ライフステージ別にみたこれまでのファイナンシャルプランニングの世界は
1.子育てステージにおける住宅費、教育費の捻出策
2.子育てがほぼ終了し老後のゆとり生活実現ための方策 でしたが
人生100年時代ともなると新たに考慮が必要となるのが、90歳を超えてからのおひとりさま時代に要介護状態となったことを想定しての資金準備です。
95歳で転倒骨折し寝た切り状態の義母の介護を目の当たりにしてみると従来高齢者の世界で言われてきた通説には大きな変更が必要だと思うようになりました。
誰でもが描くのは「自分らしい生活を送るための自宅介護のすすめ」であり「お金は子孫に残さず自分たちで使い切ろう」できるだけ「子供たちには迷惑かけたくない」
増え続ける高齢者に対して収容できる施設に限界があることから「自宅で」となるのですが、それはスペース的にゆとりがあって十分な人手がある自宅なら可能かもしれませんが
都会の核家族では無理な話。
そこで施設介護を願っても手元に現金がないと入居もできない。いくら資産価値のある自宅をもっていても現金化できなければ無理な話。
そばに誰かついていないと無理な寝た切り状態での自宅介護は結局家族にしわ寄せがくるしか考えられない世界。
こうして見るとこれまでの通説は大きく見直していかなければならないと思います。
義母の場合は幸いなことに手元にかなりの現金があったから施設入居できましたがもしこれまでのファイナンシャルプランでいわれてきた余裕ある老後の必要金額(月28万程度)しか準備してなかったらまったく展望が切り開けないと思いました。
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