2015年12月13日日曜日

ブロードウエイミュージカル「シカゴ」

今月ニューヨークからのミュージカル「シカゴ」が渋谷で上演されています。クラッシックフアンの私ですがふだん仕事に忙殺されている息子を誘って家族で見に行ったのです。
本場のミュージカルですがもっぱらの話題は徹底的な悪女のロキシーハート役を演ずるマッサンの主演女優シャーロットです。
マッサンを通じて日本人に最も愛されたアメリカ人俳優のシャーロットでしたが、ミュージカルの舞台上でも大活躍でダイナミックな踊りも含めなかなかおもしろいミュージカルでした。

以下新聞の劇評です。

見違えるほど色っぽく進化した「マッサン」の女房/芸能ショナイ業務話

サンケイスポーツ 12月6日(日)14時2分配信
 よくぞ短期間のうちに、ここまで進化したものだと正直、感心した。今年3月で終了したNHK連続テレビ小説「マッサン」のヒロインを演じた米女優、シャーロット・ケイト・フォックス(30)である。

 今月4日から東京・渋谷の東急シアターオーブで、先月末に米ブロードウェーデビューを飾った主演ミュージカル「CHICAGO」を上演中。ミニのセクシーなドレスと黒いタイツで歌い踊り、殺人を犯しながらもスターにのし上がろうとする不倫人妻の悪女、ロキシー・ハートを演じている。

 何が進化したかと言うと、歌唱力と体全体の身のこなしだ。ブロードウェーで記者が現地取材したときは正直、緊張からか顔も体もほっそりしていた。歌声もどこか自信なさげでダンスも少々、心もとなかった。ところが、2週間以上、現地で満員の客席を満足させたからか。

 表情が豊かになったし、歌声も格段に幅が出た。伸び伸びとよく通るし、ジャズナンバーの数々を安心して聴ける。しかも、愛人をピストルで殺害した後に「おしっこ、もれそう!」と叫ぶ姿にはもう、「マッサン」で演じた良妻賢母エリーの面影はない。

 それにブロードウェー初日より太ももをはじめ体全体の肉付きがよくなった印象で、他紙の記者も「ロキシー・ハートというか、セクシー・ハートだね」とうなった。関係者も「発声練習などを重ねた努力はもちろん、ブロードウェーで自信がついたのでは。それが歌にも体全体にも出てきた」と太鼓判を押す。

 全編英語だが、日本語の字幕スーパー付き。同所で23日まで、26、27日には大阪・梅田芸術劇場でも上演される。寒さが募る季節だが、シャーロットのステージは大人の心を揺さぶる熱気に満ちている。(M)

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