2012年1月25日水曜日

「保険の見直し」について

前回のブログで「保険の見直し」がブームだと書きましたが、本日の日経新聞にもこのことが特集で取り上げられていました。大繁盛の店もあって面談の予約が一杯だとか。(もっともそれは週末だけでしょうが。)

保険の見直しのステップは次のようになります。
①現在加入している保険についての確認(内容の詳細を覚えていない場合もあるので保険証券が必要です。)
②ご家庭に必要な保障額の計算(ご主人あるいは奥様にもしものことが起きた場合どれくらいの現金が必要となるかおおざっぱに試算してみる。)
③見直しのポイントの確認(毎月の掛け金を減らしたいのか、保険の保証内容そのものを変更したいのか)
④条件にあった保険を探す
⑤契約する
さっとこうなります。
保険の見直しプロセスについてはネット内にもいくつかでていますのでご紹介しましょう。
http://www.nissay.co.jp/kojin/minaoshi/kotsu/は日本生命が提供しているものです。http://www.hoken-erabi.net/は消費者の立場にたった保険選びの極意。たいへん参考になる内容です。

保険見直しに際して知っておきたい基本用語は
a)保障の増加の方法   中途増額、追加加入、特約の付加
b)保障の減額の方法   中途減額、特約の解約、保険そのものの解約
c)保障の種類の切り替え方法  契約転換

生命保険での必要な保障額を計算する時には次の各項目についてざっと試算をしておく必要があります。(夫の必要保障額試算の場合の例)
妻の必要生活資金額(現在の年間生活費x0.5x妻の平均余命)
子供の卒業までの生活資金(年間生活費x0.2x就職する年齢になるまでの期間)
子供の教育費用、子供独立時の援助費用、住宅維持補修費、葬儀費用その他
年金額(遺族年金額、老齢年金額)、死亡退職金、貯蓄額、妻の勤労収入

以外と大変のように思われるかもしれませんが一度計算しておいたほうがいいでしょうね。

2012年1月17日火曜日

近頃巷にはやるもの「保険の窓口」

最近「保険の窓口」というはでな看板を掲げた店を街の目立つところによくみかけませんか?TVのCMにまで登場しています。
この新しい業態の店の特徴は小さな店舗ながらも、生保16社、損保17社もの保険商品をそろえており、「保険会社にとらわれないで中立的なコンサルテーション」をしてくれる、というのがうたい文句です。
10年ほど前に設立されたにもかかわらず今では全国234店舗にまで拡大しており、売上も大きく伸ばしているようです。
実は従来保険会社は自社の商品のみを扱う代理店を多数抱えて営業活動、顧客対応をしてきたのですが、保険の自由化による競争激化によって経営基盤がぜい弱化していくにつれ(倒産する保険会社もでてきた)手数料の削減、代理店の淘汰が行われてきました。
顧客との接点を確保し、販売を担う拠点として新たに発生したのが「保険の窓口」にみられる総合保険ショップです。経営陣は保険会社にいたことがある人が多く、窓口スタッフはFP資格所有者が多いようです。似たようなショップとしては「保険の見直し本舗(144店舗)」があります。
「顧客の立場にたった中立的な相談窓口」を標榜していますがあくまでも保険代理店ですので顧客が契約することで保険会社から得られる手数料を収入としているわけですから本当に顧客の立場にたっているのかわかりません。
保険については一度契約すればその後は毎年定期的に顧客からの入金が期待できるので一定程度の契約さえとれればけっこうおいしい話ですね。
それに昨今の家計防衛の話のなかでは保険の見直しは一番効果のでそうな部分ですから相談にくる人も多いようです。
次回からは「保険の見直し」のコツについて解説してみましょう。

2012年1月4日水曜日

あけましておめでとうございます

早くも新年4日過ぎました。街も平常に戻りつつあります。久しぶりに日本で正月を迎えたのですが、年末のあわただしさに比べ正月は退屈でしたね。
年末にカメラのフィルム送りが故障してしまい、これから修理に出します。2週間ほど撮影もおあずけです。これも退屈だった理由のひとつでした。
来週から裁判所の仕事がほぼ毎日入ってきます。家内が年末に両足を骨折してしまったので当分の間勤務先の大学まで送迎をする役目も生じました。
2月12日には横浜本郷台で市民向けのFP相談会が予定されていて相談員をすることになっています。
ピアノはバッハのインベンションに力を入れます。対位法の演奏で頭の訓練です。
料理は何でもやりますが、魚料理とサラダのレパートリー拡大が目標です。
得意の写真のほうは今年はコンテスト入選を目標にしてみます。我が家の近くにある田園風景を被写体にして春夏秋冬季節感あふれる写真を撮ろうと思っています。
とはいいながら新春の定番被写体はやはり富士山でしょう。
飛行機の窓から撮影した富士山を添付します。富士山より高い位置、というのが雄大で私は好きな写真です。
昨年の年頭エコノミストたちは異口同音に景気の回復を予測していました。これまでの経験から米国大統領選挙が近ずくと積極的な経済施策がとられるので必ず景気が上向く、というのがそのポイントでしたが、結果はことごとくはずれてしまいました。
そのせいもあり、今年は誰もが弱気ですね。家計も資産運用も攻めよりも守り、が今年のトレンドになりそうです。