高齢化の進展を受けていまや介護保険制度はなくてはならないものになってきています。(制度ができてから11年たちますが利用者は400万人をこえています。利用者からの評価も高く制度としては着実に定着しているようです)
昨年の通常国会において今後の介護サービスの方向を決定していく法律(介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案)が成立しましたのでご紹介しましょう。
1.今後の介護の方向つけ→高齢者の尊厳を保持し、自立支援を一層すすめていくために地域の中学校区を基本とする日常生活圏域において医療・介護・予防・住まい・生活支援サービスを切れ目なく提供する「地域包括ケアシステム」の構築。つまり単身や重度の要介護者であってもできる限り在宅生活を継続できるシステムつくりということです。体が動かなくなったら施設で、という時代ではない、ということですね。
2.そのために「日中・夜間を通じて訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら定期巡回・随時対応サービス」を行える体制つくりの創設。単身・高齢者のみの世帯に対する配食や見守り等の生活支援サービス。つまり市町村が主体となっての「介護予防・日常生活支援総合事業」の展開
というのが骨子です。具体的に誰がやるの?そのための組織・人材どうするの?市町村で状況把握やれるの?など現状をみると疑問・不安がありますね。
これから高齢期を迎える我々としては在宅での介護生活を可能とするための準備(情報収集、財政準備、人的ネットワーク確保、居住環境準備など)に迫られそうですね。
銀座でフェルメールの全作品を展示した展覧会が開催されていますので行ってきました。もちろん本物ではなくデジタルでのリメイク版ですが。
http://www.vermeer-center-ginza.com/
これまで何点か本物をみてきたのでついつい比較してしまうのですが、リメイク版だとフェルメール絵画特有の光の粒子の輝きがちょっとみられないのが残念でした。全作品を通してみると名作といわれているものの他に並のものもあるのだな、という変な発見もありました。
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