2010年3月29日月曜日

離婚問題

先日離婚についての興味深いデータが厚労省から発表された。(人口動態統計特殊報告)
特に今回は結婚した人と離婚した人の割合を初めて算出したことが特徴である。(従来は全国民に対する離婚者の割合を離婚率として発表してきたが、これでは未婚者や子供も母数に含まれるため現実的ではなかった)。それによれば平成17年における結婚した人に対する離婚者の割合はなんと30%にも達するとのことで、この数値は年々増加している。(昭和45年は6%、平成2年は15%)
それでもロシアや米国など他の西欧諸国に比べると日本はまだ離婚率は低いし、離婚しない夫婦がまだ7割もいる、ということのほうが不思議、と思われる人もいるかもしれませんね。
人生にはいろいろなリスクファクター(負債要因)があってそれらを想定したうえで適切な対応策をとることをアドバイスするのがFPの役割。 家族の死や病気、教育費負担、住宅ローン負担、火災・事故、老後それぞれについて対策があるわけですが、これまであまり問題にされてこなかったのが「離婚によるリスク」なのです。ライフプランの破綻ですね。
離婚を経済的側面からとらえると、問題になるのが「離婚プア」の発生です。未成年の子供がいる場合は養育費の支払いがおきます。離婚に至らなくても別居状態となった場合には相手方へ婚費の支払いが発生してきます。離婚して経済的に楽になるケースはほとんどありません。(精神的には楽になる場合もありますが)サラリーマンの場合これらの費用捻出のために土、日もアルバイトしているというケースがあるくらいです。
今後は離婚まで想定したファイナンシャルプランニングが必要でしょうね。

2010年3月15日月曜日

FPとしてのコンサル力

昨日は日本FP協会の研修に参加。午前中は講義であったが午後はロールプレイン演習であった。
参加者を2つに分けて相談者役とFP役に分け、本番さながらでコンサルテーション演習をおこなった。
テーマのひとつは「保険の見直しの相談」。
40歳と35歳の共稼ぎの夫婦に5歳の子供一人という相談者に対してどのようなコンサルを行うか、というものであった。
経済状態の悪化で余裕資金による資産運用を行う余地がすくなくなったこともあって、最近の家計相談は「保険の見直し」「住宅ローンの見直し」「老後の生活相談」などの守りが主流である。
相談者のご主人は10年満期の定期保険、奥さまは終身保険という設定であったが、多くのFP役が出した回答は大黒柱のご主人の保険はそのまま維持して、奥さまの保険を解約して家計のコスト減を図る、というものであった。
私はそれに対して次の観点からただ一人異議をとなえてみた。
1.家計の見直しにあたって保険だけをみるのは片手落ち。これからお金がかかってくる子供の教育費、これから考えねばならない住宅問題などの中期的なライフプランまでを考慮にいれたうえでのコストと収支を考えていくべきではないか?
2.主人と同等に働いて家計を支えている奥さまの役割を軽視したコンサルでは共感を得られないのでは?
3.単に保険費用を減らせばいい、ということだけでなく家計のリスクマネジメントまで配慮する必要。ご主人にもしものことがあった場合の対応、遺族年金まで考慮したコンサルの必要性。
最近はさまざまな情報誌で「保険の見直し」の特集を組んでいるし、ネットからも情報が取れるので相談者も事前にかなりな情報をもっていると思ったほうがいいのであり、対応するFPはより高いレベルのコンサルをしていかないと相手にされなくなってくるのではないか、というのが私の見解です。

2010年3月8日月曜日

ニースのカーニバル







2月末にニースに行ってきました。2月になると世界の各地でカーニバルが開催されます。ベニスのカーニバルやケルンのカーニバルが有名ですが、世界の3大カーニバルといえば、リオのカーニバル、イタリアトスカーナのビアレッジョのカーニバルそしてニースです。



イタリアとの国境南仏マントンではレモン祭り(レモンでできた大きな人形が公園にたくさん陳列してあった)が開催されていた。
なんといってもニースの祭りの規模は大きく、そして人々のどんちゃん騒ぎぶりも群を抜いていました。ここでは大きな山車に乗る人々もそして見物する沿道の人々も自由な仮装で楽しんでいました。誰彼となく色とりどりの紙ふぶきが投げつけられます。



人々のはちゃめちゃな楽しみぶりは写真をご覧ください。無表情な仮面を付けて街を行きかうベニスのすましたカーニバルとはまったく対照的で南仏の明るい人々がそこにいました。
ニースには4泊しただけですが、周辺の美術館巡りやチンクエテツレ日帰り、そしてカーニバル見物と短いながらも楽しい休暇でした。









2010年2月17日水曜日

環境資本主義や行動ファイナンスの講義を聞きました

14日の日曜日は鶴見の公会堂でFP協会主催の2つのセミナーを受講しました。
前半の信州大学の真壁先生の講演は金融危機後の経済動向を行動ファイナンスの立場から解説したもの。合理的でない人間が行う合理的でない投資判断がバブルを発生させ、群衆心理的な発想から大きな損失をもたらす、というもの。3~5年に1回は必ずバブルは発生する、という警鐘でした。
後半は千葉商科大学の伊藤先生による環境資本主義と新ライフプランモデルの解説。
先進各国が従来の金融資本主義ではなく環境との調和をめざす環境資本主義に舵とりをしていることの報告があった。
興味あったのは米国におけるFPの役割が変化してきた、ということで顧客の資産をどう増やすかという投資アドバイザーの役割から「人生の目標」や「健康」「仕事、キャリア、職業」など非ファイナンス的内容についての相談は増大している、とのことであった。
経済環境の悪化がもたらした情勢なのかも知れないが、人生の幸せは決してファイナンスだけではない、むしろもっと大事なものがある、ということにようやく人々が気付いてきた、ということか。
今週19日から六本木の富士フォトサロンで「東大・京大写真部合同写真展」が開催されます。
写真部OBとして私も1枚の作品を出品しました。他のOBのみなさんがどのような作品を出したのか興味あるところです。なにせ現役時代理屈ばかり並べてわけのわからない写真を撮り歩いていた若造たちが年月を経てさてどういう心境に変わってきたのかですね。

2010年2月12日金曜日

厳冬の表情




暖かくなったり寒くなったりですが、真冬の表情を撮影しようと出かけてきました。場所は北八ヶ岳にある蓼科ロープウエイの山頂です。中央線の特急で茅野まで行き、そこから1時間でロープウエイ麓駅です。466mを一気に上った山頂駅は2237m、気温は-10度、強風が吹き荒れ周囲は霧。真っ白です。


あまりの強風のため木々に付着するつららは垂れ下がるヒマもなく横に張り出しています。
飛ばされないように注意しながら1時間ほど夢中で撮影。
終わってみるとなんとつららがすっかりなくなっている。ちょっとした気温の変化であとかたもなくなってしまうとは驚き。
下りた麓の雪はすっかりゆるんでいて春の気配であった。夢のような一瞬であった。


2010年2月5日金曜日

本年度の市民セミナーの企画中

寒い日が続いています。こういう時でも熱い心を持っていれば寒さが気にならないのでしょうね。
先週の土曜日30日でもって「市民後見人養成講座」が終了しました。4日間にもわたるハードなセミナーでしたが、32名の市民のみなさんは最後まで熱心でした。老後の問題についての関心の高さがうかがわれます。
一息つくヒマもなく今年の高津区の市民自主講座企画への募集が始まっています。この1年の実績を踏まえかつ高津区役所側からの期待もあり、今年も応募しようと考えてます。今回のテーマは「高齢者のすまいを考える」に絞り、ここ最近田園都市線沿線に建設ラッシュの有料老人ホームの見学会を軸にしてみようか、と考えました。現場に行くことで参加者自身の将来のイメージ作りに役立てようというわけです。30人ものグループをどう受け入れてくれるか、調整が必要だとは思いますが、施設側も将来のお客さんをそう無碍にはできないだろうと読んでいます。

写真撮影をしばらくお休みしてますが、そろそろ再開しようと考えてます。「霧氷」をテーマに真冬の信州にでも行ってみようか、というわけです。でも寒そうですね。

2010年1月22日金曜日

本日から市民後見人養成講座を開講しました

今後認知症になる高齢者が増加していくことが確実視されているにもかかわらず彼らの財産管理・身上監護をする後見人が不足していくことが想定されている。専門後見人(弁護士とか司法書士等)だけではとても対応できないことから一般市民によってこの制度を担ってもらおうという趣旨で「市民後見人養成講座」を開講することになっている。今回初めて川崎地区での開講となり、本日がその初日。ちらしで募集したところ32名もの市民が応募してきた。本日から3日間連続と来週土曜日の半日というけっこうきついスケジュールであるにもかかわらず多数の市民が応募してきたことは驚きであった。(会費は3千円)
初日の今日は認知症についての理解を深める講座と高齢者の権利擁護に関するセミナー。私は司会を勤めた。日曜日の午後はパネルデスカッションを計画しており、ここでも司会を担当しているので今日はこれから話をどう展開させるか検討していくつもり。
ところで認知症は早期に発見すれば進行を遅らせることができる病気。
そのめやすは
1.もの忘れがひどい。2.日常作業にミスが多くなった。3.話のつじつまが合わない。
4.約束の日時や場所を間違えるようになった。5.些細なことでも怒りっぽくなった。6.自分の失敗を人のせいにする。7.不安感が強い。8.意欲がなくなった。
などがみられたら専門医と相談することが重要。
あなたの周りの人にいませんか、こんな人。

2010年1月8日金曜日

コートダジュールの写真です。

南仏の海岸は「紺碧海岸」といわれているそうですが、たしかに、快晴の日の海の青い色の美しさは格別でした。海岸が砂浜でないこと(小さな石ころで覆われている)や深さがあることからか、海の青さが空の光を受けて幾重にも変化していて日本で見る海の青さよりあざやかであった。


写真は宿泊していたホテルの部屋のベランダからのもの。毎日こんなすばらしい景色がみられるのですから世界中から観光客が集まってくるのもわかります。ちなみに1部屋200ユーロ(約27000円)でした。夏場だと1泊500ユーロ以上するようです。
もう1枚はニースの町を上から眺めたもの。公園に大きな観覧車があったので乗ってみました。そこからみおろした夕方の町です。右奥に海岸が見えます。イタリアに近いせいか町の雰囲気はイタリアですがイタリアよりも建物はきれいな色をしています。広場の右側が旧市街、左側は公園になっていて明りのついたところには小さな掘立小屋が立ち並んでいてクリスマスマーケットでした。こちらでは日本と違って新年の1月6日あたりまでクリスマスの雰囲気いっぱいです。
最後の写真はニースの近郊エズで撮影した写真です。この町はその昔サラセン人の攻撃から町を守るために険しい山頂に石畳の町をつくったもの。雲海を抜けると海抜420mの絶壁の下には地中海が見えます。


2010年1月6日水曜日

フランスへ行ってきました

あけましておめでとうございます。といってももう正月3が日はとうに過ぎてしまっていささかピントはずれの挨拶ですね。
こうなったのも実は年末から正月5日まで家族旅行でフランスへ行ってきたのです。
この冬のヨーロッパは寒く各地で大雪となっているのですが、私が行ったのは南仏のニースでした。夏場は世界中からバカンス客が押し掛けてくるのですがこの時期はさすがにここも寒く海沿いの高級ホテルが夏場の半値以下で宿泊できるのです。砂浜が少ないせいか冬場のニースの波はけっこう荒く毎晩波の音を聞いていました。波打ち際には「英国人のプロムナード」といわれる広くて長い長い遊歩道があって人々は、真っ暗なうちから(朝は7時半になってもまだ暗い)せっせと歩いていました。解放感抜群の遊歩道です。
今回は往復ともエールフランスを利用しました。ネットを利用して航空機もホテルも手配したのですが、一番安かったのがエールフランスでしたが、これがすばらしかった。
これまでいろいろな航空会社のエコノミークラスを利用してきましたが、最近のYクラスはどこも「運賃が安いのだからサービスは期待できない」「食事はひどい」「我慢我慢」でしたが、この航空会社のサービス哲学はまったくそれを感じさせず「Yクラスでも最高のサービスを提供する」というのがあきらかであった。
食事についていえば、ソースの味がしっかりしている、おいしいチーズを提供している、デザートに手を抜かない、ワインは決して水ぽい安いものではなくしっかり味のある食事にふさわしいレベルであった。
機内エンターテインメントは驚くほど豊富でしかも航空会社側で中途半端に編集したものではなくCDそのままが聞ける。オペラは最初から最後まで聴けるのである。
webを通じて自宅のpcから前日にチェックインをしたのだが、Yクラスの運賃に30ユーロ(約5千円)上乗せすれば扉のそばの広い場所の座席を提供します、というので喜んでその座席にしたらこれがなんと広い。前に座席がないので実に広々としているのである。お客を喜ばす術を心得た航空会社である、と思った。
唯一の問題点はパリドゴール空港の巨大さである。ターミナル間の移動に30分も歩かされるのにはまいった。

2009年12月19日土曜日

市民後見人養成講座を開設します

品川にあるNPO法人市民後見人の会との連携で1月22日、23日、24日、30日の4日間にわたって溝口で後見人養成のための市民講座を実施することになりました。

4日間、計22時間という長い時間ですが、後見人になるために必要なあらゆる情報を学ぶセミナーです。

同様のセミナーを昨年1月に品川で実施した時には(その時は私は受講生の立場でした。)50名近いみなさんが熱心に受講されました。

受講料は3000円ですが、参加者に配布されるテキスト(関係する法律から実務的な情報まで盛りだくさん)だけでも十分に価値があるセミナーですが、高齢化社会を迎え今後は周囲に市民後見人を必要

とする人が大勢出てくるはずですからこのさい知識だけでも仕入れておいたほうがいいような気がします。

現在集客中で、横浜市や川崎市のあちこちにチラシを配布しているところです。
詳しくは 以下のホームページで。
http://seinenkouken.schools.officelive.com/default.aspx

2009年12月11日金曜日

突然めまいが・・・

11月の中頃だったか、夜ふとんに横になったとたん、眼が周りだしたのです。みえるものがぐるぐる回りだしました。こんなことは初めて。しばらくすると止まったのです。
翌朝ふとんから起きだすとまたもやめまい。
どうも頭を水平にしたり、急に上げたりすると始まるようでした。
気になるので毎月1回通っている心臓の主治医に相談したところ、新宿西口にある脳外科医への紹介状を書いてくれました。
今週の水曜日午後K脳外科を訪問してみました。なんでもそこは日本における名医と評判のドクターとのことでした。
問診のあと検査。円盤の上にしばらく立って重心位置の動きをみたり、脳のレントゲン写真撮影、そして脳のCT撮影をやってくれました。
結果は「良性発作性頭位変換めまい症」とのこと。三半規管が頭の急激な動きに瞬間的に追従できなくなることによるものらしく、めまいが長く続いていないこと、検査結果でも何も異常がないことからさほど問題ではない、との診断でした。私の年代なら普通みられる梗塞の後がまったくない、とまで言われました。
家人にその報告をしたところ私が今後も相当長生きしそうなことが分かって溜息をついていました。
同世代の友人に話をしてみたところ、自分たちは日常的にもっとひどいめまいを普段から受けている、と一笑に付されてしまいました。

2009年12月1日火曜日

思わぬところに紅葉林をみつけました


伊豆天城に紅葉の撮影にでかけました。当日はあいにくの雨。でもその日はようやく1日フリータイムになったこともあり、半分あきらめ加減ながら天候の変化に期待して出発。


1時間ほど走って大井松田と御殿場の中間にある鮎沢という小さなPAに車を止めたのでした。


平日の午前ということもあってほとんど車は止まっていなかったのですが、なんと駐車場の周りが真っ赤な紅葉林になっていたのです。


紅葉前線がちょうどこの近辺まで下りてきていたことをあって、霧が黄色くなった山肌を這い、林の奥には赤い紅葉が散在し実に美しい風景が展開していたのです。


雨模様にもかかわらず興奮しての撮影となりました。こういう思わぬ発見があるのが風景写真撮影のだいご味です。


添付の写真はその時のものです。


残念ながらその日の本命であった天城はすでに紅葉は枯れており、1コマも撮影することなくリターンとなったので、鮎沢の紅葉に気がつかなければ1日無駄骨になったところでした。




2009年11月21日土曜日

アップルパイ 

晩秋ですね。さまざまな果物が出回っていますが、中でもリンゴのうちの「紅玉」がでてくると私は忙しくなります。酸味の強い紅玉りんごはアップルパイ作りに最適だからです。
先週の日曜日に続いて本日も大きな丸いアップルパイを2つつくりました。
紅玉りんご6個の皮をむいて(芯を除くと約1kgになった)、砂糖(250g)と煮ます。皮も一緒に煮るのがコツ。赤い皮のおかげで煮たりんごにきれいな赤みがついておいしそうになるからです。
30分ぐらいしたらレモンとシナモンを加えて冷まします。
パイシートはあらかじめ購入しておいたパイシートを解凍し薄く引き延ばし、丸い強化ガラスの皿に載せて焼きあげます。200度cで約15分程度でしょうか。底のパイ皮が焼けていないと息子からクレームがでる(最近料理のでき具合にきわめて厳しいコメントをするようになってきた。それなら自分で作ればいいのに!)ので要注意です。
次にカスタードクリームを作ります。砂糖、小麦粉、牛乳を混ぜたものに卵の黄身、バター、リキュールを加えます。多くの人は時間省略でカスタードを入れないようですが、紅玉の酸味に対抗するためにはカスタードクリームの甘みがあったほうがおいしくなること間違いなしだと思っています。
焼けたパイ皮の上にカスタードクリームをのせ、その上に煮たリンゴをのせ、パイシートで表面を覆います。あとはオープンに入れて15分ほど焼けばアップルパイのできあがり。
というわけで本日午前中焼いた丸いアップルパイを午後から勤務する青葉国際交流ラウンジに持参してスタッフ全員で感激の試食をしました。

明日はFP協会主催の市民相談会で相談員を担当します。

2009年11月15日日曜日

市民むけのセミナーが無事終わりました。

10月から5回シリーズで開催した市民自主学級「人生百年時代をあなたらしく生きるコツ」が先週木曜日の第5回をもって終了しました。当日は前週を上回る24名の市民のみなさんが参加。前半1時間は私がこれまでのセミナーをまとめと補足のプレゼンを行い、後半は同僚FPによる最近はやりの「エンデイングノート」の簡易版である「安心ノート」(自分たちで製作したもの)の提供と書き方の説明を行いました。

私のプレゼンは以下の内容。
1.誰にでも訪れるサードライフ→元気なセカンドライフのうちの準備が肝要
2.準備の3原則(自己決定、日常生活圏、リスクマネジメント)
3.具体的な課題
4.終の住まいについての選択肢
5.住まい選択にあたってのポイント
6.介護への対策「親の介護は予行演習」
7.認知症と財産保護「成年後見制度」
8.家計の心配「家計のスリム化をめざそう」
9.皆に迷惑をかけない「有終の美」
10.記録を残すことにすすめ。残された人のために。
11.孤独死は周囲が大迷惑。ひとり暮らしのセーフテイネットつくりを

最後に参加者全員から今回のセミナーの感想を聞きました。
「今まで無関心できたが参考になった」「老後がこれほど大変だとは思ってみなかった。気持ちがひきしまった」「生き方を見直すいいきっかけになった」「これまで後回しにしてきたこと。考えかたが変わった」
「安心ノートは宝物。友人たちにも教えたい」
などなど1年間にわたって準備してきた5人の我々FP一同も感激するようなコメントが相次いで寄せられた。
私自身も準備のためにいろいろ勉強しましたが、終わってみて非常に達成感のあった企画でした。

2009年11月8日日曜日

FPフェア2009を開催します

来る11月22日(日)には日本FP協会神奈川支部主催でFPフェアを開催します。場所は溝口の「てくのかわさき」です。今年の秋は神奈川県下の数か所でそれぞれ地元のFPスタデイグループによるFPフェアが開催されることになっており、溝口でのフェアには私が所属するスタデイグループが中心となって企画・運営をするわけです。
当日は無料のFP相談会(私は相談員として参加します)や無料セミナーを開催することになっており、昨日はセミナーのリハーサルを実施しました。
今回のセミナーは「一見有利にみえる金融商品。そのリスクとポイント」をFP上浪氏、「知っておきたい相続の知識。奪い合う損を避けるために」をFP秋田氏がそれぞれ1時間講演することとなっています。
詳細・申込はFP協会神奈川支部のホームページhttps://www.jafp.or.jp/tbb/?hojin_cd=914
で。セミナーにはすでに50名近い申し込みがあるとのこと。
昨日のリハーサルでは講師のプレゼンに対して「わざわざFPの話を聞きにきてくれる人たちにこの程度では満足していただけないのでは?」等々容赦ない注文が仲間からだされ、これからの1週間講師の人たちは内容の練り直しで大忙しとなるはずです。
リーマンショック以降人々の関心は資産運用(いかに増やすか?)よりも相続問題に移ってきた傾向があります。
5日に実施した「人生百年時代」の市民セミナーでも相続に関して多くの質問が出ました。
争族ではなく、スムーズな相続に向けて事前にどう知恵を絞るかが問われる時代です。FPの活躍する領域もこのあたりにありそうです。

2009年11月2日月曜日

今年の紅葉




10月初め紅葉を撮影しようと青森の八甲田山へ行ってきました。青森空港から1時間でロープウエイの乗り場に着きます。中腹の酸ケ湯温泉のあたりが紅葉していました。添付の写真はその時のもので逆光をあびた1本の木が真っ赤に輝いた瞬間です。


もう1枚の写真は福島県の磐梯吾妻スカイラインでの紅葉です。山腹の赤と緑のコントラストが見事です。


北から降りてきた紅葉前線は今は関東地方にさしかかってきました。これからが美しい時期ですね。


さて溝口で開催している「人生百年時代をあなたらしく生きる」セミナーシリーズもすでに3回が終わりました。毎回20名以上の市民が参加し熱心に聴講しています。


11月12日の最終回には全体総括のプレゼンを1時間私が担当します。現在そのパワーポイント作成をやっている最中です。人生の第四コーナーに向けて何をどう準備していかなければならないか、をわかりやすく説明していくつもりです。


またこの場でご報告いたします。

2009年10月23日金曜日

上野千鶴子講演

水曜日午後には日比谷公会堂で家事調停委員の集まりがあった。前半の部には東大の上野千鶴子教授の講演があった。
上野教授には社会学のなかでジェンダーに関する刺激的な分析・著書が多く最近は大ベストセラーとなった「おひとりさまの老後」が有名。
本人いわく最近は「おどし系」から「いやし系」に変身した、とのこと。
講演は日本の家族の変貌に関する話から始まった。
日本では性と愛と結婚が一体化したこれまでの家族が崩壊してきており(欧米ではとうの昔に崩壊)若者世代との間に大きな世代間ギャップが生じてきていること。
晩婚化・非婚化が少子化の要因になっているが、60年代日本の全員結婚社会(誰しも結婚して世帯をもてた時代)は歴史の中ではきわめてまれな時代であったこと。
政策による人口対策には効果がないこと。ましてや金銭インセンテイブ(子育て支援金のことか)には効果がないこと。
少子化、人口減少、おひとりさま世帯を前提とした社会設計をしていく必要があること。格差社会から連帯社会へつくりかえていく必要があること。
などデータをもとに示唆に富んだ講演であった。

2009年10月9日金曜日

市民自主学級セミナー 高齢者の住み替え問題

1年前から準備してきた川崎市高津区市民自主学級「人生100年時代をあなたらしく生きるコツ」の第一回セミナーが昨日開催されました。台風上陸ということでハラハラしたのですが開始時間の14時にはほぼ満席の40名弱の市民のみなさんが参集してくれ、シニアライフ情報センター事務局長の池田敏史子さんの話が始まりました。途中休憩もとらずほぼ2時間にわたって高齢者のすまいの問題について熱の入った講演となりました。
多くの介護施設を調べかつ入居者の相談相手をしてきた池田先生の話には説得力がありました。

誰でも現在住んでいる自宅で終えることを念願するが、75歳以上の介護期になるとそれを実現するにはたいへんな費用がかかること(介護保険をつかっても月額40万円近い費用負担が発生するとのこと)、今の時代子供たちもあてにはできないことから結局介護体制のある施設に住み替えていかざるをえないのが現実。その場合のポイントとしては

1.現在の生活との連続性のあるすまいとすること(地域、仲間、家族、生活スタイルとの連続性)
2.判断力・体力のあるうちに決心すること(介護が必要になってからでは遅い)
3.自宅の整理・処分は早めに(売却や処分には時間がかかるし足元をみられる。)
4.バスの便など生活の足が確保されている場所へ(外出できなくなると衰えは早い)
5.食事への配慮がされている施設
6.介護付きの場合はデータでその質をきちんと見ること(職員の定着度など)
7.早めの住み替え(特に生活管理能力のない人、子供がいない人、孤独感が強い人)
8.保証人・身元引受人を確保すること(どこへ入居するにしろ要求される)

しめくくりのことばとして
「高齢者にとって理想的な住み替えというのはもはや絶対に存在しない。結局何かを捨てて何かを拾うという覚悟が必要である。自分の老後の暮らしをイメージし、住み替えの目的の明確化、自分自身の条件整理、事前の情報取得などをやっていくことが大事である。」

アンケートをみるとみなさんたいへん満足されていたことが伺われた。主催した我々も大満足。
来週は第2回目で介護保険についての講演を予定しています。

2009年10月6日火曜日

生活保護の実態

ライフプランを考えていく上でセーフテイネットの最後の砦としての生活保護について知っておく必要があろう。
生活保護法第1条では「日本国憲法第25条の理念に基づき国が生活に困窮するすべての国民に対して、その困窮の度合いに応じて必要な保護を行い最低限度の生活を保障すること」を規定している。
そしてすべての国民はこの法律による保護を「無差別平等」に受けることができるのである。
生活保護は国が定めた「最低生活費」と、その世帯の現実の収入の差をみて不足分が支給されます。
では国が定める「最低生活費」とはいったいいくらなのでしょうか?それは次の8つの扶助から成り立っており、それぞれについて扶助基準額が決められているのです。
1.生活への扶助 生活している地域や世帯を構成する家族の人数や年齢によって決められていますが、横浜市に在住している標準的な3人家族の場合だと月額165、180円。高齢者の単身世帯だと79,530円です。
2.住宅への扶助 家賃、地代、敷金、礼金、住宅補修費などの実費相当。横浜市に在住している6人以下の家族だと基準値は69,800円以内。
3.教育への扶助 基準額+教材費+給食費+通学交通費+学級費+夏季施設参加費 などについて金額が決められています。
そのほか 4.医療扶助 5.介護扶助 6.生業扶助(自立のために技能を身につける費用)
7.出産費用 8.葬祭費用
いっぽうその世帯の収入については 就労による収入に加え 親族による援助、年金収入、資産収入(貯金や保険は解約、不動産は売却が前提)などが加味されてくる。利用できる資産、能力その他あらゆるものをその最低限の生活維持のために活用することが要件となるわけである。
生活保護を受けると国民健康保険の資格がなくなる。代わりに福祉事務所から「医療券」を受取り、それを指定された医者に持参して診療を受けることになるのが大きな変更点である。もちろん地方税、住民税は免除される。
ではいったいどれほどの世帯が生活保護を受けているのであろうか?
全国平均でみると 全世帯の1.3%程度であるが、横浜市の場合 1.5%、大阪市にいたっては 4.8%(ほぼ20世帯に1軒、つまり50世帯に1軒)にもなるのは驚き。
ちなみに生活保護を申請すると 預貯金、保険、不動産等の資産調査、就労の可能性調査、扶養義務者による扶養の可否の調査、就労収入の収入調査などが行われるし、支給後は年数回の訪問調査、収入・資産の届け出が義務化される等生活実態の確認が福祉事務所によって行われる。
生活保護についてはいちおう知識を持っているだけにすませたいものである。

2009年10月2日金曜日

心臓病その後

昨年の1月に心臓の手術を受けています。手術は成功し現在はまったく以前と同じ通常通りの生活をしているのですが、血圧を下げる薬を毎日飲んでいます。おかげで手術前140あった最高血圧が現在は100で安定しています。心臓の専門医である主治医の言では100/70という血圧が心臓はもとより血管にとっても負担が少ない一番いい値だそうで、老化に伴って生ずるさまざまなリスクを軽減することが可能とのことでした。
しかし薬の副作用が発生しました。最近になって肝臓の状態を示すγGTPの数値が急激に高くなってきたのです。標準値が80以下といわれている数値がこの夏には250にまで跳ね上がってきました。当然酒はダメなレベルです。疲れやすいとかだるいとかの自覚症状もないのでさほど気にすることもない、とは思いつつも沈黙の臓器といわれる肝臓ですし心臓がよくなった代償として肝硬変や肝がんになるのも勘弁(大好きなワインが飲めなくなる)なので、この夏はγGTP改善のために薬の変更はもとより、酒量の抑制を敢行してみました。とはいうものの暑い夏でしたのでビールやワインはコップ1杯程度で我慢しノンアルコールビールへの切り替えです。特に血液検査の前は1週間の断酒です。
そして結果は見事110まで低下しました。
なんと主治医からは「酒を飲んでもいい」とまでお墨付きをもらったのでした。
定期的に医者に通って内蔵の状態を検査していくことの必要性を痛感した夏でした。