最初は「禁煙」に関する話題。「ホタル族」といわれる人たちがいます。マンションのベランダで喫煙している人たちのことですが、タバコの火が夜間はホタルのように見えるからそう呼ばれています。
もともとは家族の健康を気遣い部屋の外でタバコを吸うお父さん族のことですが、禁煙運動が盛んな今でもかなりいるはずです。
ところが今や受動喫煙による健康被害防止の動きもあって職場もレストランも新幹線も飛行機も全面禁煙が主流ですので愛煙家にとってはせめて帰宅後に自宅のベランダでゆっくりと気兼ねなくタバコを吸いたい、ということでしょうか。
ところが最近画期的な判決がでてしまいました。2012年12月名古屋の裁判所がマンションベランダでの喫煙行為が階上の住民に精神的苦痛を与えたとして賠償を命じる判決を出したのです。
住民どうしのトラブルを避けるためにもおそらく今後はベランダ等の専有部分での禁煙がマンション管理規約や規則で一般化する可能性も大きいでしょうね。
もはや「ホタル族」という言葉それ自体が死語になってくる運命にあるのかもしれません。
2つめは規模の大きいマンションには必ずあるという駐車場の話題。最近の若者のクルマ離れや人口構成の高齢化、公共交通機関の発達などから都心部のマンションでは駐車場利用者の減少が始まっています。都区部にあるマンションの駐車場の平均利用率は75%とか。この傾向が続いていくと困る問題がでてきます。駐車場収入が減少していくと管理組合の収入が減少するということ。修繕積立金を取り崩したり、管理費を値上げするなりして帳尻をあわせる必要がでてくるのです。空いた駐車場を第三者(非居住者)に貸すとなると、収益事業とみなされ管理組合に税金が課せられるのでそう簡単ではありません。ではいっそのこと駐車場を造らなければいいのでは?それはその地域の条例で一定規模以上のマンションでは必ず駐車場をつくることを義務付けていることが多いのです。クルマ離れの影響は深刻です。
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