2012年10月18日木曜日

いい会社を探して投資をしている鎌倉投信

昨晩はFP仲間の勉強会。鎌倉投信という投資会社の運用責任者である新井和宏氏を招いて話を聞いた。
この会社は文字通り鎌倉に本社を置き、築85年の古民家で社員10名ほどで2010年から投資活動(「結い2011」という投資信託を直販している)を展開している。
投資のポリシーはすぐれた技術をもち顧客・消費者・社会・従業員を大事にして事業を展開している「いい会社」「応援して投資したくなる会社」「成長していってほしい会社」「これからの日本に必要とされる企業」を探し出してそこに投資するというもの。
ホームページ(http://www.kamakuraim.jp/blog.html?div=kamata&article=416)をみると具体的に載っているが有名な大企業はひとつもない。
鎌倉投信がTV「ガイアの夜明け」等で好意的に紹介されたこともあり30代、40代の若い人たちの積立投資を中心として顧客口座数は飛躍的に伸びており、現在は3439口座、資産残高20億とのことであった。
気になる運用成績であるが、「いい会社」38社を探し出して組み入れて実績リターンは年率で2.6%とのこと。これはこの間のTOPIXの推移(-10%)を大きく上回っており奮闘しているといえよう。
新井氏の話の中では
現代のすぐれた会社の特徴として
1.地方にある。2.リストラをしていない。3.自己資本比率が高く赤字になることがない。
4.研究開発比率が高い。 5.人材育成に熱心
があげられていた。
そして日本株の特徴としては
1.自動車・電器産業に依存していること。2外需に依存していること
3.少子高齢化などの社会的問題があまりに大きすぎること
からこの20年間リターンがない状態が続いており、今後も成長は望めないとのことであった。
投資サイドからは悲観的になりがちな話が多い現代ではあるが鎌倉投信のような前向きな会社の話を聞いて希望が持てました。


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