2015年10月10日土曜日

振込詐欺MAILがきました

通勤途中に交番があります。そこには掲示版がかかっていて管内で発生した交通事故や犯罪の件数が記入されているのですが、多くはほとんど0かたまに1とか2くらいの数字なのですが、唯一連日2ケタの数字が記入されている犯罪があります。なにかというと「振り込め詐欺」。驚きますね。
でも私には関係ない、と思っているのですが先日来ました。それも電話ではなくMAILです。

それは会社時代の知り合いからのMAILでした。

内容は
「今マニラを旅行中なのだけど泥棒にあって現金、カードすべて盗まれた。警察や大使館にいったのだけどらちが明かない。帰国便はすでに出発し、ホテルからは宿泊代XXXドルの支払いを迫られている。助けてくれ。」
という文言が流暢な英文で書かれていた。
発信元は確かに知人のアドレスでしたのであわてました。
返信しようと思ってふと気になったのですが、妙にうまい英文だし、おまけに出だしが[HI、」で始まって私宛てでもなさそう。友人宛だったらこんなにじょうずな英文で送ってくるはずがないし、こりゃ変だ、と気が付きました。
でもほっておけないのでその知人からの過去のMAILを探し出し、電話番号をみつけて電話をしてみました。
案の定知人本人が出て、くだんのMAILはその知人を装った詐欺MAILであることがわかりました。
その日は朝から問い合わせの電話が殺到していたようです。

ではなぜそのような詐欺MAILが流れたのか、ということですが、プロバイダーのAOLからパスワードを入力してくれ、というリクエストMAILがきたので何の疑問ももたず入力したところそのMAILは実はAOLを語った詐欺団からのものだったので彼のMAILが乗っ取られアドレス帳を盗まれた、とのことでした。

マニラの日本大使館のホームページをみるとでていました。すでにかなり前から蔓延している詐欺MAILのようです。
以下大使館のホームページの内容です。

平成24年11月8日
在フィリピン日本国大使館

*本お知らせにつきましては,ご本人はもとより,家族内,組織内で共有されると共に,お知り
合いの方にもお伝えいただけますよう御協力をよろしくお願いいたします。

1 本年夏以降,当地,日本及びアメリカ在住の日本人から大使館に対し,被害には遭っていないものの,実際に存在する個人(多くが知人・友人)のメールアドレス( Yahoo などの Web メール)を用いて本人になりすまし,家族及び知人等に対して(外国)送金を依頼するといった振り込め詐欺と思われる事案につき報告が寄せられています。

2 メールの内容は,概ね,旅行先,その多くがフィリピンで強盗被害に遭い,所持金を盗られてしまい困っていると切り出した上で,帰国旅費,ホテル等の支払いにお金が必要であるとして,(外国)送金サービスや指定した口座に至急振り込みをして欲しいとするものです。

3 実際,フィリピンにおいて,外国人が強盗等の被害に遭遇するケースはありますが,万が一,この種の内容のメールを受信された際には,まず電話などにより,送信者が本人であることを必ず確認するようにしてください。
 また,携帯電話も一緒に盗られてしまったことなどを理由に,相手側が直接電話連絡することを避ける場合も想定されますが,いずれにせよ,メール内容を鵜呑みにせず慎重に対応するようお願いいたします。

なお,疑わしいと思われる事案に遭遇した際には,当館までご連絡ください。

(了)





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