最近「保険の窓口」というはでな看板を掲げた店を街の目立つところによくみかけませんか?TVのCMにまで登場しています。
この新しい業態の店の特徴は小さな店舗ながらも、生保16社、損保17社もの保険商品をそろえており、「保険会社にとらわれないで中立的なコンサルテーション」をしてくれる、というのがうたい文句です。
10年ほど前に設立されたにもかかわらず今では全国234店舗にまで拡大しており、売上も大きく伸ばしているようです。
実は従来保険会社は自社の商品のみを扱う代理店を多数抱えて営業活動、顧客対応をしてきたのですが、保険の自由化による競争激化によって経営基盤がぜい弱化していくにつれ(倒産する保険会社もでてきた)手数料の削減、代理店の淘汰が行われてきました。
顧客との接点を確保し、販売を担う拠点として新たに発生したのが「保険の窓口」にみられる総合保険ショップです。経営陣は保険会社にいたことがある人が多く、窓口スタッフはFP資格所有者が多いようです。似たようなショップとしては「保険の見直し本舗(144店舗)」があります。
「顧客の立場にたった中立的な相談窓口」を標榜していますがあくまでも保険代理店ですので顧客が契約することで保険会社から得られる手数料を収入としているわけですから本当に顧客の立場にたっているのかわかりません。
保険については一度契約すればその後は毎年定期的に顧客からの入金が期待できるので一定程度の契約さえとれればけっこうおいしい話ですね。
それに昨今の家計防衛の話のなかでは保険の見直しは一番効果のでそうな部分ですから相談にくる人も多いようです。
次回からは「保険の見直し」のコツについて解説してみましょう。
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