老人ホームをめぐる苦情が急増している。消費生活センターによせられた苦情は08年度は10年前の5倍以上とのこと。入居時に払う保証金の返金や解約のトラブルが苦情の8割をしめているとのこと。
「ついのすみか」となる老人ホームの苦情は表に出にくい(あきらめ、がまん、泣き寝入りが多い)ので実際のトラブルはもっと多いと思われる。
誰しも長年住み慣れた現在の家を「ついのすみか」としたいと思っているがいろいろな事情でそうにはならないケースが多いはずである。問題はいつごろそのときがくるのか、本当に今の住まいにすめなくなるのか誰にも想像・予測だにできないし、気がついたときには精神的肉体的金銭的にもはや自分ひとりの力では対応ができにくくなっていることである。
そうしたすまいの問題を含めた「老い支度」の重要性・啓発活動の必要性を考え、この秋には市民を対象とした「老い支度」セミナーを開催することにしました。
日ごろから一緒に勉強会や相談会などをやっているFP仲間数人が集まり川崎市高津区の後援を得て溝口の高津市民館で合計5回の無料市民セミナーを開催すべく現在準備作業中です。
第1回目の10月8日はNPO法人「シニアライフ情報センター」の池田事務局長を講師に招いて冒頭に提起した老後のすまいの問題を解説してもらうことが決まりました。
「シニアライフ情報センター」は高齢者の「在宅から住み替え」までをお手伝いしている団体でその豊富な相談事例をもとに高齢に向かう人々がこれから何を考えどういう準備をしていかなければならないか、を明快に語ってくれるはずです。
第2回目以降は「福祉」「財産管理」「人生の棚卸」などをテーマに専門家を呼んでいくこととしています。
いまは講師探しや交渉など企画をゼロから立ち上げていく醍醐味を楽しんでいるところです。
2009年5月31日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿