前回のこのブログで取り上げた「大盛況の乗り合い保険代理店」の裏話に続いて今回は保険販売におけるセールストークへの注意点をとりあげてみましょう。(出典は週刊ダイヤモンド誌)
1.「入院したら多額の費用がかかります」「もしもの備えは万全ですか」→健康保険にある高額療養費制度を考慮していない。実質的な負担額はさほど多くはならないはず。
2.「保険の対象外である先進医療費は高額(300万円を超えるものも)になる」→300万円もするような治療は先進医療のうちほんのわずか。そうした高額治療を実際にうける人は多くない。先進医療という言い方がされているが実態は「新規開発医療」。実験段階のようなもので特にがん治療では効果がでる人はそう多くない、とのこと。取り扱える病院も少ない。
3.「がんはこわい病気です。死因のトップががん。現代では2人に1人がかかります」→がんにかかる率が高くなるのは高齢(50代以降)になってから。若いうちにがん保険に入る必要性は薄い。
4.「持病があっても入れる保険」→保険料は割高。給付条件は厳しく、給付金額は他の保険に比べ少ない。契約してからかなりの期間がたたなければ給付の対象とならない場合も多い。
5.「保険満足度ナンバーワン」→保険金の支払いが終了した後の保険会社からくるアンケートの集計結果。客観性に乏しい。
会社も家庭も収支改善のコツは固定費の見直しですよね。保険料はいったん契約すると長期にわたって固定的に出費されていきます。最低限必要な保険は何かを見極め貯金と保険のバランスをとることが重要だと思います。
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