2010年4月16日金曜日

最近の離婚の特徴

家裁での離婚調停の現場に立ち会っていて驚くことのひとつが「親子べったり離婚」の増加である。
「自分の実家の意向ばかりを気にする(親離れができていない若夫婦)」「金も口も出す元気な親」「不況で収入が少なく将来の見込みがない夫婦」という条件がそろうと即離婚話がでてくる(「いきなり離婚」というらしい)のが現代である。
いつの時代でも若夫婦と実家の親との距離の保ち方はたいへん難しいもの。ものわかりのいい分別のある親であれば未熟な若夫婦をやさしく見守っていくのだろうがそれは理想論。
「子はかすがい」といわれ子供が接着剤の役目を果たしていることをいわれた時代もあったが、それは過去の話。今の親は経済力も体力もヒマあるので子供のめんどうをみるのは平気である。むしろ娘と孫を自分のもとに「取り戻し」、女3世帯で暮らすことが快適ですらあるようである。
そうかと思えば息子の嫁の言動が気に入らなくて息子に離婚を迫る親もいる。それに唯々諾々と従う男も問題ではあるが。
離婚そのものは夫婦のどちらかが反対すれば成立しないが、周囲との人間関係が悪化したままではあかるい家庭を築いていくのは至難の業であろう。
結局は夫婦お互いが成長して周囲の雑音を気にしなくなるのを待つしかないのであるが、現代における価値観の混乱、若夫婦の経済的苦境が家庭のありかたにまで影響を及ぼしているのである。

0 件のコメント: