2015年2月7日土曜日

絆を強めるはずが一転?

いささか意味不明のタイトルですが、最近の相談事例で遭遇した例です。
1.「子はカスガイ」とよく言われますが、この夫婦の場合は逆になりました。奥さんの第一子妊娠がわかると普通は喜ぶはずの夫の態度が豹変。出産とともに夫は帰宅しなくなり、実家に戻ったきりで会話もなくなり半年後には離婚騒動へ発展。
奥さんの言葉によると夫は「子供がきらい」「愛情がもてない」と言い続けでしまいには嘔吐していた、とのこと。
一方夫に聞いてみると「妊娠がわかった時点で預金を調べてみて愕然。全く預金がなかった。家計は妻にまかせてきたが、何に使ったのか不明」で将来に強い不安をもってしまいこのままではやっていけないと思った、とのこと。

両者の言い分がまったく異なることに驚きましたし夫のとった強行手段にあきれるばかりですが、夫婦の間の共通認識、話し合いもなかった状況がわかりました。生まれてきた子供こそいい迷惑ですね。
こんな夫にあいそをつかした奥さんの側からの離婚話が進行中です。

2.最近はやりの2世帯住宅ですが、人間関係がこじれるとたいへん。
奥さんの母親(義母)がもつ土地に夫は奥さんの弟(義弟)と二人で2世帯住宅を建設、順調に暮らしていたのですが、ところがある日奥さんが突然死去。二人の子供を抱えた夫は結局別の女性と結婚し、せっかく建設した2世帯住宅を出て別な場所に住むことになった。
2世帯住宅の半分が空家となって放置されることになったわけですが、そこで問題発生。
夫はもはや住んでいない2世帯住宅の半分に対する住宅ローンを払い続けなければならなくなり、もう片方に住む義理の弟は隣の空家の管理に困惑。たとえば使われなくなった水道栓からは臭気が流れてくる、風通しが必要などなど。義弟には空家の家を買い上げるだけの資金もないし、どうしたらいいだろうか、ということです。そうこうするうちに夫と義母、義弟の仲が悪くなって話し合いもできなくなったということでした。
この問題人間関係がこじれてしまっていてどう解決したらいいのか、ともかくしばらく両者の言い分を聞いていたのですが、結果としてある日突然終了しました。
土地を持っていた高齢の義母が病気で亡くなってしまったのです。そして義母の生命保険が下り、それを受け取った義弟が夫の持ち分を買い取ることができた、ということでした。

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