2015年7月30日木曜日

専業主婦のへそくりは誰のもの?

離婚の相談を受けていると必ず話はお金の問題になります。特に専業主婦だった女性にとっては死活問題です。
結婚後夫婦が築き上げた預金とか不動産、掛け金を支払ってきた保険などは夫婦共有の財産として折半となるのが一般的です。
そこで問題となるのが家計のやりくりをしてきた主婦がため込んできた貯金すなわちへそくりはどうなんだろうか?これって妻の努力のたまものなので妻の財産?

答えは貯金の原資となる収入を稼いだ人のものになる、すなわち夫の収入の一部をため込んできたのであればその貯金の名義がだれであろうと夫のものになる、ということです。夫婦であっても夫の稼ぎは「夫のもの」ということです。
この点を誤解している主婦が実に多いのですが、では主婦の内助の功は考慮されないのか、というと離婚時の財産分与や相続時の相続権として財産の半分程度を贈与税や相続税の負担なしにもらえる、ということで考慮されているということでしょう。

「夫のものは私のもの」「私のものは私のもの」という慾の張った奥様が多い今日この頃です。

2015年7月19日日曜日

梅雨空に残照を求めて

この1週間は雨の日を除き毎日夕方になると撮影機材をもって近所の畑通いでした。
ねらっていたのは「残照」。西の空に沈む太陽からの赤い光が空に浮かぶ白い雲を赤く染める現象です。赤くなった雲と地上に咲く満開の花のコラボです。
地上はすっかり光がなくなっているので暗いのですが、空にはまだ明るさが残っているため露出差が大きく1枚の写真の中に空と地上の花とを同時に写しこむのはなかなか難しい世界です。
昨年まで2年間百合の花と夕日をねらったのですが空が赤くならない、とか花の形が完璧でない、とか露出が的確でないとか今いち満足できていません。
昨年秋には柿の木と残照に挑戦してみました。

雲はよかったのですが、柿の実に光がなく大きく引き伸ばすとねぼけた雰囲気でした。
今年の挑戦結果は7月13日から本日までで赤い残照がとれたのはわずか1日のみ。
梅雨があけた本日なんぞは昼間は晴れていたのですが日が沈む時間には黒い雲がでてきて空を覆い写真は撮れず。
昨日にいたってはカメラを構えている西の方向ではなくて東の空に大きな虹が出現。しまった、と思った時はすでに遅し。
雲ひとつない快晴の空の日もあったのでしたが、夕日の光を受ける雲がないとただ明るい空だけになるので残照写真にはなりません。


自然相手の撮影では効率悪いこと限りないのですが、うまくいった時の期待と喜びの大きさや陶酔感があるのでやめられません。
さてそのうまくいった1日だけの写真です。
手前の黄色の花はヒメヒマワリ。空の部分は光を抑えるフィルターを使い、花のところは暗くて露出が不足するのでストロボの光で補いました。
青い空と残照で赤くなった雲がうまく出たと思っています。奥行き感も出ましたし大満足です。



2015年7月10日金曜日

梅雨の長雨にもめげず

ようやく快晴の空になりました。
いつもは空梅雨で雨がふることが少ない6月下旬から7月ですが今年はまさしく梅雨の天気でした。でも雨の中傘をさしながらの被写体探しと写真撮影をやりましたのでその成果をごらんください。
着目したのは町の街路樹。連日の雨の湿気のせいか木の樹皮が緑のカビにおおわれていてその光景がなんともいえずアーテイスチックに見えました。
雨で濡れたため木肌もしっとりしていて妙になまめかしく年老いた生き物のようでしたね。

こちらの木肌にはなにやら絵のようなものが生じていました。ひよこの絵でしょうか?不思議なことに眼とか足までが見えます。
激しい雨のなかカメラが濡れないように守りながらの撮影でしたが住んでいる町のなかにもおもしろい被写体があるものですね。
最後はこれ。なんだかわかりますか。これでも木の肌です。いろいろな色のカビに覆われています。抽象絵画のようですね。