最近の事例から。
夫との仲が険悪となり奥さん単独で別居するケースがあります。別居する奥さんも生活のために仕事をしていることが多いので、このような場合幼い子供は夫のもとに残され、多くの場合夫の親が子供のめんどうをみていくことになります。さまざまな事情がからむのでいちがいに子供を残して別居に踏み切った当人たちを責めるわけにはいきません。
さて通常の場合 別居した母親からは夫に対して子供と面会させてほしい、という要求がでてきます。
これは親としての母親の当然の権利ですし、どんな事情があったにせよ子供にとっては親と面会することはバランスのとれた成長をしていくためには必要なことだといえます。
でも理想的にはいかないのがこの世の現実。感情のもつれです。
夫側はたとえ面会の必要性が頭でわかっていてもなかなか快く面会要求に応じない場合が多いのです。
「勝手に出て行って残された家族の身にもなってみろ」「子供が会いたがっていない」
「顔をみたくない」「連れ去られるのではないか不安」
夫の背後で子供の世話をしているじじ・ばばの存在を感じる時もあります。通常この人たちは当然嫁の味方にはなりません。
日ごろこうした問題に直面していると日本の民法では「共同親権」という発想がないため余計解決がうまくいかないような気もします。
あるべき姿に法律が追いついていってなく現実が紛糾している、ということでしょうか。
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