暑い日本を脱出してスイスへ行ってきました。ウイーンやマドリッドは38度と日本より暑かったようですが、山のあるスイスは快適でした。
スイスの東部、ドイツ、オーストリアとの国境近くにブリゲンツという街があります。ちょうどボーデン湖の東の端にある街なのですが、この街は夏の期間中 湖の上の舞台でオペラが上映されることで有名です。(湖上オペラといわれています)
今年の出し物はモーツアルトの「魔笛」。
ブリゲンツの隣町、ドイツ側に張り出した島リンダウにホテルをとり、オペラ会場まで車で往復しました。
夕方まで雨が降っていて寒かったので屋外でやるオペラはてっきり中止と思いきや、雨はすぐあがるので実施、といわれ持参した長袖、やっけなどを着込んで会場に向かいました。
チケットはあらかじめネットで予約し日本まで郵便でおくられていたので公演が中止になると払い戻しがやっかいだなと思っていましたが実施となっても屋外しかも水上での観劇の寒さに耐えられるか多いに心配でした。案の定集まってきた観客のみなさんはキルテイングコートや毛布持参です。
なんと携帯用毛布を7ユーロで販売していたのでこれを購入。
会場は雨上がりもなんのその満席でした。濡れている椅子をふくために入り口ではなんとトイレットペーパーを数枚配っていました。
湖上に大きな丸い舞台が作られていて、その脇には怪物の姿をした3本の高い塔が林立。
オーケストラはどこか室内にいるのか見えなかったがテレビ画面で映し出されている。
歌手のセリフはスクリーンに映し出されるのでわかりやすい。
オペラの冒頭 王子と3名の女官が登場する時は船に乗って登場。途中で花火が打ち上げられたり高い塔からは怪物たちがサーカスのアクロバットさながらに上下したりと派手な演出に寒さも忘れての2時間半でした。舞台にある穴からはたくさんの細長い風船が飛び出してきて森を表現するアイデアも見事。湖上の夕焼けや近くを航行している船の明かりが背景となってなかなかロマンチック。
終了したのは23時半。ホテルに戻った時は24時を過ぎていました。
ブリゲンツの湖上オペラは今回で3回目ですが、演出が楽しいので来年もまた行きたいですね。
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