なんと車の前のバンパーに小さなスクラッチ傷がある、というのです。
車を借りる時の確認ではそのようなものは何もなかったし、その後運転中に他車との接触事故は何もなかったし、駐車は屋根付きの有料公共駐車場にしたはずですし全く身に覚えがないことでした。
添付の写真がそのスクラッチです。
でも確かに黒い引っかき傷が数か所見られます。でもこのスクラッチはその周囲に傷やへこみはみられないし場所もバラバラですしどうみても他車との接触や建造物とのこすりでできたものとは考えられません。借りた車はなんと日本車のスバルのワゴン(LEVORG)ですので欧州車に比べ塗装面が弱い(?)のかな?とも思ってしましました。これまで多くのレンタカーの経験がありますが日本車は今回初めてだったので。
この程度のスクラッチなら普通ならタッチペイントでカバーしてしまう程度のスクラッチですが、ハーツ側の修理請求額というのがなんと830スイスフラン(約9万円)という驚く額です。
ヨーロッパでレンタカーをしたところあとから法外な料金を請求された、という話題を聞いたことがありますがおそらくこれですね。
通常のレンタカー料金に含まれている車両保険は2000スイスフラン以上の事故のみが免責(つまり2000フランまでは支払いが発生)ということですので830フランの修理については全額自己負担となってしまいます。(日本での車両保険は通常免責5万円程度ですので免責額そのものも割高です)
ハーツ側の言い分としては貸出の時に手渡した記録には何もそのような傷の存在はないのであくまでも今回の走行中にできたものだ、ということです。そこまで細部にわたって確認して使用開始したわけではないし帰国間際の空港でのやりとりではこちらに勝ち目はありません。
でもラッキーだったのは今回のレンタカーに関してはスーパーセーバー保障という自己負担額を0とするフルカバー保険に加入していたことです。そのための追加の保険料が300フラン(約3万円超)もかかったのですが、この保険のおかげで結果的には830フランもの修理費支払いを免除できたわけです。
スーパーセイバー保険はそれをつけなくても車のレンタルは可能ですし安上がりです(レンタカー料金は5万円程度で済んでしまう)のでこれまでは付けてきませんた。今回初めてつけてみたわけですがさっそくその恩恵を受けた形になりました。
あたり前といえばそうなのですが、自分が注意していてもどこでどう車両の損害事故が発生し費用を請求されるかわからない、のでレンタカー契約に際してはケチをしてはならない、という念を強くしました。
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