみなさんが熱心に受講されました。

受講料は3000円ですが、参加者に配布されるテキスト(関係する法律から実務的な情報まで盛りだくさん)だけでも十分に価値があるセミナーですが、高齢化社会を迎え今後は周囲に市民後見人を必要

とする人が大勢出てくるはずですからこのさい知識だけでも仕入れておいたほうがいいような気がします。

現在集客中で、横浜市や川崎市のあちこちにチラシを配布しているところです。
詳しくは 以下のホームページで。
http://seinenkouken.schools.officelive.com/default.aspx

2009年12月11日金曜日

突然めまいが・・・

11月の中頃だったか、夜ふとんに横になったとたん、眼が周りだしたのです。みえるものがぐるぐる回りだしました。こんなことは初めて。しばらくすると止まったのです。
翌朝ふとんから起きだすとまたもやめまい。
どうも頭を水平にしたり、急に上げたりすると始まるようでした。
気になるので毎月1回通っている心臓の主治医に相談したところ、新宿西口にある脳外科医への紹介状を書いてくれました。
今週の水曜日午後K脳外科を訪問してみました。なんでもそこは日本における名医と評判のドクターとのことでした。
問診のあと検査。円盤の上にしばらく立って重心位置の動きをみたり、脳のレントゲン写真撮影、そして脳のCT撮影をやってくれました。
結果は「良性発作性頭位変換めまい症」とのこと。三半規管が頭の急激な動きに瞬間的に追従できなくなることによるものらしく、めまいが長く続いていないこと、検査結果でも何も異常がないことからさほど問題ではない、との診断でした。私の年代なら普通みられる梗塞の後がまったくない、とまで言われました。
家人にその報告をしたところ私が今後も相当長生きしそうなことが分かって溜息をついていました。
同世代の友人に話をしてみたところ、自分たちは日常的にもっとひどいめまいを普段から受けている、と一笑に付されてしまいました。

2009年12月1日火曜日

思わぬところに紅葉林をみつけました


伊豆天城に紅葉の撮影にでかけました。当日はあいにくの雨。でもその日はようやく1日フリータイムになったこともあり、半分あきらめ加減ながら天候の変化に期待して出発。


1時間ほど走って大井松田と御殿場の中間にある鮎沢という小さなPAに車を止めたのでした。


平日の午前ということもあってほとんど車は止まっていなかったのですが、なんと駐車場の周りが真っ赤な紅葉林になっていたのです。


紅葉前線がちょうどこの近辺まで下りてきていたことをあって、霧が黄色くなった山肌を這い、林の奥には赤い紅葉が散在し実に美しい風景が展開していたのです。


雨模様にもかかわらず興奮しての撮影となりました。こういう思わぬ発見があるのが風景写真撮影のだいご味です。


添付の写真はその時のものです。


残念ながらその日の本命であった天城はすでに紅葉は枯れており、1コマも撮影することなくリターンとなったので、鮎沢の紅葉に気がつかなければ1日無駄骨になったところでした。




2009年11月21日土曜日

アップルパイ 

晩秋ですね。さまざまな果物が出回っていますが、中でもリンゴのうちの「紅玉」がでてくると私は忙しくなります。酸味の強い紅玉りんごはアップルパイ作りに最適だからです。
先週の日曜日に続いて本日も大きな丸いアップルパイを2つつくりました。
紅玉りんご6個の皮をむいて(芯を除くと約1kgになった)、砂糖(250g)と煮ます。皮も一緒に煮るのがコツ。赤い皮のおかげで煮たりんごにきれいな赤みがついておいしそうになるからです。
30分ぐらいしたらレモンとシナモンを加えて冷まします。
パイシートはあらかじめ購入しておいたパイシートを解凍し薄く引き延ばし、丸い強化ガラスの皿に載せて焼きあげます。200度cで約15分程度でしょうか。底のパイ皮が焼けていないと息子からクレームがでる(最近料理のでき具合にきわめて厳しいコメントをするようになってきた。それなら自分で作ればいいのに!)ので要注意です。
次にカスタードクリームを作ります。砂糖、小麦粉、牛乳を混ぜたものに卵の黄身、バター、リキュールを加えます。多くの人は時間省略でカスタードを入れないようですが、紅玉の酸味に対抗するためにはカスタードクリームの甘みがあったほうがおいしくなること間違いなしだと思っています。
焼けたパイ皮の上にカスタードクリームをのせ、その上に煮たリンゴをのせ、パイシートで表面を覆います。あとはオープンに入れて15分ほど焼けばアップルパイのできあがり。
というわけで本日午前中焼いた丸いアップルパイを午後から勤務する青葉国際交流ラウンジに持参してスタッフ全員で感激の試食をしました。

明日はFP協会主催の市民相談会で相談員を担当します。

2009年11月15日日曜日

市民むけのセミナーが無事終わりました。

10月から5回シリーズで開催した市民自主学級「人生百年時代をあなたらしく生きるコツ」が先週木曜日の第5回をもって終了しました。当日は前週を上回る24名の市民のみなさんが参加。前半1時間は私がこれまでのセミナーをまとめと補足のプレゼンを行い、後半は同僚FPによる最近はやりの「エンデイングノート」の簡易版である「安心ノート」(自分たちで製作したもの)の提供と書き方の説明を行いました。

私のプレゼンは以下の内容。
1.誰にでも訪れるサードライフ→元気なセカンドライフのうちの準備が肝要
2.準備の3原則(自己決定、日常生活圏、リスクマネジメント)
3.具体的な課題
4.終の住まいについての選択肢
5.住まい選択にあたってのポイント
6.介護への対策「親の介護は予行演習」
7.認知症と財産保護「成年後見制度」
8.家計の心配「家計のスリム化をめざそう」
9.皆に迷惑をかけない「有終の美」
10.記録を残すことにすすめ。残された人のために。
11.孤独死は周囲が大迷惑。ひとり暮らしのセーフテイネットつくりを

最後に参加者全員から今回のセミナーの感想を聞きました。
「今まで無関心できたが参考になった」「老後がこれほど大変だとは思ってみなかった。気持ちがひきしまった」「生き方を見直すいいきっかけになった」「これまで後回しにしてきたこと。考えかたが変わった」
「安心ノートは宝物。友人たちにも教えたい」
などなど1年間にわたって準備してきた5人の我々FP一同も感激するようなコメントが相次いで寄せられた。
私自身も準備のためにいろいろ勉強しましたが、終わってみて非常に達成感のあった企画でした。

2009年11月8日日曜日

FPフェア2009を開催します

来る11月22日(日)には日本FP協会神奈川支部主催でFPフェアを開催します。場所は溝口の「てくのかわさき」です。今年の秋は神奈川県下の数か所でそれぞれ地元のFPスタデイグループによるFPフェアが開催されることになっており、溝口でのフェアには私が所属するスタデイグループが中心となって企画・運営をするわけです。
当日は無料のFP相談会(私は相談員として参加します)や無料セミナーを開催することになっており、昨日はセミナーのリハーサルを実施しました。
今回のセミナーは「一見有利にみえる金融商品。そのリスクとポイント」をFP上浪氏、「知っておきたい相続の知識。奪い合う損を避けるために」をFP秋田氏がそれぞれ1時間講演することとなっています。
詳細・申込はFP協会神奈川支部のホームページhttps://www.jafp.or.jp/tbb/?hojin_cd=914
で。セミナーにはすでに50名近い申し込みがあるとのこと。
昨日のリハーサルでは講師のプレゼンに対して「わざわざFPの話を聞きにきてくれる人たちにこの程度では満足していただけないのでは?」等々容赦ない注文が仲間からだされ、これからの1週間講師の人たちは内容の練り直しで大忙しとなるはずです。
リーマンショック以降人々の関心は資産運用(いかに増やすか?)よりも相続問題に移ってきた傾向があります。
5日に実施した「人生百年時代」の市民セミナーでも相続に関して多くの質問が出ました。
争族ではなく、スムーズな相続に向けて事前にどう知恵を絞るかが問われる時代です。FPの活躍する領域もこのあたりにありそうです。

2009年11月2日月曜日

今年の紅葉




10月初め紅葉を撮影しようと青森の八甲田山へ行ってきました。青森空港から1時間でロープウエイの乗り場に着きます。中腹の酸ケ湯温泉のあたりが紅葉していました。添付の写真はその時のもので逆光をあびた1本の木が真っ赤に輝いた瞬間です。


もう1枚の写真は福島県の磐梯吾妻スカイラインでの紅葉です。山腹の赤と緑のコントラストが見事です。


北から降りてきた紅葉前線は今は関東地方にさしかかってきました。これからが美しい時期ですね。


さて溝口で開催している「人生百年時代をあなたらしく生きる」セミナーシリーズもすでに3回が終わりました。毎回20名以上の市民が参加し熱心に聴講しています。


11月12日の最終回には全体総括のプレゼンを1時間私が担当します。現在そのパワーポイント作成をやっている最中です。人生の第四コーナーに向けて何をどう準備していかなければならないか、をわかりやすく説明していくつもりです。


またこの場でご報告いたします。

2009年10月23日金曜日

上野千鶴子講演

水曜日午後には日比谷公会堂で家事調停委員の集まりがあった。前半の部には東大の上野千鶴子教授の講演があった。
上野教授には社会学のなかでジェンダーに関する刺激的な分析・著書が多く最近は大ベストセラーとなった「おひとりさまの老後」が有名。
本人いわく最近は「おどし系」から「いやし系」に変身した、とのこと。
講演は日本の家族の変貌に関する話から始まった。
日本では性と愛と結婚が一体化したこれまでの家族が崩壊してきており(欧米ではとうの昔に崩壊)若者世代との間に大きな世代間ギャップが生じてきていること。
晩婚化・非婚化が少子化の要因になっているが、60年代日本の全員結婚社会(誰しも結婚して世帯をもてた時代)は歴史の中ではきわめてまれな時代であったこと。
政策による人口対策には効果がないこと。ましてや金銭インセンテイブ(子育て支援金のことか)には効果がないこと。
少子化、人口減少、おひとりさま世帯を前提とした社会設計をしていく必要があること。格差社会から連帯社会へつくりかえていく必要があること。
などデータをもとに示唆に富んだ講演であった。

2009年10月9日金曜日

市民自主学級セミナー 高齢者の住み替え問題

1年前から準備してきた川崎市高津区市民自主学級「人生100年時代をあなたらしく生きるコツ」の第一回セミナーが昨日開催されました。台風上陸ということでハラハラしたのですが開始時間の14時にはほぼ満席の40名弱の市民のみなさんが参集してくれ、シニアライフ情報センター事務局長の池田敏史子さんの話が始まりました。途中休憩もとらずほぼ2時間にわたって高齢者のすまいの問題について熱の入った講演となりました。
多くの介護施設を調べかつ入居者の相談相手をしてきた池田先生の話には説得力がありました。

誰でも現在住んでいる自宅で終えることを念願するが、75歳以上の介護期になるとそれを実現するにはたいへんな費用がかかること(介護保険をつかっても月額40万円近い費用負担が発生するとのこと)、今の時代子供たちもあてにはできないことから結局介護体制のある施設に住み替えていかざるをえないのが現実。その場合のポイントとしては

1.現在の生活との連続性のあるすまいとすること(地域、仲間、家族、生活スタイルとの連続性)
2.判断力・体力のあるうちに決心すること(介護が必要になってからでは遅い)
3.自宅の整理・処分は早めに(売却や処分には時間がかかるし足元をみられる。)
4.バスの便など生活の足が確保されている場所へ(外出できなくなると衰えは早い)
5.食事への配慮がされている施設
6.介護付きの場合はデータでその質をきちんと見ること(職員の定着度など)
7.早めの住み替え(特に生活管理能力のない人、子供がいない人、孤独感が強い人)
8.保証人・身元引受人を確保すること(どこへ入居するにしろ要求される)

しめくくりのことばとして
「高齢者にとって理想的な住み替えというのはもはや絶対に存在しない。結局何かを捨てて何かを拾うという覚悟が必要である。自分の老後の暮らしをイメージし、住み替えの目的の明確化、自分自身の条件整理、事前の情報取得などをやっていくことが大事である。」

アンケートをみるとみなさんたいへん満足されていたことが伺われた。主催した我々も大満足。
来週は第2回目で介護保険についての講演を予定しています。

2009年10月6日火曜日

生活保護の実態

ライフプランを考えていく上でセーフテイネットの最後の砦としての生活保護について知っておく必要があろう。
生活保護法第1条では「日本国憲法第25条の理念に基づき国が生活に困窮するすべての国民に対して、その困窮の度合いに応じて必要な保護を行い最低限度の生活を保障すること」を規定している。
そしてすべての国民はこの法律による保護を「無差別平等」に受けることができるのである。
生活保護は国が定めた「最低生活費」と、その世帯の現実の収入の差をみて不足分が支給されます。
では国が定める「最低生活費」とはいったいいくらなのでしょうか?それは次の8つの扶助から成り立っており、それぞれについて扶助基準額が決められているのです。
1.生活への扶助 生活している地域や世帯を構成する家族の人数や年齢によって決められていますが、横浜市に在住している標準的な3人家族の場合だと月額165、180円。高齢者の単身世帯だと79,530円です。
2.住宅への扶助 家賃、地代、敷金、礼金、住宅補修費などの実費相当。横浜市に在住している6人以下の家族だと基準値は69,800円以内。
3.教育への扶助 基準額+教材費+給食費+通学交通費+学級費+夏季施設参加費 などについて金額が決められています。
そのほか 4.医療扶助 5.介護扶助 6.生業扶助(自立のために技能を身につける費用)
7.出産費用 8.葬祭費用
いっぽうその世帯の収入については 就労による収入に加え 親族による援助、年金収入、資産収入(貯金や保険は解約、不動産は売却が前提)などが加味されてくる。利用できる資産、能力その他あらゆるものをその最低限の生活維持のために活用することが要件となるわけである。
生活保護を受けると国民健康保険の資格がなくなる。代わりに福祉事務所から「医療券」を受取り、それを指定された医者に持参して診療を受けることになるのが大きな変更点である。もちろん地方税、住民税は免除される。
ではいったいどれほどの世帯が生活保護を受けているのであろうか?
全国平均でみると 全世帯の1.3%程度であるが、横浜市の場合 1.5%、大阪市にいたっては 4.8%(ほぼ20世帯に1軒、つまり50世帯に1軒)にもなるのは驚き。
ちなみに生活保護を申請すると 預貯金、保険、不動産等の資産調査、就労の可能性調査、扶養義務者による扶養の可否の調査、就労収入の収入調査などが行われるし、支給後は年数回の訪問調査、収入・資産の届け出が義務化される等生活実態の確認が福祉事務所によって行われる。
生活保護についてはいちおう知識を持っているだけにすませたいものである。

2009年10月2日金曜日

心臓病その後

昨年の1月に心臓の手術を受けています。手術は成功し現在はまったく以前と同じ通常通りの生活をしているのですが、血圧を下げる薬を毎日飲んでいます。おかげで手術前140あった最高血圧が現在は100で安定しています。心臓の専門医である主治医の言では100/70という血圧が心臓はもとより血管にとっても負担が少ない一番いい値だそうで、老化に伴って生ずるさまざまなリスクを軽減することが可能とのことでした。
しかし薬の副作用が発生しました。最近になって肝臓の状態を示すγGTPの数値が急激に高くなってきたのです。標準値が80以下といわれている数値がこの夏には250にまで跳ね上がってきました。当然酒はダメなレベルです。疲れやすいとかだるいとかの自覚症状もないのでさほど気にすることもない、とは思いつつも沈黙の臓器といわれる肝臓ですし心臓がよくなった代償として肝硬変や肝がんになるのも勘弁(大好きなワインが飲めなくなる)なので、この夏はγGTP改善のために薬の変更はもとより、酒量の抑制を敢行してみました。とはいうものの暑い夏でしたのでビールやワインはコップ1杯程度で我慢しノンアルコールビールへの切り替えです。特に血液検査の前は1週間の断酒です。
そして結果は見事110まで低下しました。
なんと主治医からは「酒を飲んでもいい」とまでお墨付きをもらったのでした。
定期的に医者に通って内蔵の状態を検査していくことの必要性を痛感した夏でした。

2009年9月27日日曜日

秋の花 しゅうかいどう




9月になるとさまざまな花が咲き出す。埼玉県の山中には秋海棠(しゅうかいどう)というベコニアに似たピンクの花が一面に咲く場所がある。このしゅうかいどうという花は1株2株から自生してあっというまに斜面を覆いつくすほどの繁殖力であるが、まとまって群生しているのは埼玉県ときがわ町が有名である。


「秋海棠西瓜の色に咲きにけり」とは芭蕉の句。わりと昔から親しまれていた花らしい。


今年は2回撮影に行ってみた。


1枚はかわいらしい妖精のような花をアップで撮ったもの。もう1枚は林の中に咲き乱れる花の様子を撮影したもの。


犬の散歩をしていた村の人の話では、これから道路工事が始まるのでこの場所の花は今年が最後とのこと。すでに舗装されていて日中ほとんど車が通らないようなこんな山の中までも道路工事とはまったく驚き。不況対策の名のもとで自然破壊と税金の無駄使いは辞めて欲しい。


2009年9月18日金曜日

人生百年時代をあなたらしく生きるコツ




1年ほど前から準備してきた川崎市高津区との共同企画の標題の市民セミナーがいよいよ実現です。


セミナーの内容、講師との調整、チラシ作成は私を含む5人のFP仲間が担当し、高津区は予算提供、会場提供、区の広報誌を通じたPR活動、申込の窓口を担当しました。


市民の反応はものすごく区役所の担当者のところには電話が鳴りっぱなし。昨日からの申込受付開始と同時に目標としていた40名に達したそうです。これには区の担当もびっくりで、これまでさまざまな自主セミナーを企画してきたけどこれほどの反応はなかったそうです。


10月8日(木)の2時が第一回でシニア情報センターの池田事務局長が高齢者の住まいの問題を講演してくれます。私は当日は司会を担当します。


合計5回のセミナーでは高齢者がこれから考えておかなければならないさまざまな問題について多角的に解説していくことになっています。チラシを添付しますのでご参照ください。




最終回の第5回では私が1時間ほど全体的なまとめの話をすることになっています。


今後このブログで報告をしていきます。




ところでこのブログを立ち上げて1年経ちました。なんとか継続していけたこともあり、今後はもっとさまざまな話題についての情報発信をしていきたいと思います。先日ホームページビルダーの勉強をしましたので次のステップとしてホームページの立ち上げを考えています。




2009年9月4日金曜日

外国人の苦労

神奈川県には多数の外国人が住んでおりその数はほぼ全県民の2%となっている。
私は青葉区の国際交流ラウンジで週1日ラウンジが実施しているさまざまな国際交流業務のサポートに携わっている。
火曜日には神奈川県による「外国籍県民相談員研修」というセミナーを受講する機会があった。
各地の国際交流ラウンジや横浜市外国人向けコールセンター、すまいサポートセンター、難民救援センターなど日頃外国人の相談に接しているスタッフが多数参加していた。
セミナーの前半は「外国人の社会保険について」であった。基本的には現在の法律は属地主義をとっているので日本人も外国人も制度上の差はない。
後半は参加者相互の事例披露、質問であった。この不況下で外国人がいかに苦労しているかショッキングな話が多かった。
1.突然の解雇。賃借している住宅の保証人に会社がなっているため保証人がいなくなり家主から立ち退きを迫られている。(こうした外国人をカモにする保証人ビジネスがあるとか)
2.労災認定を受けているにもかかわらず解雇を言い渡された。(法的には違法であるにもかかわらず)
3.住む家がないので3か月間車中で生活を続けている。
4.賃借契約が終了した際敷金が戻ってこないどころか追加の費用支払いを要求された。(外国人の無知につけこんでいる)
5.国民健康保険に加入しようとしたらさかのぼって2か月分の保険料を要求された。
等々
こうしたあくどい仕打ちから当事者たちを救済していくのには各所との調整や手間ひまがかかることであるが各地の相談員たちは日々粘り強く活動しているのである。

2009年8月29日土曜日

スイス旅行の写真




スイスは山あり谷あり、湖あり、でどこを見ても美しい国です。ロステイというジャガイモでつくったピザ風料理や、エメンタールやグリュイエールなどのハードチーズやスイスワインは飽きません。もっともチーズフォンデュとなると味が単調なせいかでそうたくさんは食べられないのが不思議でした。


今回はスイスの東部地方イタリアに近いサンモリッツに行ったのですが、トマトをつかったパスタ料理などイタリア料理に近いものがあって舌づつみをうつことができました。


街のはずれからロープウエイやケーブルカーに乗ればあっというまに3000mの展望台です。しかもサンモリッツに2泊すればそうした乗り物代が無料になるシステムがあるのでぞんぶんに楽しむことができました。
掲載した写真は雨上がりのサンモリッツ湖にかかる虹と3303mのコルバッチ展望台からみた絶景です。


2009年8月21日金曜日

ブレゲンツ湖上オペラ

1週間の夏休みをとってスイスへ行ってきました。スイスとドイツ、オーストリアの国境近くボーデン湖に面したところにブレゲンツという街があります。ここは毎年夏にボーデン湖上でオペラが開催されることで有名な街です。インターネットには主催者が詳細な解説を載せており、チケットの購入はもちろん座席指定や出演者の紹介などいたれりつくせりです。今年の演目はベルデイの「アイーダ」でしたからオペラフアンにはたまりません。
あいにくブレゲンツのホテルがとれなかったので10kmほどドイツ側へ行ったボーデン湖内の小さな島リンダウにホテルをとりましたが、結果的に大正解。行ってみてわかったのですがボーデン湖沿いの各町からブレゲンツの会場まで送迎の船がでているのです。乗船するとシャンパンサービスがあり夕暮れの湖上を直行すればオペラの舞台脇に到着ですから楽なものです。
湖に浮かべた舞台の脇にはクレーンが2台設置されていてこれが本番中は大活躍。アイーダと恋人アムネリスが湖の底からクレーンでつり上げられて登場。エジプト王は空中で指揮をとったり、天使が空から舞い降りてきたりとオペラ座ではみられない演出の連続。真っ暗な闇の中に対岸の街のあかりがひかり、ボーデン湖に沈む真っ赤な夕焼けが背景となり、一瞬暗くなると天上の北斗七星が大きく見えたりと次は何が起きるのか一瞬たりとも目が離せない楽しい舞台であった。

2009年8月7日金曜日

人生100年時代をあなたらしく生きるコツ」

女優大原麗子さんが自宅で死亡しているのが発見された。死後2週間経過しており、病死とみられている。62歳の孤独死である。
こうした孤独死の例が増加している。
先日「キーパーズ」の吉田社長の話を聞く機会があった。この会社は「天国へのお引越し」を歌い文句として孤独死した故人の遺品整理・運搬サービスで急成長した会社である。遠い親戚の死の報でかけつけた遺族にとって遺品の整理・処分ほどやっかいなものはなく、それを一手に引き受けるキーパーズの存在はたいへんありがたがれているとのことであった。「人様に迷惑をかけないで死にたい」とは誰しもの理想であるが、長期間にわたって誰にも発見されない孤独死ほど近隣住民などの周囲の人たちに迷惑のかかる死に方はない、というのが吉田社長のコメントであった。
話題を変えて、今秋10月8日、15日、22日、11月5日、12日の各木曜日午後には田園都市線溝口で「安心して老後を過ごせるコツ」「あなたらしく生きるコツ」というテーマでの5回セミナーを開催することが決まり、今週から高津区の公共の場所に受講者募集のパンフが配布されている。第1回は高齢者の住まい、第2回は介護保険や地域のセーフテイネット、第3回は成年後見制度、第4回はお金の話、第5回はエンディングノートの話を予定している。

2009年7月31日金曜日

ピアノの練習

連日の蒸し暑さにもかかわらず毎日必ずピアノに向かっている。というのも8月24日夕方には日頃レッスンを受けている先生のもとで小さなピアノコンサートが企画されていているためである。
最近になってピアノの練習を始めたシニアの連中10名ほどがこの暑さの中それぞれ自分の弾きたい曲に挑戦しているわけ。わたくしの挑戦曲は「ゴセックのガボット」。リズミカルでコケテッシュな前半部分とゆっくりしたメロデイの後半部分、そして再びテンポの速い前半部分、とけっこう長い曲であるが弾いているとなかなか楽しい。指先を動かすことがこれほど夢中になれるものとは思わなかったが、弾いていると暑さと時間の経つのも忘れる。
今から始めてももちろん小さい時からピアノの練習に励んできた人たちのレベルにはとても達しないことは当然ではあるものの努力すればそれなりに上達していく世界はおもしろいと思う。
コンサートのあとは新亜飯店でビールとしょうろんぽうでの打ち上げが予定されていて待ち遠しい。

2009年7月13日月曜日

新日曜美術館 犬塚勉に衝撃を受けました

毎週日曜日にNHKで放映されている日曜美術館では最近日本人画家を取り上げることが多くなったような気がする。先々週と先週(再放送)は「私は自然になりたい」というテーマで38歳で谷川岳で遭難死した画家犬塚勉であった。
TVをみるまでこの画家のことは全く知らなかった。
彼が描いた自然の風景画を初めて見て衝撃を受けた。
何気ないブナの木々や画面を覆い尽くす原っぱの雑草の群れなどごくごくありふれた対象をたんねんに描いているが、絵全体からは自然のもつ大きな力が感じてくるのである。特に「梅雨の晴れ間」という題の絵では数多くの雑草を描いた緑のグラデュエーションと画面から感じられる空気感とで見る人をこのうえなく幸せな気持ちにしてくれた。
日曜美術館をみて彼のことを初めて知って感動した人は他にも多いらしく、ネット上には絶賛のブログのオンパレードである。
彼の絵の特徴は写真のようでありながら写真では感じられない自然の美しさ、存在感、自然のもつ生命を描いているという評が多いが、なんとか大判カメラを駆使してあのような空気感を感じ取れる風景写真をとりたい、と思いました。
8月末まで奥多摩の「せせらぎの里美術館」で回顧展が開催されているとのこと。

2009年7月11日土曜日

写真展出展作品




6月30日から7月5日まで町田市の版画美術館で開催された写団薬師の写真展には6日間で合計700名もの人が鑑賞に来てくれた。


場所が町田駅から徒歩15分もかかること、期間中梅雨の激しい雨の日があったことなどを考えると驚異的である。


風景写真愛好家の中で写団薬師という写真グループの存在が注目されていることがよくわかる。


ところで私は2点出展した。


1つは「早春のコンチェルト」という題で4月末奥日光の五十里湖(いかりこと呼ぶ大きな人造湖)での作品。湖面のさざなみと夕方の逆光線を受けた新緑の木々を撮影したものであるが、静かな音楽を聴いているような気分での撮影であった。


2つめは「落葉の淵」。秩父の奥にある中津渓谷での撮影。紅葉と落葉を撮影したもの。


自慢の作品数点を提出した中から講師であるプロ写真家前川彰一先生が選定したもの。前川先生自ら現像所に厳しい注文をだしたこともあって作品のできばえには撮影者自身びっくりさせられた。とても35mm判のカメラとは思えないような仕上がりであった。


富士フィルムでもここまでよい焼付けはできないと思った次第。プロの厳しい眼には驚いた。








2009年7月3日金曜日

今週も忙しかった。写真展に出品しています

東京都町田市には版画美術館という珍しい美術館がある。町田駅から歩いて15分、緑豊かな公園の中であるがりっぱな建物の中は版画のほかに音楽会スペースや市民のための展示室がある。
http://www.city.machida.tokyo.jp/shisetsu/cul/cul01hanga/
今週火曜日30日から日曜日5日までの間この市民展示室ではわたくしが所属する風景写真集団「写団薬師(変わった名称だが町田市にある薬師池を中心とした活動グループの意味らしい。東京地区に4つのグループがあり、合計250名近くの会員がいる。そのうち町田グループは30人)の写真展が開催されており、わたくしは2点出品している。木曜日午前中には会場当番だったが、不便な場所でかつ雨模様にもかかわらず連日100名近いお客様が見に来られたのは驚きであった。写団薬師というグループが他から一目置かれていることがよくわかった。
月曜日にはホームページ作成の研修を受講。新しいことを学ぶ緊張感は心地よい。
火曜日は午前中写真展の展示作業をした後、飯田橋でシニアライフ情報センターのセミナーを受講。誰にでもこれから訪れるであろぅ高齢者の家のすみかえの問題である。おそらく今は誰しも現在の住み慣れたわが家を終の棲家にしたい、と思っているはずである。孤独死を覚悟するならそういう選択肢もありうるが、通常は弱った体力に直面してどこかの段階で住み替えを考えざるをえなくなるのである。最終的な目的は介護や看取りの安心を得ることだとしたらこれからは介護施設にたどりつくまでの過程が重要である、という主旨。有料老人ホームの問題点や住み替えの問題点の説明であった。
水曜日午前中は特定健康診断、いわゆるメタボ検診。身長、体重、血液検査、尿検査。この1年半血圧を下げる薬を毎日服用しているためか肝機能の指数が悪いのが気になる。おかげで血圧は上が100と年齢のわりにはまともな数値となっているが・・・。
水曜午後は家庭裁判所での調停委員どうしの勉強会の顔合わせ。財産分与に関する事例研究を学ぶことになる。
こうしたスケジュールの合間をぬってピアノの練習をしたり、アスレチッククラブへ行ったりの1週間でした。

2009年6月26日金曜日

親から子供への資産移転の促進

親が蓄積した資産は親の代で使い切ってしまおうという風潮が強いのですが、死後ではなく生前に資産を移管して有効活用してもらいたい、というような親もいます。
死後の相続では残された資産の半分は配偶者へ、子供たちはその残りを均等に配分、というのが相続税計算の原則ですし、通常生前の贈与となると非課税控除額は年間わずか110万円しかありません。おまけに贈与税率は相続制率よりもはるかに高い、のですからなかなか思ったような資産移転が進まないわけです。
このままでは世代間の富のスムーズな移転・再配分が進まず活力ある社会が築けないのでは、という懸念があります。
そこで登場したのが相続時精算課税制度という贈与と相続を一体に考える制度です。65歳以上の親から推定相続人である20歳以上の子供に対しての生前での資産贈与に対して複数年にわたって利用できる非課税基礎控除額2500万円を設定し、それを超えた額に対してのみ20%の税率を掛ける制度です。逆にいうと2500万円までの贈与なら税金の支払いは発生しないわけです。住宅取得のための資金贈与であれば年齢制限も緩くなり、かつこの枠は3500万円までに拡大されます。
この制度は父親からと母親からの両方からの贈与に対して別々に適用が可能ですから控除枠は倍になる計算です。
贈与した親が亡くなり相続の段階でそれまで相続時精算課税制度をつかって贈与した資産を他の相続財産と合算してあらためて相続税の計算を行うというものですが、もともと相続時には5000万円プラス1000万円×相続人数、という非課税控除枠がありますのでよっぽどの資産家でない限り多額の税金の支払いは発生しないと思われます。
長年蓄積してきた資産を若い人たちにどのようにバトンタッチしていくかあらかじめ考えておくのも親の責任かもしれませんね。

2009年6月15日月曜日

写真のもつ力

六本木にある富士フィルムの本社ビルは1階と2階が写真展会場になっていて4つの会場で毎週さまざまな写真展が開催されていて楽しみなところである。
先週は実に見ごたえのある写真展が開催されていた。
航空写真家芥川善行氏はなんと大判カメラを自作し軽飛行機の上空から日本列島のさまざまな風景を撮影して見せてくれた。「空から見た日本パノラマ紀行」である。
激しく動く飛行機から撮影したにもかかわらず大きく伸ばしたパネル写真はブレもなく色彩豊かで実に美しい。
米美知子氏は最近脚光を浴びている若い風景写真家であるが、「水のゆくえ」をテーマとして春夏秋冬の日本の一番美しい水辺の風景を見せてくれた。 とくに紅葉時の水辺の色合いは見事。
この2名の写真展だけでも十分見ごたえがあったが今回さらに目を見張ったのは岡田廣、節子夫妻による「灼熱の大陸アフリカ」の写真展であった。
1台のトラックになんと50人以上の人と荷物が鈴なりになった写真、生きた牛から鮮血をもらいそれを飲む少年の写真、牛の尿で洗髪をする人、唇に大きな皿をはめこんでアクセサリーとしているアフリカの女性の写真など想像を絶する被写体が美しくとらえられていた。
3つの写真展どれもが写真のもつ描写力、説得力を最大限引き出していて写真のもつ可能性というものを考える上で久しぶりに興奮した写真展であった。
写真展内容の一部は富士フィルムフォトサロンのホームページにて紹介中である。

2009年6月5日金曜日

6月の第1週木曜日は?

昨日は6月最初の木曜日。フランスではこの日を「アペリテイフ(食前酒)の日」と呼びはじめたらしい。それに呼応してかフランス食品振興会や大使館が音頭をとって一大イベントが開催されるようになった。レストランで食前酒やワインとさまざまなオードブルを食べる会である。11月第3週のボジョレヌーボーに次ぐフランスの仕掛けである。当初東京だけだったイベントが6年目の今年は全国各地で開催されたのだからフランスという国のプロモーションのうまさには脱帽。
かくいう私は横浜で開催されたイベントに参加してみた。MM21の突端のイタリアレストランを借り切って夜の海を見ながら地元の一流ホテルのシェフの手になるさまざななアミューズをアペリテイフ(ドライシェリーが中心)やワイン(南仏のVIN DE PAY、飲み放題だったが味はまあ普通)、シャンパン(こちらは別途有料だったがうまかった)を楽しんだ。会費4000円もしたが味、雰囲気とも良くイベントとしては大成功といえよう。
冒頭には中田横浜市長が来てコックたちに取り囲まれての挨拶で雰囲気つくりに一役かっていた。
メインデッシュはなく数種類のアミューズを食べるだけであったが酒と雰囲気の力で満腹にさせられた会であった。あとから冷静になって振り返るとあれで4000円はちょっと高かったかな?

2009年5月31日日曜日

高齢者のすまいの問題

老人ホームをめぐる苦情が急増している。消費生活センターによせられた苦情は08年度は10年前の5倍以上とのこと。入居時に払う保証金の返金や解約のトラブルが苦情の8割をしめているとのこと。
「ついのすみか」となる老人ホームの苦情は表に出にくい(あきらめ、がまん、泣き寝入りが多い)ので実際のトラブルはもっと多いと思われる。
誰しも長年住み慣れた現在の家を「ついのすみか」としたいと思っているがいろいろな事情でそうにはならないケースが多いはずである。問題はいつごろそのときがくるのか、本当に今の住まいにすめなくなるのか誰にも想像・予測だにできないし、気がついたときには精神的肉体的金銭的にもはや自分ひとりの力では対応ができにくくなっていることである。
そうしたすまいの問題を含めた「老い支度」の重要性・啓発活動の必要性を考え、この秋には市民を対象とした「老い支度」セミナーを開催することにしました。
日ごろから一緒に勉強会や相談会などをやっているFP仲間数人が集まり川崎市高津区の後援を得て溝口の高津市民館で合計5回の無料市民セミナーを開催すべく現在準備作業中です。
第1回目の10月8日はNPO法人「シニアライフ情報センター」の池田事務局長を講師に招いて冒頭に提起した老後のすまいの問題を解説してもらうことが決まりました。
「シニアライフ情報センター」は高齢者の「在宅から住み替え」までをお手伝いしている団体でその豊富な相談事例をもとに高齢に向かう人々がこれから何を考えどういう準備をしていかなければならないか、を明快に語ってくれるはずです。
第2回目以降は「福祉」「財産管理」「人生の棚卸」などをテーマに専門家を呼んでいくこととしています。
いまは講師探しや交渉など企画をゼロから立ち上げていく醍醐味を楽しんでいるところです。

2009年5月22日金曜日

わが街に新型インフルエンザの話が突然。

木曜日川崎市に新型インフルエンザ患者が発生したというニュースが突然トップで報道された。しかも患者は田園都市線溝口にある大学の学生で、一人は成田空港からの帰途私の住むたまプラーザまでバスできて田園都市線に乗り換えた、ということが何回も報道された。
たまたま木曜日の午前中わたくしはたまプラーザから田園都市線に乗り、溝口まで行って高津区役所の人と秋に予定している市民セミナーの打ち合わせを行った。
テレビの報道とはうらはらに街はいつもと変わらず平静そのものであった。マスクをして歩いている人も少なかった。患者発生で街から人通りが消えた神戸とはえらい違いであった。
区役所のスタッフも誰もマスクをしているわけでなくいつもと変わりがなかったし、話題にすら出なかった。人々のそうした平静さに安心を感じた。
もっともどこの薬局にもマスクが品切れで置いてなかったからかもしれないが・・
マスク姿で歩くのはどうやら日本独特のファッションかもしれない。まるでマスクをしてないと国賊のような論調であった。
そもそもマスクは風邪気味の人が他人に移さないためのものであって、予防のための効果はない、といわれている。それにもかかわらず風邪でもない人たちがいっせいにマスク姿で街を歩くのは異様だと思う。マスク品薄のおかげで本当にマスクを必要としている人にマスクが手に入らなくなってしまったとも聞く。本末転倒、付和雷同、には恐ろしいものを感じた。

2009年5月14日木曜日

北国の春




GWには4泊6日の日程でノルウエーに行きました。北欧の旅行シーズンは6月から8月にかけてであるためかGWにもかかわらずSASの安い航空運賃が利用できました。ベルゲンに入ってそこでレンタカーをしてフィヨルド沿いをドライブしてきました。
5月1日からが現地の旅行シーズン開幕ということで道路やホテルがオープンしてきます。どんなにか寒いことか、と思いきや春まっさかりでした。道路は乾いていて新緑の緑がまぶしく、桜やタンポポが満開、緑の牧場ではこの春に生まれたばかりの子羊が元気よく鳴いていましたし、鳥の鳴き声はうるさいくらいでした。人々は半そででした。
この時期海外にはGWではないため観光客は少なくのどかな旅が可能です。日本のTVでは新型インフルエンザでもちきりでしたがノルウエーでは話題にすらなっていない様子でした。
6日に帰国後9日にはFP仲間と溝口で「労働環境の激変に対するFPとしてのアドバイス」というテーマでのセミナーを開催しました。私は「雇用保険についてあなたはどれだけ知っていますか?」というテーマで雇用保険の賢いもらいかたについてしゃべりました。活発な質疑もあり盛況でした。

今週12日にはこれもFP仲間と「老い支度」に向けてのセミナー開催についての打ち合わせをしました。これから老いを迎える人達に向けて今からの準備の話です。家のこと、介護のこと、財産のこと、など早くから考えておくことが重要です。テーマが絞りこまれてきたのでこれから講師選定となります。
本日は家庭裁判所で少年審判事件についてのセミナー受講でした。今後更正が必要な少年たちに係わっていくことが起きそうです。
というわけでこの1週間は北国の春を満喫した後に「少年」「壮年者」「シニア」それぞれの大きなテーマについて駆け足で議論をしたわけです。

2009年4月29日水曜日

雇用不安の時代

経済状況の悪化に直面して雇用環境が厳しさを増している。有効求人倍率の低下、失業率の上昇が数字となって顕在化してきているが、先日港北のハローワークに立ち寄ってみたがいつにも増して求人検索する若者の数が多かったように見受けられた。
失業時のセーフテイネットとして多いに役立つのがハローワークから支給される雇用保険(失業者給付基本手当)である。
本年4月以降の一般労働者の毎月の保険料負担は給料の4/1000(事業主負担は7/1000)であるのでたとえば年収450万円なら年間の負担額は18000円に過ぎない(事業主負担と合わせても5万円弱)
それに対して万一失業した場合毎月20万円近く(年齢、被保険者期間などで異なる)が自己都合退職でも5ヶ月間(会社都合だともっと長い期間)受給できるのでありがたい制度である。(おまけに無税)
もちろん受給にはいろいろ条件がある。当然のことながら失業して再就職活動をしていることが基本条件。なにもしてないでハローワークにもらいに来て係りの人に怒られている人もいる。
人によっては再就職に有利なように技能を身につけるべくハローワークの指示のもとで(ここが重要)職業訓練学校に通うケースもあるが、教育訓練中は受給期間が延長されるのでよりいっそうのありがたみが増す。
しかしながら受給期間にも限度がある(通常最長の人で330日、4月より一部延長が可能となったがそれでもプラス60日)。ということは現在の雇用環境悪化が今後1年以上続いた場合にはたいへんな社会問題が表面化してくる可能性が予想されるのである。

2009年4月14日火曜日

春爛漫




初夏のような気候が続きました。桜も散ってしまい春は終わってしまったのかと気になりますが、今日は春らしい風景の写真をお見せしましょう。


場所は山梨県の一宮付近、今ごろこのあたり一帯はピンク色の桃の花で埋まります。「桃源郷」と言われています。桃や杏の花、菜の花が青い空と雪山をバックに咲き乱れています。リフレッシュするには最高の眺めです。東京からは高速道路で1時間ですのでぜひ行ってみてください。

2009年4月5日日曜日

4月から社会貢献を拡大します

わが町たまプラーザは街路樹の桜が満開です。青空をバックに薄いピンクの桜の花が輝く様は心が洗われるようですね。いよいよ春ですね。
春は新学期。私にとっても新しい活動が始まりました。
新しく家庭裁判所の調停委員としての活動を開始しました。不幸にして協議離婚の話し合いがこじれた場合、家庭裁判所ではいきなり裁判による決着を図るのではなく必ず家事調停を行うことになっています。裁判官1名と調停委員2名とから構成される調停委員会が夫婦の話を聞き解決策を探っていくものです。子供の問題や慰謝料、財産分与などを決めていくわけですが心の問題や関係者それぞれの人生がからんでくることから簡単ではありません。人々と真剣に向き合っていく必要がありそうです。週2日から3日程度の業務になりそうです。
もうひとつは横浜市の青葉国際交流ラウンジというところでの窓口業務を担当することになりました。横浜市には大勢の外国人が生活をしていますが、その人々の相談窓口です。こちらは週1日程度窓口に出て相談相手をつとめることになります。教育問題や住居などの相談が多そうです。
これまでのFP活動も継続していきます。雇用不安に直面している人々に対してFPの立場からアドバイスできないか、FP仲間とセミナーを開催しようという企画が動きだしています。
この場で解説してきた成年後見制度に対するアピール活動も並行しています。
どの活動も共通するキーワードは「社会貢献」だと思っています。
我ながら楽しみな新年度です。

2009年3月27日金曜日

明日はピアノの発表会

私には55歳を過ぎてから始め、現在夢中で取り組んでいることがたくさんある。このブログでも何回か紹介したが風景写真撮影やファイナンシャルプランナーがその筆頭であるが、その他にピアノ演奏がある。
月2回同じ年代のおじさん4名ほどが1時間のレッスンを受けてきた。レッスンはピアノではなく電子キーボードを使用し、誰にでもなじみのある曲(たとえば「愛の賛歌」とか「草競馬」「ゆうやけこやけ」など)を弾いていくのであるが、まさに継続は力なりのたとえのごとく2年間続けているうちにけっこう弾けるようになるのだから不思議。
そして明日午後には池袋の喫茶店を借り切っての発表会である。もちろん明日は本物のグランドピアノを使用し、教室の生徒たち(すべてシニア)20名近くの前で演奏する。
私はベートーベンのピアノソナタ「悲愴」を演奏する。まだ原曲では無理なので簡易版であるが。
それでも1曲10分ちかくかかるが今回は暗譜での演奏に挑戦。
この曲はベートーベンのソナタの中でも一番美しい曲といわれているが、たしかに弾きながらもうっとりするし妙に心が落ち着いてくる効果があって演奏が楽しい。
発表会とは不思議なもので弾いているときはものすごく緊張し、指の震えが止まらなかった。初めて参加したときは頭の中が真っ白になり練習では弾けた曲が弾けなくなるのである。
しかしながら目標を決めて一歩一歩練習を重ねていくのは上達の度合いがはっきりわかることもあって快感である。
今はもう半年後の次の発表会に向けてなんの曲を弾こうかと考えてピアノ曲のCDを聞いているのである。

2009年3月16日月曜日

「老い支度」って何?

平均寿命が延び80歳代まで生きていくことがあたりまえになってきました。自分が80歳の老人になったとき今と同じような生活ができるのだろうか?誰しも内心不安です。
経済的側面については年金の問題や資産形成の勉強を通じてメドをたてようとしてきましたし、十分とはいえないまでもそれなりの準備はしてきたはずです。
さてお金以外の問題について今から準備や勉強をしておくことはないのでしょうか?
気力が衰え若いときほど体が自由にならなくなる80歳になってから気がついても後の祭りとなる可能性は避けたいものです。
そうならないために今からしておく準備が表題の「老い支度」なのです。
現在私自身FPとしての勉強のテーマがライフプラン作成のなかでもこの「老い支度」に焦点をあてていますので順次そのテーマに関しての情報発信をこの場で行っていきたいと思ってます。すでに「家」の問題や認知症になったときの財産管理の問題についてこのブログで述べたことがありますが、それ以外にも考えておかなければならないことはたくさんありそうですね。今年秋にはFP仲間と共同でこの「老い支度」についての市民セミナーを計画しています。
自分のラストステージについて今からイメージを描いておきたいものです。

町田市では4月から「福祉サポートまちだ」というサービスを開始します。これは高齢者の福祉に関するさまざまなサポート事業を市から委託を受け実施するとともに市民からの相談窓口となる組織です。昨日はそのPRを兼ねたシンポジウムに行ってきました。
高齢化社会へ向かって区や市の行政もさまざまな取り組みを開始しつつあるようです。

 

2009年3月8日日曜日

美ヶ原・王が頭ホテル




水曜日朝松本まで中央線に乗って美ヶ原高原にある王が頭ホテルに行ってきた。松本駅からホテルの送迎バスにのって約1時間半で美ヶ原高原に到着する。ホテルは高原の山の一番高いところにあるため部屋の窓から東には浅間山、西には北アルプス連山が一望であることである。翌日の朝真っ赤な太陽が昇るのが堪能できた。
このホテルは夏場よりも冬場のほうが人気が高い。というのは寒い朝には木々が凍り霧氷がみられるのである。
残念ながら今年は暖冬のためか霧氷は見られなかった。
眺めのいい場所での写真撮影は実に楽しい。寒さがまったく苦にならないのである。
添付した写真は日の出前の長野市の夜景と雪原に上った太陽である。

ちなみにホテルのURLはhttp://www.ougatou.jp/、従業員のサービスもよくお薦めのホテルである。

昨日(7日)から12日まで上野の東京都美術館にて大判写真展が開催されており、公募に入選した私の写真「瞬光」も展示されている。
大きいカメラで撮影したものを大きく引き伸ばしてみるのは格別である。展示されている自分の写真と他人の写真を比べて見ていると課題も見えてくるので次の撮影へのエネルギーが沸いてくるのが不思議である。

2009年2月22日日曜日

市民自主学級の企画に応募してみました

川崎市高津区では毎年市民から自発的に勉強会の企画を募っている。内容を審査した上で合格すれば市の予算がついた上にさらに市の職員の全面的なサポート(会場提供、広報活動実施)を得て市民自主学級として企画を実施できる。
今回私はFP仲間数名とで「成年後見を学ぶ会」を立ち上げ、市民のみなさんに人生のラストプランニングに向けた意識啓発を図るための自主学級を企画してみた。
すなわち成年後見制度の説明を含め都合5回の市民セミナーを開催してみようというものである。

昨日は溝口にある高津市民館で公開審査が行われた。我々のほかに3つのグループから自主学級の企画があがっていた。「中学生の発達障害を考える会」「安心・安全・幸せな子育てをする会」「エコを考える会」などそれぞれ自分たちの抱える課題を市民とともに学習していこうという積極的なものであった。
「成年後見を学ぶ会」を代表して私は5分間のプレゼンを行い、超高齢化社会での後見制度の重要性とPR活動の必要性、市民自らラストプランニングを考えていくための学習会を企画していることを説明した。
結果、4つの企画すべてが合格し、4月以降に市民講座を開催していくことが決まった。
これからセミナーの詳細(具体的テーマや講師の選定など)を決めていく必要があるが、手作りなだけに多いに楽しみな世界である。

2009年2月20日金曜日

意外と知られてない公的年金のお得感

公的年金に関しては「社会保険庁の不手際・不正」や「将来の年金財源の不安」が大きくクローズアップされた結果、国民皆保険制度であるにもかかわらず年金保険料の未納者が多い。(20%近い未納率)
未納者の中には国に任せられないので自分で年金財源を貯めていこうとしている者もいる。
しかし公的年金のもつ次の機能を考えるとこれに勝る年金を自分で確保していくことは決してお得であるとはいえないと思う。
1.3つの保障機能(老後保障機能。遺族の生活保障機能。障害をおった場合の生活保障機能。)おまけに受給要件さえ満たせば一生涯受け取れる終身年金であること。
2.税制面での優遇措置(支払う保険料は全額所得控除。受け取る年金には公的年金控除の対象。つまり入り口と出口両方で税制面での優遇)
3.財源の3分の1は税金(今年からは2分の1に引き上げ)。
4.年金額には物価調整機能がついている。
5.サラリーマン家庭の主婦は保険料を払わなくても将来年金が受け取れる可能性。
6.自営業者が対象の付加年金については2年間の保険料支払いでもとがとれることになっている。
費用対効果でみるとこれほど有利な投資案件はないのではないか?と思います。
しかも国が相手ですから民間の保険会社よりははるかにリスクは低いはずでしね。

2009年2月10日火曜日

冬の表情




今年の冬の日本は暖冬らしい。


そういえば東京で雪をみることもない。


そこでストックしている写真の中から冬らしい風景の写真を探してみた。
吹雪が止んで一瞬陽の光がさし込んだ山肌を撮影したものと、山の稜線と葉を落とした木立の幹が織りなす造形の写真。寒い中での撮影であったがこうして後から作品を楽しむことで苦労も忘れてしまうのである。


FPフォーラムを終わって

先週の土曜日7日に武蔵小杉ユニオンビルにて開催されたFP協会神奈川支部主催FPフォーラムにはセミナー47名、無料相談会16名の市民が参加してくれて無事終了した。
相談会では金融資産形成に関する相談や保険の見直しの相談、相続対策の相談などが多かった。
セミナーは第一部で「ライフプランを作成しそれを適宜見直していくことの重要性」、第二部では「現在の金融情勢ではどのような運用をしていくのがいいのか?というテーマで年代別のポートフォリオを提示」、第三部では「不安の声ばかりが大きい公的年金がやりかたによっては実はお得な金融資産であることの認識」ということを講師のFPから説明を受けた。
私は司会を担当していたが、講師の話を食い入るように見つめる参加者のまなざしの鋭さに正直びっくりした。3つのセミナーを3つとも聞いている人が多く、市民のみなさんの熱心な態度に身が引き締まる思いであった。
こうしたFPフォーラムを通じて市民のみなさんがFPを身近に感じてくれて有料の相談につながっていくことが本来の趣旨であるが、なかなか道は遠い。
それはさておき半年に及んだ今回のフォーラムの準備作業を通じて多くのFP仲間と知り合えたことは大きな成果であった。

2009年2月2日月曜日

今度の土曜日はFPフォーラム

今度の土曜日は武蔵小杉で日本FP協会神奈川支部主催で2009年FPフォーラムが開催される。
昨日私を含む実行委員や当日のセミナー講師が集合して準備委員会を開催した。
1月になってからの精力的なチラシ配りやポステイング、掲示板への掲示、地区センターなどへのチラシ備え付け、ホームページへのバナー広告などが功を奏して相談会はほぼ定員いっぱいの16名、セミナーは20~30名の集客となった模様。
このフォーラムの準備作業は昨年の夏ごろから開始され、すべての作業がボランテイアベースであり、FPのみなさんは日常の仕事とは別のエクストラワークであったにもかかわらずたいへん熱心に取り組んでいた。
当日私は午前中は相談会でのメイン相談員、午後は3つのセミナーの司会進行を担当することとなっている。
最悪の金融環境下でのフォーラム開催となったがどのような相談を受けることになるのか楽しみである。詳細な相談の内容は事前にはわからないにもかかわらず相談員にはその場での的確な即答が要求される。FPとしての日ごろの問題意識が試されるところである。

2009年1月29日木曜日

PR不足の成年後見制度

高齢化社会の到来と少子化(老人の世話を家族だけでなく社会全体でになっていかざるを得ない時代)を受けて2000年に介護保険制度が導入された。この制度は介護される老人と介護する社会が必要とされる介護サービスについて契約を結んで実行していくというものである。
ところが老人が自らの意思を表明できる間は問題ないが、認知症になったり精神的な障害をもってしまった場合には必要な契約行為ができなくなってしまうのである。
現在の認知症高齢者は約180万人、15年後には300万人、それに知的障害者、精神障害者、高次脳機能障害者を合わせると500万人を超えるといわれています。
さらに問題を深刻化しているのが家族や身内がいない「おひとりさま老人」の増加である。
こうした課題に対処し介護保険制度を補完する制度として同じく2000年に成年後見人制度が施行されたのである。この制度は家族、身内のほかに第三者による後見人を任命し裁判所の監督のもとで必要な財産管理、法律行為、見守りなどを行っていこうというもの。
ところがこの制度は制度の存在そのものがあまり知られていないこともあって後見人を必要としている老人が多数いるにもかかわらず介護保険ほど利用されていません。そこで国や地方自治体は積極的なPR活動を始めています。新聞にも特集記事が出てくるようになりました。
私自身FPとして人生最後のライフプラン策定のお手伝いをすべく今年度は後見人問題を取り上げていく予定です。先週週末は3日間かけて「市民後見人養成講座」を受講してきました。
後見人の養成やサポート体制、相談システムなどまだまだ課題もある後見人制度ですが必ず必要となる制度ですので「あすはわが身」の気持ちで活動していくつもりです。

2009年1月16日金曜日

FPによる無料相談会・セミナーの開催について

以下のFPフォーラム(無料)が武蔵小杉で開催されます。私は実行委員の一員として3つのセミナーの担当をやっております。お金の問題についてFPに相談するいい機会ですので奮ってご参加ください。

FPフォーラム2009 ファイナンシャル・プランナーがあなたの不安にこたえます
日 時 平成21年2月7日 10:00~16:00
場 所 ユニオンビル(富士通労働会館) 2F受付
神奈川県川崎市中原区小杉町3丁目264番地3 URL: http://www.unionbiru.or.jp/index.html

内 容
●ファイナンシャル・プランナーによる個別相談会

参加無料(申込先着順:定員20組)相談時間 ①10:00~10:50 ②11:00~11:50 ③12:00~12:50     ④13:00~13:50 ⑤14:00~14:50 ⑥15:00~15:50 各50分相談内容:資産運用・住宅ローン・年金・保険の見直し・ライフプラン・相続対策・     教育資金・その他 ※ 個別相談会とセミナーの両方に参加をご希望の場合は、同じ時間帯へのお申込みは出来ません。

●第一部セミナー これであなたも家計のカリスマ経営者

13:00~13:50  講師:及川 浩次郎 氏  ※ 各セミナーごとにお申し込み下さい。 (第一部から第三部までのセットではありません。)

●第二部セミナー 荒波の金融市場を乗り切る資産運用術

14:00~14:50 講師:太田 誠一 氏

●第三部セミナー 知って得する公的年金

15:00~15:50 講師:古閑 美有紀 氏

受付締切は2月5日(木)です。FPフォーラム(セミナー&相談会)に関するお問合せは、神奈川支部広報委員会kanagawa.jafp-kouhou@mbr.nifty.com までメールにてお願いいたします。

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パンフレット
お問合せ先
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 神奈川支部
TEL: 045-290-9370
E-Mail: kanagawa.jafp-kouhou@mbr.nifty.com

2009年1月7日水曜日

トルコであった本当に怖い話その3写真添付

写真はアンタルヤから東へ1時間半ほどの街、シィデ(side)の海岸沿いにあるアポロン神殿跡にて。ここは紀元前7世紀ごろにギリシア人によって造られた都市であるが、途中アレキサンダー大王によって破壊されたものの1~2世紀には最大の繁栄を迎え数々の建造物がつくられた。
遠くに雪山、真っ青な地中海、白い大理石、と絵になる光景であった。
ギリシア、ローマ、ビザンチン、オスマンと歴史的名所や遺跡などの豊かな観光素材と親日的なトルコ人、旅行者を迎える豪華なホテル群、そして海を背景とした美しい風景に恵まれたトルコであるが今回のエレベータ事故に見られたように現代トルコの体制についてはまだまだ不安が多いのも事実。旅行者は心して出かける必要がありそうだ。

2009年1月6日火曜日

トルコであった本当に怖い話その2

非常ベルも作動せず救いを求める言葉も通じない、エレベーターの中で幽閉状況になってどうやって救出されたのか。
救いは1枚の名刺だった。前日の観光ツアーで日本語の話せるトルコ人ガイドがくれた名刺がなんと財布の中に入っていたのだ。そこには彼の自宅の電話番号が書いてあったのである。
英語の通じないオペレーターに彼の名前と電話番号をいったところガイドの自宅に電話をかけてくれた。おまけに幸いなことに彼は他の客を案内してその時博物館に来ていたのである。なんという幸運の連続。
というわけでエレベーター作業員、救急車などがかけつけて結局3時間後に救出されたわけである。
その日誰も体調を崩すことなく無事日本に帰国した。
今更ながら海外旅行は命がけだということを認識させられた。
教訓
1.どんなに一流の国、場所、建物オフィスであってもインフラを信じてはいけない。できれば全員同一行動を避ける。
2.どこでも英語が通じるとは思うな。多少の現地語の知識は必要。
3。個人旅行にトラブルはつきものだと思え。1枚の名刺が生死を分けることもある。
4.旅行では多少の水・食糧は常に持参しておく。

トルコであった本当に怖い話その1

年末から新年にかけてトルコを旅行してきました。滞在したのは地中海沿岸のアンタルヤというリゾート地で「トルコのリビエラ」といわれる通り紺碧の地中海がとてもきれいなところでした。オフシーズンのため海に面した5つ星の高級ホテルが驚くほど安い値段で宿泊できました。
近郊には数々のギリシア・ローマ時代の遺跡が残っていて飽きません。添付の写真は紀元前にギリシア人によって造られた「スイデ(side)」のアポロン神殿の跡。遠くの雪山と青い地中海と遺跡の白い柱のコントラストが見事。
ところで本題の怖い話というのはアンタルヤ考古学博物館での体験。この博物館には近郊の遺跡から発掘された見事な出土品、彫像や石棺などが多数展示されていて世界の考古学博物館の中でも出色といわれている。
1階から2階へと見学をした我々家族一行4名はエレベーターに乗って1階にもどろうとした。ところが乗り込んだエレベーターは1階を素通りして地下に下りた後、まったく動かなくなってしまったのである。
行先ボタンを押しても何の反応もなく、非常用のベルボタンを押してもうんともいわない。幸い開き扉だったので押しあけてフロアにでてみたが、なんとどの部屋もカギがかかっているし、廊下にも扉があって鍵がかかっている。非常用階段らしきものもない。つまりエレベーター以外では地上階に出れない構造になっていたのだ。信じられない。大声で助けを求めてもどこからも反応なし。エレベーターにはインターフォンがあったので手当たり次第ボタンを押したらオペレーターにつながったので英語で非常事態を説明してみたところ相手はトルコ語だけ、英語がまったく話せない。博物館への一般的問い合わせだと誤解したらしく「博物館は本日は開館しているよ」「タクシーで行け」「博物館には携帯電話から電話しろ」とかこちらの窮状をまったく察知しないのんびりした対応。2時間やりとりしてもらちがあかない。万事休す。このまま閉じ込められて数日後に死体で発見か。なにせ83歳と76歳の老婆が同行しているのである。(以下その2に続く)