土曜日のテレビで老後に受給する年金を増やす方法を紹介していた。
「ローマは1日にならず」をもじって「老後は1日にしてならず」と紹介していたがまさしく年金を確保していくためには若いときからの地道な努力(保険料支払い)が大切なのである。(このあたり社会保険庁の手先みたいな言い振りではあるが・・・)
国民年金に最低25年間加入していれば65歳から老齢基礎年金がもらえることになっている。
この金額は25年保険料を支払っていれば年間495、100円、たとえ40年間支払っていても年間792100円しかもらえないことになっている。
そこで自助努力でこの金額を増やす方法としては以下のやりかたがある。
1.保険料支払い期間が40年に満たなかった人はできるだけ40年に近づけるよう64歳になるまで保険料の支払いを継続する。(年間169、200円の支払いをすることで老齢基礎年金受給額は年間19、800円増額となるので9年で元が取れる。)
2.自営業者の人ならば付加年金に加入すると加入月数x200年が老齢基礎年金に増額される。(仮に10年間加入しておけば65歳から2年間でもとが取れる計算。たいへんお得)
3.自営業者の人ならば国民年金基金に加入すれば65歳から終身年金が受け取れる。(ただし加入できる人には条件があるので注意)。現時点では確定利回りで1.75%で運用してくれるので今の時代であれば有利である。
4.年金の支給繰り下げ。65歳からの年金支給開始を遅らせる方法。1ヶ月支給開始を遅らせると0.7%年金額が増加されるので仮に5年遅らせると42%も年金額を増加させることができる。(65歳以降も年金をもらわないで生活できる人ならばお奨め。)
5.支払う保険料の割引制度を活用。口座振替や1年分の保険料前納を行えば割引される。
支払った年金の保険料については税金計算面でも有利な取り扱いになっている(全額所得控除対象)ので運用先としても有利であると思います。
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