2011年10月30日日曜日

空を見上げてみよう

都会で生活しているとついついうつむき加減でビルの谷間を歩いて行きがちですね。でも上を見上げると最近は真っ青な空が大きくひろがっていてたいへん気持がいいですね。とくに夕方4時から5時ごろにかけては燃えるような夕日が水平線近くに移動してきて心躍る光景がひろがっているのにお気づきでしょうか?
空の青色、太陽の赤色、オレンジ色の空、白い雲が織りなす壮大な光景です。

この美しい光景をなんとか写真として切り取りたく先日挑戦してみました。場所は埼玉県寄居を流れる荒川の橋の上。秩父の山々をバックに川面に映る夕日を写しこもうと思ったのです。

真っ暗になるまでの1時間余り橋の上で三脚を構え刻一刻と変化する光に露出を合わせて夢中で撮りまくりました。その作品をご覧ください。
太陽が沈んで周囲が暗くなってからの一瞬空が燃えるような赤色に染まり、川面にそれが映って素晴らしい光景になったのですが、太陽光がないので河原や山が真っ黒になってしまうため写真としては使えません。
この写真のようにほどほどに河原や山のデテイルが映っていることが必要だと判断しこの写真をアップしてみました。いかがでしょうか。

2011年10月22日土曜日

紅葉撮影

十月中旬から11月いっぱいまでは関東地方の各地で紅葉が見ごろとなります。
風景写真撮影を楽しみとしているので時間ができるとどこへ行こうか、悩むことになります。
今年は日光にねらいをつけました。高速道路を利用すれば我が家からは3時間で中禅寺湖到着です。
紅葉撮影のコツは「旬をねらう(紅葉のピークを)」「光線状態をみる(光のない曇天は避ける)」「混雑を避ける(土日は避けたほうがじっくり撮影できる)」「ただ美しい色、カラフルな風景はつまらい(初期のころはこれで満足していましたがね)」あたりでしょうか。

10月14日に竜頭の滝で撮影した写真をUPします。9月の大雨のため今年は水量が多く迫力ありました。激しい川の流れ(音が聞こえてきそうですね)と美しい紅葉の対比をご覧ください。


例年12月の中旬には六本木の富士フォトサロンで「美しい風景写真100人展」という写真展が開催されます。その後は全国を回ります。これはアマチュア80名とプロ20名との競作で風景写真展の最高峰といわれてきたものですが、今年は私が応募した写真が選ばれました。たいへんうれしい限りですね。

2011年10月19日水曜日

判断基準は世につれ

日々裁判所で離婚問題の紛争解決(時には修羅場の場合もありますが)に直面しています。問題の解決にあたってのよりどころとなるのは民法等の法令は勿論ですが、同様の問題についてこれまでの裁判での判例がどうであったか、というのが大きなウエイトを占めています。というのは法令はあくまで原則的なもので個別事情については法令を解釈し判決を下す裁判官の判断に委ねられるからです。
最近判決にみられる判断基準に変化がでてきたな、と感じたケースがあります。
①離婚に際しての財産分与問題での退職金の扱い
退職金については確実に支払われるかどうかは退職時にしかわからないこともあり、退職が近い場合あるいは支払われることがほぼ確実な場合しか財産分与の際の議論のテーブルにのせてこなかったようでしたが、最近はまだ退職まで間がある場合でも現時点で自己都合退職をしたと仮定した場合に支払われるであろう金額を財産分与の対象とするケースが出てきています。将来会社が倒産して退職金が予定通りには出なくなることもあるのですが、その可能性にはおかまいなく離婚時には既に相手方に相当額が支払われてしまうわけです。厳しいですね。
②夫婦関係破綻の認定
裁判で離婚が認められるためには不倫、暴力等の不法行為のほか夫婦関係が既に破たんしていることを認定してもらわねばなりません。そのためには婚姻期間との関係で相当程度の別居期間があることが必要とされてきました。しかしながらその期間も短くなってきているようで3年程度の別居でも破たんしている、と認定されるケースがでてきているようです。
離婚に対する社会のハードルが下がってきているような気がします。

2011年10月7日金曜日

何もしないでいると生活が苦しくなるって・・・・家庭の収支5%の改善が必要

復興増税(所得税13年1月から10年間4%、住民税14年6月から5年間)をめぐる議論が行われていますが、実はこの他にも既に今後国民負担増となるものがいくつか決まっています。
①厚生年金保険料率アップ(17年度まで毎年0.177%引き上げ)
②住民税の負担増(12年6月から年少扶養控除ー子供ひとりにつき年33万円廃止)
③子供手当見直し(年収960万円以上は支給なし)

これらの費用増要素すべてを加味した場合各世帯においてどれくらいの費用増になるのか、という試算が民間の調査機関から発表されました。
40歳以上の夫婦で小学生の子供2人というモデル世帯、世帯主の年収600万円とすると2011年時点にくらべ2013年の手取り額がいくら減るのかということですが、なんと年間14万円、年収の2.78%の減収ということでした。(年収1000万円以上の場合は40万円以上の費用増(年収の4~5%)にもなります。)

さらに今後は社会保障財源の確保のために消費税率が引き上げられる(2010年代半ばまでに段階的に10%まで引き上げられるらしい)とのことでこちらは年15万円もの消費税負担増とのこと。
結局ふたつ合わせて2年後の可処分所得の減少額は29万円、年収の5%近くになるわけです。

これからの家計に必要なことはこれらのマイナスインパクトを上回る収支改善を行うこと、とくにデフレの長期化から当分は収入増には期待できないのでなんとか支出面で5%以上(年間30万円以上)の改善をはかることだと思います。
ポイントとなるのは
教育費(なんとかしたいけどなかなかできないつらさがあります)、
光熱費(この夏の努力を考えれば聖域ではないですね)
電話代(必要性に負けて管理していない人が多い)、
保険代(将来への不安感からかけすぎになっている人が多いようです)
被服費、車の維持費、飲食交際費
あたりでしょうか? でも30万円(月2.5万円)を捻出するのはなかなかたいへん。このあたり日本の景気悪化要因にもなりそうですね。

この夏イタリアアルプスで撮影した朝焼けの写真を添付します。力強い光景ですね。