2012年4月26日木曜日

「騙されない保険」続編

前回のこのブログで取り上げた「大盛況の乗り合い保険代理店」の裏話に続いて今回は保険販売におけるセールストークへの注意点をとりあげてみましょう。(出典は週刊ダイヤモンド誌)

1.「入院したら多額の費用がかかります」「もしもの備えは万全ですか」→健康保険にある高額療養費制度を考慮していない。実質的な負担額はさほど多くはならないはず。
2.「保険の対象外である先進医療費は高額(300万円を超えるものも)になる」→300万円もするような治療は先進医療のうちほんのわずか。そうした高額治療を実際にうける人は多くない。先進医療という言い方がされているが実態は「新規開発医療」。実験段階のようなもので特にがん治療では効果がでる人はそう多くない、とのこと。取り扱える病院も少ない。
3.「がんはこわい病気です。死因のトップががん。現代では2人に1人がかかります」→がんにかかる率が高くなるのは高齢(50代以降)になってから。若いうちにがん保険に入る必要性は薄い。
4.「持病があっても入れる保険」→保険料は割高。給付条件は厳しく、給付金額は他の保険に比べ少ない。契約してからかなりの期間がたたなければ給付の対象とならない場合も多い。
5.「保険満足度ナンバーワン」→保険金の支払いが終了した後の保険会社からくるアンケートの集計結果。客観性に乏しい。

会社も家庭も収支改善のコツは固定費の見直しですよね。保険料はいったん契約すると長期にわたって固定的に出費されていきます。最低限必要な保険は何かを見極め貯金と保険のバランスをとることが重要だと思います。

2012年4月20日金曜日

保険販売に気をつけよう

雑誌「週刊ダイヤモンド 4月21日号」が保険販売の特集を組んている。題して「騙されない保険」。
その中に「甘いセールストークにご用心! 全国で増殖する乗り合い代理店 大量出店支えるビジネスの裏側」として数ページを割いている。
1月に出した私のこのブログで「近頃巷にはやるもの 保険の窓口」として触れたことがもっと詳細にかつ業界裏話を交えて特集されていて「やはり」の感がします。
予約が取れないほど大繁盛しており、このままいけば4年ぐらいで日本生命の規模を抜く、とまでいわれている乗り合い代理店であるが、その実態は保険会社からの人員派遣、手数料かせぎに陥っており、「顧客の立場にたった中立的なご相談窓口」とは程遠いものとなりつつある、とのことであった。
記事のなかではFPがしきりにコメントしており、この分野で頼りになるのはFPであることも気を強くしました。
こういった裏の仕組みをわかったうえでこの種の代理店と付き合うことが大事ですね。

俳句の季語に「山笑う」という言葉があります。ちょうど新緑の頃、木々がいっせいに緑の若葉をふいて、山の斜面が緑の濃淡に覆われ春の日に照らされて山そのものが笑みをうかべているようだということを言います。
[春山淡やにして笑うが如く(緒方仇)」「故郷やどちらを見ても山笑う(子規)」「山笑う野はさざ波の光満ち(手塚順)」
それにふさわしい写真を掲載しましょう。芽吹いたばかりの木は赤くなっていますね。白い桜もまだ残っているようです。中心には濃い緑の常緑樹を置いてみました。下部は梅の新緑です。
撮影場所は私の自宅から数分の林です。近場にも自然が残っています。

2012年4月12日木曜日

ようやく春満開ですね

冬が寒かったせいか、全国的に桜の開花が1週間遅れましたが、わが街たまプラーザの桜もようやく今満開です。
例年ご紹介している近くの畑の桃の赤い花も満開となりました。
見慣れている光景とはいうものの花のない冬から突然このような美しい風景が登場するので春は楽しいですね。特に今年は桜と桃と連翹が同時開花ですので圧巻でした。
畑の光景も色とりどりです。杭の棒が邪魔ですが、しかたないですね。
昨日は千鳥が淵へ行ってみました。こちらは堀に桜の花びらが浮かんで花筏をなしていました。

2012年4月5日木曜日

イタリア旅行であった危機一髪

今回の旅行はすべての日程が予定通りに進行し無事帰国したのですが、実はあやうく帰国不可能となる出来事がありました。
帰国前々日食と芸術の街パルマのホテルでの出来事。
イタリアのどのホテルもチェックイン時にフロントはなぜか全員分のパスポートを預けるよう要求してくるのです。
宿泊したパルマの4つ星ホテルでもそうでした。部屋番号である220のカギと交換に我々夫婦はパスポートをフロントに預けました。
翌朝我々は美術館見学に朝8時半ごろ出発しました。途中家内が昨日滞在したシエナの美術館で入館時にパスポート提示を要求されたことを思い出したので私はただちにパスポートを戻してもらうためにホテルに戻りました。
フロントに要求してビックリです。我々が宿泊した部屋220のラックからではなくフロントスタッフは226の部屋のラックに入っていたパスポートを渡すのです。2通とも日本国パスポートでしたが、我々のではありません。「違う」といってもこれしかない、の一点張りです。日本人の顔をみただけで部屋番号を間違えて渡してしまったようです。(実にいいかげん)
彼らはまだホテルをチェックアウトていないことがわかったので私は急いで朝食のレストランに飛び込み日本人夫婦らしきカップルに声をかけました。まことにラッキーなことに彼らが我々のパスポートを受け取っていたのです。彼らも表紙の日本国旅券しか確認していなかったのでビックリでした。
(受け取ったら必ず中身の確認が必要ですね)
運が悪ければ日本人2組の夫婦が帰国不可能となったところ

教訓:ホテルに預けたパスポートは必ずその日のうちに取り戻しておくこと。4つ星ホテルといえども油断大敵。ということでしょうか?

駆け足のイタリア旅行

1週間ほどの休暇をとって北イタリアを廻ってきました。ボローニャを起点として
1.ヨーロッパ最古の大学ボローニャ大学とボローニャ旧市街
2.ビザンチンのモザイク美術が市内あちこちに残るラベンナ
3.トスカーナ州の古都シエナ
4.芸術の街、食通の街といわれチーズの王様パルミジャーノレッジャーノの産地でもあるパルマ
5.落ち着いた小さな古都モデナ

イタリア語はほとんどできないのですが、googleから取り出した拡大地図(これがすごい。村の路地まででているので道を間違えようがない)を頼りに高速道路を駆使して1週間で廻ってきたわけです。この時期のイタリアはまだ観光シーズンでないせいかすいていますし、ホテルも安いし、さほど暑くなくいい時期でした。
なんといってもラベンナのモザイク画は見事でした。キリストの表情、聖人たちの表情、皇帝や妃の衣装の色どれをとっても完璧。サンビターレ教会のモザイク写真を添付します。上は若いキリスト像、下はユステニアヌス帝です。1500年以上昔のものだとはとても信じられませんね。

トスカーナ州のシエナは春真っ盛り。リンゴの白い花、連翹の黄色い花、緑の草原の中に城壁に囲まれた街シエナがありました。のどかな風景にうっとりです。北海道の美瑛の雰囲気ですね。
朝焼けの空をバックにした朝のトスカーナの田園風景を添付します。手前の白い花をつけた木々がリンゴの木です。焚火の煙がのどかですね。

帰国後はイタリア料理に挑戦中です。開いた鯵をこれまではしょうゆベースの照り焼きにしていたのですが今ではみじんぎりにしたニンニクをふりかけてチーズをのせオープンで焼いています。