2013年12月25日水曜日

我が家のクリスマス

長女がアメリカから一時帰国。わたくしは午前中で仕事が終わったので夕方からクリスマス料理に腕をふるいました。
メニューは鶏の丸焼き。肉屋さんから買ってきた一羽の鶏の腹にサイコロ状に切った玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、セロリを詰め込み、オープンで焼くこと1時間。こんがりとおいしそうに鶏が焼けました。
形はいささかグロテスクですが、簡単にできるおもてなし料理ですね。
あとは小さなカブを昆布と塩だけで煮込んだものとか葉っぱがいっぱいのサラダ(ドレッシングには沖縄のシークワサー果汁をつかってみました)、千切りにしたニンジンを入れたニンジンごはん、ドイツの黒ビール、ドイツのリースリングワインに義母も入って4人で乾杯です。
米国在住2年で頼もしくなった娘の話に一同聞き入りました。

2013年12月6日金曜日

相続の話。相続人が行方不明だったらどうする?

相続税の非課税限度枠が縮小されたことなどもあって最近は相続に対する関心が高まっていますね。
いざ相続が発生した場合、残された財産の配分法や相続税対策にともすれば目がいきますが、それよりも優先しなければならない作業としては相続人を確定しその所在を確定することがありま。まずは被相続人(亡くなった人)の戸籍を調べ誰が相続人であるのかを調べる作業が発生します。

そこで問題となるのは相続人の一部が行方不明であった場合です。これは大問題ですね。その場合そのままでは相続人どうしでの遺産分割協議が不可能となりますので相続財産の処分ができない、という困った事態になります。

そういう事態を想定して次のような制度ができていますのでご紹介しましょう。

1.失踪宣告制度
行方不明者が死亡したものとして扱うための制度。音信不通となったときから7年間生死不明であること、あるいは火災や天災などから1年間生死不明であることを説明し、家庭裁判所で死亡を認めてもらう制度です。

いくら行方不明であっても死亡者としてしまうのには抵抗ある場合には次の制度活用が必要です。

2.不在者財産管理人制度
行方不明者を死亡者扱いするのではなく、行方不明者に代わってその財産管理を行う者を置く制度。この場合はその不在者財産管理人が遺産分割協議に参加できるので相続手続きをすすめていくことが可能となるわけです。これも証拠を示して家庭裁判所へ申し立てることが必要です。

ややもすれば行方不明者とは連絡がとれない以上相続の際には無視してしまえばいい、という誤解がありますが、決してそうはならない、のです。くれぐれも準備を怠らないように、でしょうか。

先日関東地方での最後の紅葉の名所である千葉県の養老渓谷へ行ってきました。
渓谷の水の流れに映りこむ紅葉がきれいでした。
何がどうなっているのかわかりにくい写真ですが、渓流の水に上空にそびえる紅葉したカラフルな山肌が映りこんでいるのです。こういう写真の撮り方もあります。


2013年11月20日水曜日

遺産分割における特別受益について

遺産分割をおこなう場合に気をつけなくてはならないのが特別受益の制度です。
これは平たくいえば、親(被相続人)から一部の子供(相続人)が生前に贈与を受けたりしていた場合、遺産分割にあたってこれを考慮しないと不公平になるのでこの贈与を遺産の前渡しとみて遺産分割の際に「持ち戻し」(贈与分も計算する)をしていこうというもの。
さてこの特別受益となる贈与の例としては
1.婚姻に際しての「持参金」やその他の贈与  ただし少額の贈与で扶養のためのものは対象となりません。
2.学費 高等教育を受けるための学費も特別受益になります。ただし相続人全員が同程度の学費を得ていた場合は対象にはなりません。
3.不動産の贈与
4.金銭、有価証券などの贈与 小遣い程度のものを除き特別受益とされます。
5.遺産の無償使用による利益 
親の土地に建物をたて土地を無償で使用している場合。この場合は土地の使用料相当額が特別受益となります。
親に家を建ててもらい相続人が単独で無償で使用しているような場合は使用料相当額が特別受益になります。
ただし親と一緒に住んでいて親の面倒をみていた場合には特別受益とはみなされません。土地や建物を所有する親が老人ホームに入ってしまうと特別受益とみなされる恐れがあります。

この特別受益の問題は遺産相続に際して紛争の種になりがちですので要注意ですね。もっともこの「持ち戻し」については被相続人(親)が「持ち戻し免除の意思表示」をすることも可能です。(当事者が納得するだけの合理的理由が必要ですが)



2013年11月12日火曜日

これからが秋本番だというのに

冬のような寒さですね。
あわてます。撮影してきた秋景色を急いでアップします。
この写真は八ヶ岳の北側にある八千穂高原での撮影。霧がどんどんあがってきて真っ赤な紅葉を薄いベールで覆い始めました。とても雰囲気のある風景になりました。
こちらも同じく八千穂高原。こちらも霧の中。この木はこれから真っ赤になるのでしょう。

こちらは福島県南部にある観音沼の紅葉。寒暖差が大きいせいか東北の紅葉は見事です。

さてこれから関東地方が紅葉してくることになっているのですが、今年は10月中旬まで温かかったこともあり、あまり赤みがついていないような気がします。
でも美しい紅葉風景を求めてみたいとは思っています。

2013年11月4日月曜日

家庭内トラブルを抱えた市民への相談会の実施

久しぶりのblog更新です。使用しているPC内に勝手に宣伝文章を表示してしまうアドウエアというものが侵入してきてしまったため結局PCを購入時の初期状態に戻す作業を行いました。
なにせ「お使いのPCがクラッシュ寸前です。」とか「お使いのPCの性能が低下していないか確認してください」「システムがアイテム(?)を2個検出しました。すぐそれらを消去することを推奨します」などしつこく表示してきます。びっくりしてクリックしていくと最終的には有料のソフトを購入させられるという悪質な宣伝のようです。この手のものはウイルスソフトでは対処できませんので油断大敵ですね。

さて本日は横浜市民に対する無料相談会の相談員を担当しました。10名の相談員の一人として午前中対応したのですが休日にもかかわらず途切れることなく次次にいらっしゃる市民への応対に追われました。
「夫に離婚を迫られている。どうしたらいいのだろうか?」「同居している両親と夫の仲が悪化しているので困っている」「金使いがひどい女房を離婚したい」「別居している夫から生活費がもらえない」などなど相談内容は千差万別。それぞれ深刻です。
おひとり20分という短い時間内でしたがなんとか解決への道筋を案内してあげるのに夢中でした。

紅葉写真を1枚。変化する色がきれいですね。


2013年10月20日日曜日

相続税対策としての生前贈与が注目

2015年から相続税が増税されます。その対策として生前贈与が注目されています。
贈与には110万円の基礎控除以外にも住宅取得資金や教育資金の一括贈与、贈与税の配偶者控除、相続時精算課税制度などの税制上の優遇措置があるのですが、中でも2013年度から新たに始まった「教育資金の一括贈与の非課税制度」(祖父母から孫への教育資金の生前贈与)に注目が集まっているようです。ある信託銀行では1件600万円前後での申し込み件数が万の単位であったとか。
相続はタイミングが選べませんが、贈与は「必要な時」に「必要な額」を「必要な人」に渡すことができますし相続と違ってもらった人の喜んだ顔をみることができるわけですから満足感が高いわけです。
しかしながら将来に相続問題が発生したときのトラブルを避けるためには注意が必要です。
そのポイントは「感謝される贈与であること」「公平性の確保」「事実の記録及び公開」です。
特に今年から始まった孫への教育資金贈与については相続時の遺留分減殺請求の対象として捉えられる可能性があること、また相続人以外への贈与となるために他の相続人との財産配分のバランスに注意しておく必要があることに留意。
なお税金についていえば贈与をおこなった段階で贈与税申告に関する税務調査が行われることは少なく、その後の相続税申告の税務調査の時点で生前贈与の有無が調査される、とのことです。
生前贈与を受けたはずの本人がその事実を知らなかったりすることも多い(税務署によって贈与ではなく相続と認定されてしまう)ようですのでご注意。
生前贈与は意外とめんどうな世界ですね。

2013年10月9日水曜日

山はもう紅葉

夏を思わせる暑さの日ですが、紅葉を撮影に志賀高原まで日帰りしてきました。
以下はその時の写真
あたりはもう真っ赤です。
ワイン会も盛んです。フランスボルドーにあるメドック地域のワインセミナーに行きました。
それぞれ産地の異なる6種類の赤ワインの試飲をソムリエの解説をききながら試飲しました。
メドック地域は高級赤ワインの産地です。カベルネソービニオン主体のものは渋みが強く料理を一緒だと美味しいのですが、試飲となるとメルローぶどう主体の赤ワインが柔らかい味でよかったですね。

2013年10月3日木曜日

秋景色

朝晩は涼しくても日中はまだ暑いですね。でも自然の風景は秋のよそおいにうまりつつあります。
まず目立ってきたのが赤い彼岸花の花。
神奈川県の名所である日向薬師へ行ってきました。
稲の実った棚田の周囲をたくさんの赤い花が取り囲んでいました。

この花は形と色が独特で強烈ですので単独で撮影してもなかなか雰囲気がでません。
まず最初の1枚は背景にピンクのコスモスを配置してみました。コスモスは意図的にぼかしてあります。
2枚目は野草の緑と薄紫の花がきれいだったので前面に出してそこにピントを合わせてみました。
バックに赤い彼岸花とお墓をぼかしていれてみました。どこにでもありそうな日本の田園風景ですね。


2013年9月26日木曜日

秋ともなるとワイン会のシーズンです

急に涼しくなりました。洋服の選択に悩みます。
ビールがうまい暑い夏が過ぎるといよいよワインのシーズンです。
11月のボジョレに負けじとフランスから各地のワインの売り込み使節団がやってきます。
そしてホテルの大広間でのワイン会が実施されるのです。
昨日は高輪の八方園でアルザス地方とローヌ地方のワイン会が開催されました。
来日した使節団からのプレゼン(もちろんフランス語です)の後は試飲会です。アルザスの高級白ワインが6種類(グランクリュクラス、日本での販売価格はなんと4千円から1万円ぐらいまで。とても普段飲めるレベルではありません)。ローヌ地方は赤ワインが6種類。それぞれ土地と作り手の個性がでていて味にはおおきな差がありました。
私が一番気に入ったのはアルザスのグランクリュワイン、シュロスベルグのリースリングワインでした。色、香り、ボリューム感、エレガンスさ、ともに他のワインを圧倒してました。ローヌの赤は渋みが強く味が単調だと思いました。
プレゼンをした使節団が冒頭に「日本に来て日本食を食べるのが楽しみ」と言っていたのですが、そのわりにはワインと日本食(会場からの質問では酢の物、味噌汁)の合わせ方について的確な答えができなかったのは残念でしたね。
さてこの日の夜はスペインワインのワイン会でした。
霞が関のビルの最上階のレストランで食事をとりながら3種類(スパークリング、白、赤)のワインを飲んだのですが、私には珍しく昼間に飲んでいたせいもあって飲みきれなかったのが残念でした。
5年前だったらそんなことはなかったのに、年ですね。

2013年9月15日日曜日

秋コスモス風景

コスモス畑(黄色の色のキバナコスモス)と朝日の写真を撮ろうと茨城県の下妻市へ行ってきました。
一面に咲き乱れるコスモスと昇る朝日がねらいです。
天気予報をチェックしたところ、昼間の雨が夜半には上がり日の出の時間には快晴になるとのことでしたので夜10時に横浜を出発。2時間で茨城の下妻市到着。道の駅なら安心なのでここで3時間ほど仮眠。4時には小貝川ふるさと公園というところでスタンバイしました。
5時ごろにはカメラを持った人が集まってきてワイワイしゃべりながら朝焼けで雲が赤くなるのを待ちます。
6時少し前厚い雲の切れ間から一瞬朝日が顔を出しました。
これがその瞬間の写真です。
遠くに見えるのが筑波山。たなびく煙が人間の営みを想像させます。コスモス畑の雰囲気もよく出ました。朝日の光はきわめて強いのでフィルターを2枚使ってやわらげてはいるのですが、それでも白いゴーストが2か所でてしまいました。(これは避けられません。)
逆光に輝くコスモスと雨露がきれいですね。
長時間のドライブとスタンバイで撮影できたのはほんの2コマです。でもシャッターを押す瞬間は興奮します。出来上がったポジフィルムを見た時にはうれしかったですね。


2013年9月10日火曜日

投資初心者へのFPアドバイス

東京オリンピックの話が決まり、世の中的には景気上昇、株式上昇ムードがでてきています。インフラ関連株に期待が集まっているようですが、プロでない素人に参考の分析をひとつ。

日本で販売されている国内株式に投資している投資信託(いわゆるアクテイブファンド)のこれまでの運用実績を調べてみたものです。比較する相手はインデックスファンド(個々の企業・業種ではなく日経平均など市場全体の平均値並の実績を目標とするファンド。運用コストがきわめて安い)

2011年の単年度でみた場合 479ファンドの株式投信うちインデックスファンドの成績を上回った数は274(57%)
2009年から2011年までの3年間でみると67%
2007年から2011年までの5年間でみると40%

もちろんアクテイブファンドの中には長期に渡って高い運用実績をあげているものもありますが、そのようなアクテイブファンドをプロでない素人が選ぶのは至難の技。

結局投資初心者の場合は個々の銘柄を探しまくるのではなくて、コストもリスクも比較的小さいインデックスファンドに投資していくのがいい、ということですね。
景気の動きにじたばたするのはやめましょう。


2013年9月1日日曜日

預貯金は本当に物価に負けたのか??

日銀は今後2%の物価上昇を目標とする、としています。
一方多くの国民が保有する資産の大部分は預貯金です。(貯蓄から投資へ、という掛け声にもかかわらずですね)
さてよく預貯金は物価上昇に弱い、といわれていますが、これが本当だったのか過去50年にわたるデータをもとに分析した興味深いレポートを最近読みました。(kinzaiファイナンシャルプラン8月号より)
これによれば1960年から10年毎に区切ってみた場合の消費者物価指数と預貯金倍率(その期間内で何倍に増えたか)をみると「預貯金は物価に負ける、という定説」には疑問符がつく結果となっています。
例:1980年~1989年 物価1.28倍 預貯金1.66倍
  1990年~1999年 物価1.13倍、預貯金1.28倍
  2000年~2009年 物価0.97倍、預貯金1.01倍
なお完全に物価に負けたのは1970年~1979年(物価2.36倍、預貯金1.75倍)ですがこの時期も10年でなく20年スパン(1970年~1989年)でみると物価3.02倍、預貯金2.91倍)ほぼ互角です。
おそらく戦後の混乱期やオイルショック時の狂乱物価の時の物価上昇率と当時の預金金利を体験したことのある人には預金の目減りの印象が強く残っていて「預金は物価上昇に弱い」という定説を信じるようになったのでしょうね。
もっともこの数字は預金の利率を物価指数と単純比較したものですが、実は1987年に一般の家庭を対象としたマル優制度が廃止されたことによって利息に対して20%の税金が課税されるようになったのでNETベースでみると物価に「負けていない」とはいいきれない側面があります。

では今後も虎の子の資産を預貯金で運用して大丈夫だろうか、ということですが、実は我が国は預貯金金利の完全自由化(1990年以降)以降本格的な物価上昇時代を一度も経験していません。
仮に物価上昇時代が到来して預貯金金利が物価上昇と同じ程度の利率となったとしても現在ではほぼ20%の利子課税があるのでその分だけは物価に負けることになります。
たとえば5%の物価水準が続いて、預貯金金利も5%であったとしても毎年ほぼ1%ずつ目減りしていく計算になります。
長期的にみた場合、こうした物価上昇に対するリスクをヘッジして(預貯金以外での)資産運用をしていく、ということが求められるのでしょうね。


  

2013年8月25日日曜日

夏休みの旅行の話

暑い日本を脱出してスイスへ行ってきました。ウイーンやマドリッドは38度と日本より暑かったようですが、山のあるスイスは快適でした。
スイスの東部、ドイツ、オーストリアとの国境近くにブリゲンツという街があります。ちょうどボーデン湖の東の端にある街なのですが、この街は夏の期間中 湖の上の舞台でオペラが上映されることで有名です。(湖上オペラといわれています)
今年の出し物はモーツアルトの「魔笛」。
ブリゲンツの隣町、ドイツ側に張り出した島リンダウにホテルをとり、オペラ会場まで車で往復しました。
夕方まで雨が降っていて寒かったので屋外でやるオペラはてっきり中止と思いきや、雨はすぐあがるので実施、といわれ持参した長袖、やっけなどを着込んで会場に向かいました。
チケットはあらかじめネットで予約し日本まで郵便でおくられていたので公演が中止になると払い戻しがやっかいだなと思っていましたが実施となっても屋外しかも水上での観劇の寒さに耐えられるか多いに心配でした。案の定集まってきた観客のみなさんはキルテイングコートや毛布持参です。
なんと携帯用毛布を7ユーロで販売していたのでこれを購入。
会場は雨上がりもなんのその満席でした。濡れている椅子をふくために入り口ではなんとトイレットペーパーを数枚配っていました。
湖上に大きな丸い舞台が作られていて、その脇には怪物の姿をした3本の高い塔が林立。
オーケストラはどこか室内にいるのか見えなかったがテレビ画面で映し出されている。
歌手のセリフはスクリーンに映し出されるのでわかりやすい。
オペラの冒頭 王子と3名の女官が登場する時は船に乗って登場。途中で花火が打ち上げられたり高い塔からは怪物たちがサーカスのアクロバットさながらに上下したりと派手な演出に寒さも忘れての2時間半でした。舞台にある穴からはたくさんの細長い風船が飛び出してきて森を表現するアイデアも見事。湖上の夕焼けや近くを航行している船の明かりが背景となってなかなかロマンチック。
終了したのは23時半。ホテルに戻った時は24時を過ぎていました。
ブリゲンツの湖上オペラは今回で3回目ですが、演出が楽しいので来年もまた行きたいですね。

2013年8月2日金曜日

意外と知られてない下肢静脈瘤

朝のNHK人気番組「あさいち」で「むくみ」の話題をとりあげていた。前半は日本人で1000万人もが悩んでいるという「下肢静脈瘤」の話。あまり話題にでることのない病気ですが美容上の問題もあり悩んでいる人は多いようです。これは足の静脈の弁がこわれてしまって血液が心臓に戻らないために足の表面に小さなコブのようなものがたくさんできてしまうもの。
http://www.varix.or.jp/what.html  
立ち仕事をする人や女性に多い、とのことだが実は不思議なことにそうしたこととは無関係な私の左足にもかなり前からできている。
この症状は命に別条はないし、手術で取り除くためには1週間ぐらいかかるとのことなのでほっておいた。
最近になって心臓の主治医に相談してみたところ、千葉にある心臓血管外科を紹介してくれた。
なんでもダメになった静脈を抜いてしまう、というようなおおがかりの手術ではなく、硬化療法といって静脈内に硬化剤を注入して血管を固めてしまうというものとのこと。
ネットで調べてみるとたしかにそういう手術があるらしい。初期の静脈瘤対策用とか。
さっそく千葉まで行ってみた。アメリカ帰りのやり手そうな女医さんが出てきて直ちに硬化療法開始。
針を5本ふくらはぎに刺して硬化剤を注入して終了。ものの10分。保険適用で1万円ほどでした。
2日後に包帯をとってみるとたしかにコブがなくなっている。
こんな簡単なことならもっと早くやっておけばよかったと思いました。
最近は夏休みのせいか仕事の入りが少ないのでこうした医者通いにも時間が割けますし、本日は広尾にある山種美術館に「河合玉堂展」を見に行ってきました。
小さな画面の中に空気感、雄大な自然、人々の営みとが見事に描かれていました。

2013年7月13日土曜日

オペラの会例会は「椿姫(トラビアータ)でした

酷暑猛暑激暑熱暑とにかく暑いですね。この1週間は仕事が入っていなかったので在宅がおおかったのが幸いでした。
でも木曜日夕方にはオペラクラブの例会があって田町までいきました。今回のテーマはベルデイ作の「椿姫」。矢野裕紀子さんという現役のオペラ歌手が講師となって2時間映像をみながらのオペラ鑑賞会。暑さにもかかわらず15名のシニアが会議室に集まりました。
http://www.shingeneki.com/hiroba/20130529175014.html
この日は講師が3本の椿姫DVDを用意しました。
最初は1992年ベネチアのフェニーチェ歌劇場での椿姫。ヴィオレッタ役は今をときめくグルベローヴァ。声量ある歌声は見事でした。
2本目は2005年ザルツブルグ音楽祭での「椿姫」。ヴィオレッタ役は若いアンナ・ネトブレコ。演出が超モダン、簡素、大胆で歌を聞かないと何のオペラ舞台かわからない斬新さ。演出にくぎつけになりました。
3本目は1994年ロンドンでの椿姫。ヴィオレッタ役はアンジェラ・ゲオルギウ。このDVDは私も所有していて大好きなものです。ゲオルギウの声はグルベローヴァほどの声量はないけどこの役にはぴったり。3幕目の死に絶える場面まであきさせませんでした。
このオペラの会は2カ月毎にテーマを変えていますが9月はベルデイの「ドンカルロ」。
例会終了後は有志によるイタリアレストランでの懇親会でしたが、今回はほとんど全員参加。「家に帰っても暑いから」ですね。

食欲の落ちる時期ですが、我が家では本日からフードプロセッサーが活躍。ゆでた枝豆とゆでたカボチャに生クリーム、塩、こしょうを加えてフードプロセッサーでクリーム状にしてみました。
食べやすいしちょっとしたレストランの味になりました。
でも料理にうるさい息子のコメントとしては「枝豆とカボチャもお味があるのだから生クリームは余計」家内は「生クリームでなくヨーグルトにしたほうがいい」ということで再度挑戦となりました。

2013年7月6日土曜日

ピアノ発表会

発表会なんとか終了。
会場は新宿御苑の隣にあるビルの1室。音楽ホールになっていてスタインウエイのグランドが置いてあります。
バッハのインベンションを弾きました。もうこの1曲だけで半年も練習し、暗譜もできていたのですが、やはり聴衆を前にすると普段とは違いますね。2か所間違えてその少し前の箇所からの弾きなおしとなりました。ただおそらくあの曲はあまりなじみがない曲なので聞いている人でわかったひとはいなかったのでは?と楽観的に考えています。余り知名度のない曲を選ぶ、というのも気が楽。(?)
次回は8月の納涼会前のミニコンサート。こちらは普段の練習仲間数人の前ですので多少は楽かもしれませんが、今からとりかかるのでモーツアルトの初心者用の軽いソナタ(k545)としました。
暑い時期ですし目標がないと練習に力がはいらないですしね。
梅雨があけて夏本番ですが、近所の畑で百合が満開です。
花だけを撮ったのではおもしろくないので沈む夕日をバックに撮影してみました。
これがなかなか難しい。西空が晴れていて、適度に雲がないとメリハリがつかないし、空の明るさと花の明るさに極端な差があるのでフィルター操作が必要。何段階か露出を変えて撮影してみたのですが満足なものはなかなか撮れないですね。結局撮影できたのは1日だけ、それもわずか15分の勝負でした。
まだ花が暗くもっと白く撮りたかったですね。


2013年6月21日金曜日

町田で写真展を開催します

蒸し暑くなったり、寒くなったり、雨だったり、と消耗しやすい季節ですね。
今週末から来週にかけてはいろいろイベントがあってがんばらねば、と思っています。
まず23日の日曜日はピアノの発表会。シニアのピアノ愛好家仲間が新宿御苑前のホールを借りきっての年に1度の演奏会です。
今回はバッハのインベンション14番です。練習の成果もあって暗譜はできているのですが、本番になるとどういうわけか突然プッツンしてしまうことがあるので気が抜けません。
25日(火)から30日(日)までは町田市の版画美術館での写真展。所属している写真グループ「写団薬師町田教室」のこの時期恒例の展覧会です。
http://hanga-museum.jp/
火曜日午前には作品の搬入、飾り付け、水曜日午前は会場当番、日曜日夕方は会場片づけ、搬出、とありますので忙しい。
私は2枚の作品を出品しました。ともになかなかみることができない光景でちょっと自信作です。



月、木、金、は裁判所の仕事がはいっていますので気が抜けない1週間となりそうです。
その他6月末期限の写真コンテスト応募作業とかFP関連のテスト締め切りもありました。
まあどれも楽しい忙しさです。

2013年6月11日火曜日

今の相場で個人投資家はどうするの?

株式相場の急騰、急落のありさまをみてこころ穏やかでない個人投資家がたくさんいるようです。
月曜日午後は個人投資家に対して助言を行っている前川貢氏のセミナーでした。満席の聴衆に対して彼のコメントは以下の通り。

「何もしていない」自分に不安・不満があるならば次の方針で臨むこと。
1.近い将来必ずドスンという金融危機が繰り返し起こるので、値段が1/3になる覚悟をしておくこと。分散投資の効果を過信しないこと。
2.リスクを小さくするためには手持ちの量を絞ること。まずはこれまで塩漬けとなっている資産の処分をすること。
3.あなたの土地勘のある投資対象(内容がよくわかっているもの)をみつけそれに投資すること。考えうるリスクの大きさ、リターンの大きさを想像できるものに限ること。
4.おすすめは10年変動型「個人向け国債」。元本確保ながら金利的にも有利となっている。
5.積立投資は相場上昇傾向なら意味があるが、現在はおすすめしない。

きわめて保守的な投資スタンスですが、現在の相場はそれだけ、危険、ということでしょうね。
たしかに長期金利があがってきていますし、今後のインフレを予想するなら今の個人向け国債は悪くないと思います。「長期金利X0.66」という金利の決定方式のおかげですね。

2013年6月8日土曜日

家族間の財産承継に「家族信託」という新しいしくみ

本日はFP協会の研修会に出席。前半は「アベノミックスの市場への影響」がテーマ。
私が興味を引かれたのは後半の「家族信託を活用した相続対策」でした。講師は司法書士の先生。
「信託」による財産承継というと信託銀行の仕事、と考えがちですが実は信託銀行がおこなっているのは「遺言書の作成+保管+遺言執行」サービスのみ。おまけに信託銀行は金融資産は取り扱い対象とするけど不動産は預からないし、少額の金融資産は敬遠しがち。
そこで資産の大小、内容にかかわらず、親族間で利用できる財産承継のしくみとして2007年に登場してきたのが「家族信託」という制度だとか。
この制度の特徴は本人が元気なうちの「生前の財産管理」、判断能力低下後の「後見的財産管理」そして本人死亡後の「資産承継」を当事者間で締結する1本の信託契約で行うことができる、というもの。(死後の財産承継のみを扱う遺言とは別もの)
おまけに本人死亡後の最初の遺言執行だけでなくその後の数次相続まで規定できる契約なのでいわゆる「法定相続」の概念にとらわれない財産承継ができるというわけ。
たとえば高齢の母親がもっている財産を母親が元気なうちから家族信託契約を締結することでその子供や孫にきちんと継承できるように筋道をつけておきたい場合にはたいへん有効な制度のようである。
もっともこれがあったからといっても相続人間で争ういわゆる「争族」発生が回避になるか、というとなかなか微妙ですね。ただこの制度を活用することで被相続人の「想い」を明らかにできる意味はありそうですね。
「家族信託」はまだ制度が発足して間もないこともあって認知度が低く、司法書士のみなさんが積極的に宣伝活動をしている様子であった。
ネットでもいろいろ解説が散見されるので知っていて悪くはない制度だと思いました。http://www.souzoku-rescue.net/others/minjishintaku.html
http://blog.nikkeibp.co.jp/wol/soly/2012/06/post-31.html

2013年5月31日金曜日

新春の渓谷めぐり

例年より早くの梅雨入りのようですが、ちょっと山の中に入れば木々の緑はまだ新春の薄い緑色です。
日本屈指の渓谷美を誇る西沢渓谷へ撮影に行きました。
中央道勝沼ICを下りて50分で渓谷の入り口です。
笛吹川の上流にある西沢渓谷は随所にみられるたくさんの滝の美しさと豊かな自然で森林セラピーの場所としても有名です。渓谷の流れの音を聞きながらのウオーキングは楽しいですね。
撮影した写真を2枚。

透明な流れの美しさと躍動感が伝わってきますね。
でも重い撮影機材を担いでの渓谷歩きはいささかバテます。

2013年5月25日土曜日

TPPは農業にとどまらず。

FP仲間の勉強会に出席しました。
今月のテーマは「生命保険の基礎」、ということで元第一生命社員だったA氏の話。
保険会社の保険料算出のしくみはきわめて単純。常に「払込保険料の総額+予定運用収益」が「支払い保険金の総額+予定経費」に等しくなるように保険料は決められている。保険金支払いが発生する保険事故の発生確率は実績をもとに詳細に算出されているので、このビジネスはリスクがきわめて少ない世界である。

さて講師の話の中で私の興味をひいたのは、保険の話ではなかった。
TPP参加と資格制度の話。
日本には公認会計士、弁護士、税理士、行政書士、司法書士、FP(国際資格であるCFP)等いくつもの資格があって互いの業務領域が細かく決められている。
たとえば税務相談は税理士が独占している仕事ですが、そういう制度となっているのはベトナムだけであとの国では公認会計士、弁護士、FPなど誰でもできることになっている。
となるとTPP参加後はFP(CFP)でも税務相談の仕事ができるようになることが想定される。
これは税理士分野の市場開放ということでしょうか?

2013年5月17日金曜日

珍樹を探して

株価がどんどん上がっているので慎重派のシニアのみなさんは「乗り遅れ感」「投資しなかったことのリスク」に心穏やかでないのかもしれませんね。
でもこれだってつい先ごろまでは「投資しなくてよかった」「株は怖い」と思っていたのですから。
資産運用の原則である「10年単位で考える」ことからすれば当然想定内のできごとなのでしょうね。根拠のない上昇相場にはしろうとは手を出さないほうがいいのでしょうね。

さて話変わって、わが写真クラブの今月のテーマは「巨樹・珍樹」。
そこで珍しい木を探して撮影しています。
身の回りには木はたくさんあって新緑がきれいなのですが、「巨樹珍樹」となるとそうないもの。
最初の1枚は駅前の桜の幹にみつけた造形。
これ何に見えますか? イノシシの頭にみえました。古い桜の幹のごつい肌です。こういうものを探して街の中を歩いてみるのも楽しいですね。
次は千葉県のとある神社の境内でみつけたしいの古木の姿です。

マンモスがおおきく口をあけて吠えているようでした。きばまであります。
3枚目は八甲田山中で昔撮影した珍しい形の樹。
冬の強い風雪を受けてこんな奇形になってしまったのでしょうか。

2013年4月30日火曜日

六本木ミッドタウンでの写真展開催中

先週の金曜日から写真グループ「社団薬師」の選抜写真展が開催されています。
ここは場所がいいせいか大勢の写真愛好家が立ち寄ってくれます。それに「薬師」といえばアマチュアの風景写真愛好者の間ではその作品レベルの高さが有名ですから。
私が出品した作品は
です。ちょっと見ると何を撮ったのかわからない写真ですが、
雲海の上にあがった朝日の光芒とその下に流れる雲を撮ったものです。
場所は新潟県南魚沼郡の星峠。昨年の6月です。
真夜中に車をとばして朝の3時ごろから7時ごろまで棚田と朝日を撮影した時のワンショットです。
今年もこの場所に行って撮影をする予定にしてますので今度はどんな写真が撮れるか楽しみです。

本日はお茶の水のJ大学病院に行って肝臓の腎臓の検診でした。超音波検査の結果何も異常は見つからず、無事解放されました。



2013年4月19日金曜日

美しい春

今の時期の秩父路は本当に美しい。
この写真はつつじが一面に咲く岸辺を流れる渓流。

 
2枚目はピンクの花ももと新緑の緑、黄色い菜の花です。
 
4月26日(金)から5月2日(木)まで六本木の東京ミッドタウン1Fにあります富士フィルムフォトサロンにて私が所属している写真集団「写団薬師」の写真展が開催されます。
私は新潟県の朝の棚田で撮影した雲の写真を出品しました。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s1/13042601.html
美しい写真を見ると心がいやされます。

2013年4月11日木曜日

春らしさを求めて

最近撮影によく行くのが秩父地方。高速をとばせば2時間ほどで自然いっぱいでのどかな風景にめぐりあえることができるのです。
先週の収穫は棚田に咲くはなももと色とりどりの満開のしだれ梅でした。
ご覧ください。

今年は桜ははやばやと散ってしまいましたが、里にはいろいろな花があって楽しい季節です。

2013年4月7日日曜日

万一親族が亡くなられた場合のお金の話

これはあってほしくない話だしあまり考えたくもない話ですが、誰にでもいつかは起きうる可能性があるので整理しておいたほうがいいテーマですね。
1.医療費・死亡診断書について
大多数の人が病院で死亡するため死亡後にすぐ生じる支払いは医療費です。原則として死亡した当日に現金で支払いをする必要があります。
同時に病室の片づけ、葬儀社の選定作業が発生します。
医療費の支払いだけでなく、死亡診断書を受け取りその代金支払いも発生します。死亡診断書がないと遺体を搬送することができないため必ず当日に受け取らなければなりません。
2.搬送
さらに病院など自宅以外で死亡した時には別の場所(多くは自宅あるいは葬儀場)へ安置するために葬儀社に搬送を依頼します。この費用は葬儀終了後の清算となりますが、葬儀社によっては「心つけ」(運転手や配膳人へのチップ)の当日支払いを要求してくる場合があります。
3.火葬・式場使用料
当日支払いになる場合、後日清算の場合さまざまですので葬儀社への事前の確認が必要。
4.葬儀社への支払い
突然の事態発生にきが動転している時ではあるが、事前の見積もり取り交わしておいたほうがトラブル回避になる。
5.お布施(僧侶に読経を依頼する場合)
通夜が始まる前や葬儀の翌日にお礼を兼ねて渡すことになる。
6.その他
四十九日法要にかかる費用、納骨にかかる費用、墓石や墓碑にかかる費用、香典返し費用、墓所の管理料などが発生してきます。

さてこれらの費用ですが1.から4.までは相続税の計算にあたっては故人の相続財産から差し引くことが認められています。
5.6.については誰がどう負担するのか、親族間でトラブルにならないように合意をしておくことがたいへん重要ですね。

2013年3月31日日曜日

美しい景色

真夏の気温の日があったかと思うと真冬並みの日となったり気温の変化が激しいですね。
梅、桃、桜、連翹などの花々が例年より2週間ほど早く一気に咲きました。
最高の時期の花の写真をご覧ください。
(3月17日のブログの写真とほぼ類似ですが、やはり携帯ではなくきちんとした一眼レフカメラで撮影したものはみごたえがありますね。)
まずは桃と桜、2枚目は青空をバックに桃と白梅です。春ですねー。

3枚目は逆光の光の中に浮かび上がった赤い椿と紅梅です。
どの写真も我が家から車で5分ほどのところにある農地で撮影したものです。

2013年3月23日土曜日

税制改正のお話

FP仲間の勉強会があった。話題は「税制改正」。
相続税の基礎控除額の改正という増税や孫への教育資金贈与に対する非課税措置などがめだちますが、以下はあまりマスコミには取り上げられないけど知っておいたほうがいい話。
1.建物が建っている宅地を相続した場合(例、親が住んでいた家をいっしょに住んでいた子供が相続した場合)にはこれまでは相続税評価額を80%減できる面積の上限が240㎡でしたが、この上限が330㎡となる。
→金持ち優遇策といえないこともない。
2.二世帯住宅の場合、構造上完全に区分されていると(内部での行き来ができなければ)同居とみなされず評価額を減らす(節税)ことができなかったが、今度の改正では構造上の要件が緩和され二世帯住宅であれば評価額減の恩恵にあずかれることとなった。
→当然ですね。
3.親が老人ホームへ入居した後、子供が親の自宅を相続しようとした場合現行は親が老人ホームの所有権や終身利用権を取得してしまうと親の生活の拠点が移ってしまったとみなされるために相続税の評価減のメリットをうけることができなかった。今度の改正では当該の家屋を他人に貸し付けていなければ評価減のメリットを享受できるようになった。
→これで親の家を相続しやすくなりますね。


2013年3月17日日曜日

急に春爛漫

3月5日以降の暖かさのせいでしょうか?一気に春ですね。
まず梅の花がもう散ってしましました。昨年は3月21日に満開になった畑の梅でした。
今日は桃の花、豆桜が満開です。昨年は4月5日でした。
写真クラブの撮影会を3月27日に青梅の梅林で企画していたのですが、これも予定変更です。
わが町の桜祭りは4月8日ですが、桜が咲き終わったころの桜祭りになりそう。
本日撮影した写真を添付します。携帯のカメラですのであまりきれいには写っていませんが・・・

2013年3月9日土曜日

大病院にかかってみると

かかりつけ医で血液検査をしてもらったところ、肝臓の状態を表すγーgtpの値がなかなか下がっていない。(正常値80以下でなくてはならにのが196だった)
アルコールは週1日ぐらいに控えているのに、ということで順天堂大学病院宛ての紹介状を書いてもらい行ってみた。
予約ができないので飛び込みになるので多少待たされるのはしょうがない、と思っていたが・・・
朝早くは混むであろうと思い、10時半ごろ到着。最初の手続きを済ませ、消化器内科へ行った。
まずは血液検査。その後診察。診察が終わったのが13時半。紹介状の内容は既にカルテ内に取り込まれていたし、血液検査の結果も既に出ていてさすがスピーデイと思ったものの、次回に画像チェックをすることになり、予約は2カ月後。
腎臓の状態を示すつ尿酸値が高い、というので腎臓内科へ行け、といわれて次は腎臓内科で待つこと2時間。ここでも血液検査が必要といわれたが、本日はもう終了なので次回やることになって本日は尿検査のみ。医者は聴診器で心臓の音を聞いたのみ(腎臓と関係あるのかわからないが)
で5時に終了。結局まる1日いて血液検査と尿検査のみで1万円の支払いであった。
大病院は忙しい人にはとてもおすすめできないですね。

2013年2月24日日曜日

人前結婚式に驚き

本日は義兄の二女(26歳)の結婚式に参列。
場所はつくばにある白亜の一軒家レストラン。定刻にチャペルに親族、友人たちが参集したところで「人前結婚式」が始まった。
「神前式」かと思いきや「人前式」。新郎と新婦がそれぞれ誓いのことばを述べあった後、参列者一同が結婚に同意する意味のクラッカーを景気よく鳴らして式終了。
神様に誓うのではなく仲間に誓う、という趣向。
その後はパーテイ会場に移っての披露宴でしたが、ここでも驚きの連続。
乾杯の後のケーキカットでは、新郎新婦それぞれがカットしたケーキを相手の口に入れ食べさせる。
次には両家の親が呼ばれてカットしたケーキをこれまた新郎新婦から食べさせてもらう場面。
まだメインの食事が始まってないのにもうケーキ?おまけにケーキのクリームで洋服をよごしやしないかハラハラしました。
その後は格別の来賓祝辞もなく、やたらに写真タイム。そういまどきの若者は各自が携帯カメラやスマホカメラを持っているので新郎新婦の周りに集まってとにかく写真を撮りまくる場面が続く。
スクリーンにビデオが映されそこでは次々に友人たちが登場し祝いの言葉を述べていた。これも現代風か。
もっとも新郎新婦は1年前に入籍を済ませており、新婦の誕生日に合わせて本日の式となったとのこと。順番なんて関係ない、ということ。
そういえば新郎新婦の紹介も最初の受付時にもらったパンフの中にすでに誕生日、趣味、血液型、新家庭への抱負などが書かれてあり、わかりやすい。
花束贈呈の場面があっててっきり両親への贈呈かと思いきや、この結婚式をプロデユースしてくれたブライダルコンサルタントへの感謝の花束でした。
私は車の運転手だったのでひたすらノンアルコールビールを飲み続けておりました。
当日の写真は1週間後にネットに掲載されるのでダウンロードしてみてください、と暗号番号を渡されました。
終始今風の結婚式でした。
でも案内状には 「XX家 OO家」という古風なタイトルになっていたのがちょっと不思議。


2013年2月11日月曜日

海外旅行先で医者にかかる場合の注意事項

日本ならどの病院へ行っても保険がきくし、すぐに処置を開始してくれますが、海外では必ずしもそう簡単ではないようです。

海外の医療機関の場合、国立、公立以外はサービス産業として経営されているところが多いためまずデポジットまたはクレジットカードの提供を要求されます。
私立病院の場合、救急車で運ばれてもデポジットを払わないと治療を開始してくれませんし、病院はまず保険会社と保険の状況についての会話を開始してから、という場合もあります。
この点は日本の医療制度からみると考えられないことですが、海外では治療前にお金の確認から始まることは当たり前なのです。
海外旅行保険のほか、日本で加入している国民健康保険等でも一定の要件を満たせば国内での医療費と同じように保険給付が受けられますのでご安心を。ここでいう一定の要件とは、日本に住民票があることです。
ただし医療費の全額を一時的に自己負担する必要があり、後日本人が日本で保険給付のための請求手続きを行うことによって保険給付金が支払われるわけです。
もちろんこの場合も日本国内で医療機関にかかった場合と同じく自己負担分(3割)がありますし、支給される疾病等の対象範囲は 日本国内で認められている医療行為、保険診療の範囲内での保険給付となります。
なお各国別の病院情報は外務省の「世界の医療事情http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html」に記載されていますので旅行でおでかけの際には参考にしてください。

2013年2月5日火曜日

真空管アンプでの店があった

毎月末の木曜日夜に音楽評論家の館田巌さんの解説でクラッシク音楽を聴く会というのがある。正式名称は新現役ネット音楽同好会クラッシククラブというが、クラッシック音楽好きのシニアが集まって館田さんが持参するCDを聞いている。音楽評論家としてのキャリアが長い館田さんなのでその解説は我々が知らない世界をのぞかせてくれるので楽しい。これまでは有楽町にあるKENWOODのショウルームで通算100回(10年)にもわたって開催されてきたが、今年の1月からは秋葉原にある「秋葉原アムトランス」というオーデイオショップで開催されることになった。
この会社は名前を聞くのも訪問するのも初めてであったが行ってみてびっくり。なんといまどき珍しい真空管アンプや輸入スピーカーなどを販売しているのであった。
さらにはレコードまで販売していた。
http://www.amtrans.co.jp/akihabara/
そこは店そのものがオーデイオ視聴室になっていて応接セットに座りながら真空管アンプや大きなスピーカーから流れる音楽を大音量で聞けるようになっているのである。
以前はこうした視聴室のある音響店はよく存在していたが、昨今こうしたコンポに凝るマニアが少なくなったせいかなかなか見当たらない。おまけに真空管アンプである。
この日の聞きどころはバッハのブランデンブルグ3番、4番、5番、トッカータとフーガ、ウエーベルンの音楽の捧げもの、であった。
最近のデジタル機器から流れるクリアで歯切れのよい音と比較すると、真空管アンプから流れる音は妙に湿っぽくてそれでいて広がりのある落ち着きさを感じさせるものであった。
山手線の内側で化石のような店が元気にしていることを発見してうれしい気がした。
おまけにこの店の向かいには明治13年創業の老舗「神田やぶそば」があって現代を超越した雰囲気でした。
この日はマスコミの取材があり、最近その記事がでましたので、添付します。さすがに記者さんは丁寧な取材をしていました。
http://www.phileweb.com/editor/audio-a/voice.php?archive=1040

2013年1月31日木曜日

真冬の情景

最近撮影した寒そうな写真を2点。
最初は氷結しつつある滝の写真。場所は東京都奥多摩の山中にある払沢の滝。完全氷結を期待していったのですがまだでした。
2枚目は秩父の山中、大滝村にある三十槌のつらら。地中からしみ出る水分が凍りつきつららが一面に生じます。
昨今、光の明るさに春を感じる今日この頃ですが、真冬の被写体もなかなか素敵です。
明日から東京都美術館で大判写真展です。大きく引き伸ばされた風景写真が並びますのでこちらも見ごたえあります。

2013年1月20日日曜日

大判写真展に写真が出展されます

上野にある東京都美術館でスペインの画家エルグレコの展覧会が始まりました。「無原罪のお宿り」だけでも見る価値ありそうですね。
実は同じ東京都美術館内では2月1日から7日まで大判写真家協会の写真展が開催されます。私の写真「渓流を覆う」が大判写真コンテストに入選し出展されることになっています。
http://www.ni-pro.com/
大判写真というのは35mmカメラより大きいフィルムサイズのカメラで撮影したものをいいますが、私の写真は4x5(シノゴ)版というパソコンのマウスパッド程度の大きさのフィルムを使い蛇腹付きのドイツ製カメラ(リンホフテクニカ)で撮影したもの。
フィルム面のサイズが大きい、ということはそれだけ撮影される情報量が多いわけで、大きく引き伸ばしてもシャープな画像が得られます。今回は全倍という60cmx90cmのサイズに引き伸ばしました。
被写体は栃木県の山奥にある出流(いずる)川で撮影した満開のしゅうかいどうの花です。小さな赤い花が一面に咲く中を小川が流れている様子を撮影したものですが、どの程度迫力ある画面になったか楽しみですね。
2月1日(金)の午後会場に行っています。

2013年1月12日土曜日

緊急経済対策の危うさ

デフレ脱却をうたった大型の補正予算が発表されました。でも新政権がやろうとしている対策が的外れである、という論文を見つけましたのでご紹介します。
論文の著者は「超整理法」の一橋大学名誉教授野口悠紀雄先生。(雑誌ファイナンシャルプランニング1月号)

日本経済が抱える最大の問題はデフレと人口減少であるといわれているがそれは大きな間違い。
1.消費者物価指数が下落しているのは大企業が生産する耐久消費財の価格が著しく値下がりしているからであるが、これはいまに始まったことではなく1990年代から継続している現象。
これは中国、アジアをはじめとする新興国の工業化、低賃金労働力による安い工業製品生産によって引き起こされたものであって国内要因によって生じたものではない。
先進国の高かった物価水準が新興国に引きずられて下落したもの。(逆に新興国はこれからインフレに悩むことになる)
2.耐久消費財の価格が下落する半面で、国内要因で決まるサービス価格は上昇している。90年から08年の間に保険医療の消費者物価指数は18%も上昇している。
3.デフレは金融政策によって生じているのではないので金融緩和をいかにすすめたところで解決はできない。
4.これまでの物価変動(上昇)要因は総需要の変動ではなく、エネルギー価格(原油)の上昇が大きな要因となっている。
5.つまり工業製品の価格が低下することが問題なのではなく、名目賃金が低下していることが解決すべき大きな問題である。02年から11年までの間、製造業の雇用が約133万人減少したが、医療福祉の雇用が約240万人増加している。しかしながら賃金水準が低い(後者は前者の約1割減)ために全体としての賃金が下落している。
6.介護従事者の賃金が低いのは価格が介護保険の枠内で決まられているからであり、その結果として供給が不足し超過需要が生じている。(老人ホームへの入所が何年待ちという状態)
つまりこの分野での価格を調整しないことが、従事者の所得低下をもたらし一方で超過需要が発生しているのである。
課題はサービス産業の生産性をどうすれば向上できるか、である。
7。日本全体として必要なのは金融緩和を進めること(国債をどんどん発行して日銀がそれを購入すること)でなく生産性の高いサービス産業を構築すること。
7.こうして考えると日銀による「物価上昇目標」は的外れな政策、本当の目的(国債を買わせるという)を隠す隠れ蓑にほかならないので(郵政民営化前は大蔵省が管轄していた郵貯が国債を購入してくれていたが不可能となったので今度は日銀に買わせようというのが政府の本音)、その目標はいつになっても達成できるはずはなく、結局日銀による国債買い上げがいつまでも続いて、そして財政規律(財政再建)は崩壊していくのである。

今の政府がやろうとしていることの隠された意図と的外れさ、危険さを見事に論評していて、読んでいて恐ろしくなってきました。
本来政府がやるべき政策を日銀に押し付けているだけですね。

2013年1月3日木曜日

謹賀新年

我が家の年末年始は掃除と料理つくりに終始しています。
クリスマスには鶏の丸焼き料理に挑戦。羽根をはいで内臓を取り除いた鶏一羽を肉屋さんから買ってきて、腹の中にはみじん切りにした玉ねぎ、人参、セロリと、ご飯を詰め込みました。外側の皮には塩を擦り込み、油をぬってオーブンに入れて焼くわけです。皮が乾燥しないように時々油を塗るだけで待つこと40分。こうばしい匂いの鶏の丸焼きが出来上がりました。これだけで十分な料理なのであとはサラダやチーズ、ワインを準備して大宴会の始まり。
焼きあがった鶏の姿(いさいさかグロでみじめな格好ですが)をご覧ください。
年が変わって新年のおせち料理には、まる1日煮てつくった丹波の黒豆と三浦まで行って買ってきた大根を千切りにして作った「なます」、昆布を巻いた昆布巻き、栗きんとん、鯛のお頭から出汁をとったお雑煮、乾杯にはスペインの発砲ワイン「カバ」でした。
お重箱に詰めたおせち料理にはほど遠いものでしたが、いちおうのお正月気分。
年末年始忙しいですね。