「不倫」だとか「暴力」が「離婚」の原因としては多いのですが、最近では「相続問題」に端をはっした「離婚」や「離縁」がでてくるようになりました。
1.70代後半の妻から3歳年下の70代の夫への離婚話。
二人とも年金暮らし。子供はもう独立。夫婦ふたりきりで老後を仲良く、とはいかなかった.
その理由は相続問題。
妻には先祖代々受け継いできた土地があり、万一自分が夫より先に死んでしまった場合はその土地が夫のものになってしまうことを心配。遺言や生前贈与ではなく長年連れ添ってはきたものの最近夫婦仲があまりよくない夫と「離婚」することで解決したいというもの。
残された遺族の生活保障のための相続制度が逆に家族関係を破壊することになってしまったわけ。
2.子供のいない資産家夫婦が身寄りのない親戚の子供と養子縁組してわが子のようにめんどうをみてきたものの、成人して自立したその養子が最近自分たちのところに寄りつかなくなってきたことに不安を感じ始めた資産家夫婦の話。
自分の財産が養子にわたってしまうことに危機感を感じた資産家夫婦はもう十分にめんどうをみてきたのだからそろそろ養子縁組を解消しようとしたところ養子から拒否された話。
一方的な「離縁」は認められませんのでさあたいへん。円満解決むずかしそうです。
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